GOが伸びればFIGも伸びる?タクシーDXを支える「本当の収益柱」を深掘り

企業深掘

「GOが伸びているなら、FIGも一緒に伸びるんじゃないの?」

そう思ったまろぴー。

だって、どちらもタクシーDXに関わる会社です。

ところが調べてみると、2社は同じタクシー業界にいながら、立っている場所がちょっと違いました。

GOが“お客さんを乗せる入口”なら、FIGは“タクシー会社を裏から動かす司令室”。

しかもFIGにとって、この裏方事業はおまけではありません。

半導体やドローンよりも先に、いま会社の売上と利益を支えている本物の収益柱だったのです。

🐥 まろぴーの今日のギモン

GOの利用者が増えたら、FIGにもお金が入るの?
そもそもFIGは、タクシーのどこで稼いでいるんだろう?

今回は、GOとFIGの関係、FIGのタクシー事業の強さ、そして自動運転時代の可能性まで、かわいく深掘りします。

FIGがどんな会社なのかを先に知りたい方はこちらからどうぞ。

▶ 半導体装置で急騰したFIG、実はドローン・ロボット・タクシーDXまで持っていた

FIGといえば半導体?ドローン?いいえ、本命はタクシーDXです

最近のFIGは、AI半導体向けの自動化装置で注目を集めました。

さらに調べてみると、農薬散布、物資運搬、災害対応などに使えるドローンまで持っています。

どちらも将来が楽しみな事業です。

でも、ここでまろぴーは決算資料を見てびっくり。

🐥「あれ?いちばん稼いでいるの、半導体でもドローンでもない……!」

現在のFIGを支えているのは、グループ会社のモバイルクリエイトです。

モバイルクリエイトは、タクシー・バス・物流会社向けに、配車システムや車載端末、決済サービスなどを提供しています。

FIG自身も2026年12月期第2四半期の決算説明資料で、モバイルクリエイトを堂々と「主力・牽引」と表現しています。

つまり、

  • タクシーDX:現在のFIGを支える太い幹
  • 半導体・ロボット:これから伸ばしたい成長枝
  • ドローン:将来化けるかもしれない新しい芽

という関係です。

FIGは夢だけを追いかける会社ではありません。

すでに稼いでいる基盤事業を持ちながら、半導体やドローンへ挑戦している会社なのです。

数字を見ると、本当に「収益柱」だった

「収益柱っていうけど、本当にそんなに大きいの?」

数字も確認してみましょう。

FIGの2026年12月期第2四半期決算説明資料によると、2026年上期の会社別売上高は次のとおりです。

会社2026年上期売上高前年同期比
モバイルクリエイト32億4,500万円+22.7%
REALIZE26億5,900万円+19.2%
ケイティーエス9億7,500万円▲17.1%
その他6億3,500万円+14.7%
FIG連結75億1,600万円+13.7%

モバイルクリエイトだけで、FIG全体の売上高の約43%を占めています。

でも、本当に注目したいのはここからです。

モバイルクリエイトの売上総利益は12億4,600万円。

FIG全体の売上総利益21億6,400万円に対して、約58%をモバイルクリエイトが稼いでいます。

🐥「売上は4割ちょっとなのに、粗利益は約6割!?」

そうなんです。

モバイルクリエイトは売上規模が大きいだけでなく、FIGグループの利益を生み出す中心にもなっています。

半導体装置やドローンの材料だけを見ていると、この大事な部分を見落としてしまいます。

🐥 まろぴーの超ざっくり解説

半導体とドローンは、これから実がなるかもしれない期待の枝。
タクシーDXは、いまFIGを倒れないように支えている太い幹!

FIGを見るなら、派手な枝だけじゃなくて幹も見なきゃだね🌳

FIGはタクシーの何をしているの?

まろぴーが最初に思ったのは、

「FIGもGOみたいな配車アプリを作っている会社なの?」

という疑問でした。

FIGの仕事は、それだけではありません。

タクシー会社の裏側には、たくさんの仕事があります。

電話やアプリから注文を受けて、近くにいる車両を探し、乗務員へ迎車場所を伝える。

車両がいまどこにいるのかを管理し、乗客を乗せたあとは、運賃を計算して決済する。

FIGは、こうしたタクシー会社の業務をまとめて支えています。

中心となるのが、クラウド型タクシー配車システム「新視令forクラウド」です。

主な機能は次のとおりです。

  • 車両の位置・動態管理
  • 自動配車
  • 配車データの分析
  • 車載タブレットとの連携
  • ナビゲーション
  • 乗務員との音声通話
  • 配車センター業務の効率化

さらに、タクシーメーターと連動したマルチ決済端末も提供。

クレジットカード、電子マネー、コード決済など、複数の支払い方法に対応しています。

そのほかにも、LINE配車、デジタルチケット、自動音声応答、到着通知、配車室のアウトソーシングまであります。

🐥「配車だけじゃなくて、お客さんを乗せる前から支払いが終わるまで、ずっとFIGが関われるんだ!」

詳しいサービス内容は、FIG公式サイトのタクシー向けソリューションでも確認できます。

GOとFIGは、同じようで違う会社

それでは、GOとFIGの違いを並べてみます。

比較項目GOFIG
表にいるのは?乗客が使う配車アプリタクシー会社側のシステム
主な役割乗客とタクシーをつなぐ配車・車両・決済を管理する
主な利用者乗客・法人利用者タクシー会社・乗務員
強みアプリ利用者と加盟車両現場に組み込まれた業務基盤
収益機会配車回数や利用者の増加導入、通信、利用料、決済、保守

まろぴー流に表現すると、

GOは、街でお客さんを集めてくる“受付係”。
FIGは、集まった注文を車両へ届ける“司令室”。

GOは乗客から見えやすい存在ですが、FIGは普段ほとんど見えません。

でも、どれだけ注文が増えても、タクシー会社の裏側が対応できなければ、車両を効率よく動かすことはできません。

まさに「見えない黒子」です。

GOが伸びれば、FIGも伸びるの?

ここが今回のいちばん大事なところです。

結論は、

GOの成長はFIGにも追い風になりやすい。
でも、GOの売上がそのままFIGに入るわけではない。

です。

GOの利用者や加盟車両が増えると、タクシー業界全体でアプリ配車が当たり前になっていきます。

するとタクシー会社側には、

  • アプリから来る注文を処理したい
  • 車両の位置をリアルタイムで知りたい
  • 近くの車両へ自動で配車したい
  • 乗務員へ正確に情報を送りたい
  • キャッシュレス決済に対応したい
  • 配車データを分析したい

という需要が生まれます。

これは、FIGが得意とする領域です。

GOがタクシーDXの市場を広げれば、その裏側を整備する需要も大きくなる。

その意味では、GOの成長はFIGにとってもプラスになりやすいと考えられます。

🐥 まろぴーのイメージ

GOがタクシーDXの大きな道路を作る!

その道路をたくさんのタクシーが走るために、FIGが信号や司令室、料金所を整える!

道路が広がれば、FIGが活躍できる場所も増えそうだね。

でも「GOが100円稼ぐとFIGにも入る」ではない

ここで、まろぴーの早とちり防止タイムです。

現時点の公開情報では、

  • GOの配車件数に応じてFIGへ手数料が入る
  • GOの加盟車両すべてにFIGの端末が入る
  • FIGがGO向け端末を独占供給している
  • GOとFIGに資本関係がある

といった直接的な関係は確認できません。

そのため、

「GOが伸びているから、FIGの売上も必ず同じように伸びる」

とまではいえません。

GOとFIGは同じタクシーDX市場にいるため、サービスの領域によっては補完関係にもなりますが、将来的に一部で競合する可能性もあります。

🐥「同じ波に乗っているけど、同じ船ではないんだね!」

FIGへの効果を確認するときは、GOの利用者数だけでなく、FIG自身のシステム導入数やモバイルクリエイトの売上、サブスク収入を見る必要があります。

FIGが強いのは「売って終わり」じゃないところ

FIGのタクシー事業には、もうひとつ大きな魅力があります。

それが、継続的に入ってくる収入です。

配車システムや車載端末は、一度販売したら終わりではありません。

導入後にも、

  • クラウド利用料
  • 通信サービス
  • 保守・運用
  • 決済関連収入
  • ソフトウェアの更新
  • 追加機能の提供

などの収益機会があります。

FIGはIoT・ペイメントを「基盤事業」と位置づけ、サブスク売上を積み上げています。

グループのサブスク売上高は、2025年12月期の44億7,600万円から、2026年12月期には46億4,900万円を予想。

さらに2028年12月期には、52億5,000万円を目指しています。

2026年上期時点では、すでに21億7,300万円を計上しました。

🐥「毎年ゼロから装置を売らなくても、使ってもらっている間は収入が積み上がるんだ!」

この安定収入があるからこそ、FIGは半導体装置、ロボット、ドローンといった新しい事業へ挑戦できます。

タクシーDXで足元を固めながら、新事業で上を狙う。

これがFIGの面白いところです。

タクシーの人手不足もFIGには追い風?

タクシー業界では、乗務員だけでなく、電話注文を受ける配車オペレーターの不足も課題です。

人が足りないなら、少ない人数で効率よく車両を動かす必要があります。

FIGは自動配車だけでなく、自動音声応答、WEB注文への誘導、到着自動通知、配車室アウトソーシングなども提供しています。

つまりFIGのシステムは、「便利だから使う」だけではありません。

人が足りないから、導入しないと回らない。

そんな存在へ近づく可能性があります。

🐥「人手不足は困った問題だけど、省人化できるFIGには仕事が増えるきっかけにもなるんだね」

自動運転タクシーになったらFIGはいらなくなる?

「将来、自動運転になったら配車システムはいらなくなるのでは?」

まろぴーは一瞬そう思いました。

でも、よく考えると反対かもしれません。

運転手がいなくなっても、

  • どの車両を向かわせるか
  • 車両がどこにいるか
  • 充電や整備は必要ないか
  • 異常が起きていないか
  • 運賃をどう決済するか
  • 遠隔でどう監視するか

といった管理は残ります。

むしろ大量の自動運転タクシーを動かすには、高度な配車・通信・決済・車両管理システムが必要です。

FIGが持つ位置情報、動態管理、クラウド配車、車載端末、決済の技術は、自動運転時代にも生かせる可能性があります。

もちろん、FIGが自動運転タクシーの中心企業になると決まったわけではありません。

でも、

🐥「運転手がいなくなっても、タクシーをまとめる司令室は必要!」

という考え方はできそうです。

今後はここをチェック!

GOの成長が本当にFIGの追い風になっているかを見るために、まろぴーは次の5つを追いかけます。

1.モバイルクリエイトの売上と粗利益

いまのFIGを支える収益柱です。ここが伸び続けているかが最重要です。

2.サブスク売上高

端末の一時的な販売ではなく、毎年積み上がる収入が増えているかを確認します。

3.新視令forクラウドの導入拡大

タクシー会社のクラウド移行が進めば、FIGの安定収益拡大につながります。

4.外部の配車アプリとの連携

GOを含む外部サービスとの具体的な連携が発表されれば、かなり分かりやすい材料になります。

5.自動運転への対応

自動運転車両の配車・管理・決済にFIGの技術が採用されるかは、将来の大きな注目点です。

まろぴーの結論:GOが広げた道をFIGも走れる?

FIGの現在の収益柱は、モバイルクリエイトを中心とするタクシー・バス・物流向けのIoT・ペイメント事業です。

2026年上期には、モバイルクリエイトがFIG全体の売上高の約43%、売上総利益の約58%を占めました。

これはもう、FIGの主力事業といってよい規模です。

GOが伸びればアプリ配車が当たり前になり、タクシー会社側にも配車システム、車載端末、決済、データ管理が必要になります。

だからGOの成長は、FIGにも追い風になりやすい。

ただし、GOの配車件数が増えるたびにFIGへ直接お金が入る関係ではありません。

同じ波に乗っていても、同じ船ではないのです。

🐥 まろぴーの最終まとめ

GOがタクシーDXの道をどんどん広げる。
FIGはその道を走るタクシーの裏側を支える。

FIGの本当の強みは、半導体やドローンの夢だけじゃない。
すでにタクシーDXで稼げる土台を持っていること!

あとはGOが広げた大きな道を、FIGも一緒に走っていけるか注目だね🚕✨

FIGは、タクシーDXという安定した幹を持ちながら、半導体、ロボット、ドローンという新しい枝を伸ばしています。

派手な材料に目を奪われがちですが、その挑戦を支えている「本当の収益柱」こそ、FIGを分析するうえで見逃せないポイントです。

※本記事は公開情報をもとにした企業分析であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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