FIG(4392)の株価は今後どうなる?GO・半導体・ロボット・ドローンから成長余地を考える

企業深掘り

FIGを調べ始めたときの、まろぴー。

「タクシー関連の会社かな?」

少し調べた、まろぴー。

「半導体製造装置もやってるの?」

さらに調べた、まろぴー。

「ロボットにドローンまで出てきたんだけど!?」

FIGは、調べれば調べるほど新しい事業が飛び出してくる会社でした。

🐣「FIG、ポケットから何でも出てくるよ〜!」

しかし、一つずつ事業を掘り下げていくと、FIGが目指している姿が少しずつ見えてきました。

今回はFIGシリーズの最終回。

最新業績とこれまで調べた事業をつなげながら、みんなが一番気になるであろう、

「FIGの株価は今後どうなるのか?」

を考えていきます。

FIGがどんな会社なのかを先に知りたい方は、こちらの記事からどうぞ。

半導体装置で急騰したFIG、実はドローン・ロボット・タクシーDXまで持っていた!

※この記事は特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身でお願いいたします。

まず結論!FIGは成長中。でも株価も期待を織り込み始めている

最初に結論を書くと、FIGの事業と業績はしっかり伸びています。

2026年12月期第2四半期の業績は、次のとおりです。

項目実績前年同期比通期進捗率
売上高75.16億円+13.7%53.7%
営業利益5.82億円+48.5%58.2%
経常利益5.77億円+50.8%57.8%
純利益3.65億円+10.6%53.7%

売上高の伸びは13.7%ですが、営業利益は48.5%増。

しっかり売上を増やしながら、それ以上の勢いで利益を伸ばしています。

🐣「売上より利益がぐーん!これはいい伸び方だね!」

FIGは「将来性はありそうだけど、まだ利益は出ていません」というタイプのテーマ株ではありません。

すでに既存事業で利益を稼ぎながら、半導体製造装置やロボットなどの成長分野も育てています。

ただし、株価も大きく上昇しました。

2026年9月11日の終値980円を会社予想EPS20.34円で単純計算すると、予想PERは約48倍です。

つまりFIGは、もう「誰にも見つかっていない割安株」ではありません。

🐣「見つけたと思ったら、みんなも見つけてた!」

ここからさらに株価が上昇するには、将来性があるだけでは足りません。

市場が期待している以上の成長を、実際の売上と利益で示せるかが重要になります。

現在の業績を支えるモバイルクリエイト

FIGというと、半導体・ロボット・ドローンなどの派手な材料に目が向きがちです。

しかし、現在の業績を牽引しているのは主力子会社のモバイルクリエイトです。

タクシーの配車・決済やバス関連サービスが堅調に推移し、2026年上期のモバイルクリエイトの売上総利益は、前年同期から2.18億円増加しました。

FIG全体の売上総利益の増加額は1.50億円です。

つまり、モバイルクリエイトの伸びが、ほかの事業の落ち込みまでカバーしています。

🐣「派手ではないけど、FIGのお財布をしっかり支えているんだね!」

タクシー・バス・決済などのモビリティ事業こそ、現在のFIGを支える土台です。

特に重要なのが、毎月継続して収益が入るサブスク型の売上です。

単発で機器を売って終わりではなく、通信・システム利用・保守などの継続収入を積み上げられれば、FIGの業績は安定しやすくなります。

この土台があるからこそ、半導体やロボットへの成長投資も続けられます。

GOが伸びればFIGも伸びる?

FIGのモバイルクリエイトは、タクシー関連でGOとの接点を持っています。

ここで気になるのが、

「GOが伸びれば、FIGも一緒に伸びるのか?」

という点です。

結論としては、FIGにも追い風になる可能性があります。

ただし、GOの利用回数が増えた分だけFIGの売上も同じ割合で増える、という単純な関係ではありません。

FIGにとって重要なのは、

  • タクシー車両への機器導入
  • 決済端末の普及
  • 配車システムとの連携
  • 通信や保守などの継続収入
  • タクシー業界全体のDX

です。

GOをはじめとする配車アプリが普及すれば、タクシー会社側にも配車・決済・車両管理をまとめてデジタル化する必要が出てきます。

GOの成長はFIGの売上を直接保証するものではありませんが、FIGが活躍できる市場そのものを広げてくれる可能性があります。

🐣「GOが走れば、FIGにも仕事がやってくるかも!」

GOとFIGの関係や、タクシーDXがどのように収益へつながるのかは、こちらの記事で詳しく調べています。

GOが伸びればFIGも伸びる?タクシーDXを支える「本当の収益柱」を深掘り

半導体製造装置は第2の収益柱になれるか

FIGの次の成長を考えるうえで外せないのが、REALIZEの半導体・自動車関連装置です。

2026年上期のロボット・オートメーション部門は、

  • 売上高28.61億円
  • 前年同期比+23.9%
  • 営業利益2.97億円
  • 前年同期比+54.1%

となりました。

売上高だけでなく、営業利益も大きく伸びています。

FIGは先端半導体工程への取り組みとして、台湾企業と連携した自動化ソリューションを進めています。

さらに、そこで培った技術やノウハウを、ほかの顧客や案件へ横展開しようとしています。

半導体製造装置は、案件による業績の変動が大きくなりやすい事業です。

一方で、顧客から評価されて継続受注や横展開につながれば、FIGの利益を一段引き上げる可能性があります。

現在はモビリティ事業が利益の土台。

そこにREALIZEが加われば、FIGは、

「タクシー関連企業」から「モビリティと製造自動化の二本柱を持つ企業」

へ変わっていきます。

🐣「タクシーに乗っていたら、いつの間にか半導体工場に着いちゃった!」

FIGのAI半導体検査装置は本当に有望なのか。REALIZEの技術や量産への期待は、こちらの記事で掘り下げています。

FIGのAI半導体検査装置は本物?REALIZEの技術と量産期待を深掘り

ロボットは将来の主役候補

FIGは2028年に、ロボット関連売上高30億円を目指しています。

工場や物流倉庫で使われるAGV・AMRなどの搬送ロボットは、人手不足と省人化需要を背景に成長が期待される市場です。

FIGの強みは、ロボット本体だけではありません。

  • ソフトウェア
  • ハードウェア
  • ネットワーク
  • クラウド
  • 上位システムとの連携

まで、まとめて対応できます。

単にロボットを売る会社ではなく、顧客の工場や倉庫全体を自動化する会社を目指しています。

ただし、ロボット事業はまだ成長途中です。

導入ニュースが出るとワクワクしますが、投資家としてはニュースの件数だけでなく、

  • ロボット関連売上
  • 利益率
  • 継続受注
  • 別工場への横展開
  • 大手企業への導入
  • 提携先である匠との関係

まで確認したいところです。

🐣「導入されたー!だけじゃなく、お金になったー!まで見届けるよ!」

FIGのロボットを含めた事業全体の位置づけは、こちらの記事でも紹介しています。

FIGのドローン・ロボット・タクシーDXをまとめて確認する

ドローンは株価を動かす上振れ材料

FIGはドローン関連の技術や事業も持っています。

国産ドローン、防衛、災害対応、インフラ点検などが市場テーマになれば、FIGにも資金が向かう可能性があります。

実際、ドローン関連のニュースをきっかけに、豊和工業などの関連銘柄が急騰する場面もありました。

一方、現時点のFIGをドローン専業企業として評価するのは違うと思います。

現在の利益を支えているのは、モビリティとロボット・オートメーションです。

ドローンは今後の成長候補であると同時に、株価のテーマ性を強める上振れ材料として捉えるのが自然です。

これはFIGの面白いところでもあります。

ドローンへの期待が落ち着いたとしても、FIGにはモビリティ、決済、半導体製造装置という既存事業が残ります。

🐣「ドローンが飛ばない日も、タクシーと工場は働いてる!」

FIGがなぜ「隠れドローン株」といえるのか。テラドローンとの違いはこちらの記事で比較しています。

豊和工業も急騰!FIGは「隠れドローン株」?テラドローンとの違いを深掘り

2028年の目標は達成できるか

FIGの中期経営計画では、2028年12月期に次の目標を掲げています。

項目2025年実績2026年予想2028年目標
売上高133億円140億円170億円
売上総利益41億円43億円53億円
営業利益8.3億円10億円15億円
ROE5.9%7.4%10.0%
ROIC4.9%5.7%8.0%

営業利益は2025年の8.3億円から、2028年には15億円へ。

約1.8倍を目指します。

この目標を達成するには、モビリティ事業が安定して伸びるだけでは足りません。

REALIZEの半導体関連装置、ロボット、ペイメントなどの成長分野が、実際の利益に貢献する必要があります。

2026年上期の営業利益進捗率は58.2%。

出だしは順調です。

🐣「半分を過ぎたところで58.2%!ちょっと期待しちゃう数字だね!」

ただし、現在の株価水準を考えると、「計画どおり」だけでは物足りないと判断される可能性もあります。

今後は通期業績の上方修正や、中期経営計画の前倒しがあるかにも注目です。

発行済株式数の増加には注意

好決算の中で、まろぴーが気になったのが発行済株式数です。

2025年末は約3,159万株でしたが、2026年6月末には約3,517万株へ増加しました。

新株予約権の行使などにより、約11%増えています。

会社全体の利益が増えても、株式数が増えると1株当たり利益の伸びは薄まります。

2026年上期は営業利益が48.5%増えましたが、1株当たり中間純利益は10.91円から11.53円への増加でした。

🐣「会社のケーキは大きくなったけど、切り分ける人数も増えたんだね……」

FIGを見るときは営業利益だけでなく、EPSがどれだけ伸びているかも確認する必要があります。

FIGの株価は今後どうなる?

ここからは、現在のチャートを見ながら株価のシナリオを考えます。

2026年9月11日の終値は980円。

直近では材料をきっかけに大きく上昇したあと、利益確定売りに押されて調整する展開となっています。

まろぴーが特に意識している価格帯は、次の5つです。

  • 820円
  • 1,130円
  • 1,320円
  • 1,500円
  • 2,000円

まずは1,130円を突破できるか

最初の大きな壁は1,130円付近です。

この価格帯では直近の売買が多く、上昇局面で買ったまま含み損になっている株主も多いと考えられます。

株価が1,130円付近まで戻ると、

「やっと戻ってきたから売りたい」

という戻り売りが出やすくなります。

🐣「1130円には“やれやれ売り隊”が待っていそう……!」

そのため、株価が1,130円へ到達するだけでなく、売りを吸収して明確に上抜けられるかが重要です。

出来高を増やしながら1,130円を突破できれば、再び上昇の流れに戻る可能性があります。

次の大きな抵抗線は1,320円付近

1,130円を突破した次に意識されるのが、1,320円付近です。

直近の急騰後に高値を形成した価格帯であり、ここでも戻り売りが出やすいと考えています。

1,130円を超えても出来高が減少している場合は、1,320円を前に失速する可能性があります。

反対に、好材料や好決算をきっかけに出来高を伴って1,320円を突破できれば、株価の景色は大きく変わります。

それまで上値抵抗だった1,320円付近が、今度は下値支持として意識される展開も考えられます。

🐣「1320円の壁を、出来高パワーでどーん!と壊せるかな?」

1,500円では利益確定売りに注意

1,320円を突破した場合、次に意識されるのが1,500円です。

1,500円は数字として分かりやすい節目であり、短期投資家の利益確定売りも出やすい価格帯です。

株価が勢いよく上昇しても、1,500円付近では一度売られる可能性を考えておきたいところです。

🐣「キリのいい数字では、みんな“いったん利確!”って考えやすいよ!」

1,500円へ到達したこと自体を買い材料にするのではなく、利益確定売りをこなしながら高値を維持できるかを確認したいです。

1,320円を明確に超えれば2,000円も視野

1,320円を突破し、さらに1,500円付近の利益確定売りも吸収できれば、2,000円を目指す展開も見えてきます。

ただし、現在の業績だけで2,000円を正当化するのは簡単ではありません。

  • 業績の上方修正
  • 半導体関連の大型受注
  • ロボットの大手工場への導入
  • GO・タクシーDX関連の成長
  • ドローン関連の大型材料
  • 中期経営計画の前倒し

など、株価をもう一段押し上げる材料が必要になると考えています。

2,000円は「自然に到達する株価」というより、事業成長に新しい材料が加わった場合の強気シナリオです。

🐣「2000円への道は、材料と業績をいっぱい積んだ冒険ルート!」

下落した場合は820円付近に注目

反対に、980円付近を維持できずに下落した場合は、直近安値の820円付近が意識されます。

820円は前回の下落で反発した価格帯です。

再び近づいた場合は、短期的なショートリバウンドを狙う買いが入る可能性があります。

ただし、前回反発したからといって、次も必ず反発するわけではありません。

出来高を伴って820円を割り込む場合は、さらに下値を探す展開も考える必要があります。

🐣「820円でぴょん!と跳ねるのか、そのまま床が抜けるのか……出来高チェック!」

820円付近で下げ止まり、長い下ヒゲや陽線が出て出来高も増えるなら、短期反発を考えやすくなります。

株価判断のカギは出来高

今回のチャート分析で、最も重要だと考えているのが出来高です。

株価だけが1,130円や1,320円を一時的に超えても、出来高が増えていなければ、だましの上抜けになる可能性があります。

本格的な上昇を期待するなら、

  • 出来高を伴って抵抗線を突破
  • 突破後も価格を維持
  • 押し目では出来高が減少
  • 再上昇時に再び出来高が増加

という形が理想です。

逆に、株価が上がっているのに出来高が細っていく場合は、上昇の勢いが弱まっている可能性があります。

🐣「ローソク足だけ見て走らない!出来高も一緒に連れていくよ!」

FIGの上昇シナリオ

FIGの強気シナリオは、次のような流れです。

  1. 980円付近で下げ止まる
  2. 出来高を増やして1,130円を突破
  3. 1,320円の抵抗線を上抜ける
  4. 1,500円で出る利益確定売りを吸収
  5. 新たな材料を伴って2,000円を目指す

業績面では、

  • モバイルクリエイトの増益継続
  • 2026年業績の上方修正
  • REALIZEの半導体関連受注拡大
  • ロボット事業の利益成長
  • GO・決済関連の拡大
  • ドローン関連の大型案件
  • 2028年目標の前倒し

などが必要になります。

FIGの下落・停滞シナリオ

一方、注意したいのは次の展開です。

  1. 980円付近を維持できない
  2. 出来高を伴って下落
  3. 820円付近まで調整
  4. 820円でも反発できず安値を更新

業績面では、

  • 通期予想が据え置きのまま
  • 半導体関連受注が単発で終わる
  • ロボットの利益化が遅れる
  • ホテル関連の不振が続く
  • 株式数の増加でEPSが伸びない
  • テーマ株への資金流入が止まる

といった要因に注意が必要です。

FIGは好業績ですが、現在の株価には高い成長期待が含まれています。

業績が悪化しなくても、「期待していたほどではない」という理由で売られる可能性があります。

まろぴーが今後確認する5項目

今後の決算やニュースでは、次の5点を確認します。

1.営業利益の通期進捗

上期時点の進捗率は58.2%です。

通期計画10億円に対して半分を超えており、出だしは順調です。

下期もモバイルクリエイトとREALIZEの増益が続き、営業利益10億円をどこまで上回れるかに注目します。

2.EPSの成長

営業利益だけでなく、株式数の増加を反映した1株当たり利益を確認します。

会社全体の利益が伸びても、EPSが伸びなければ株主が受け取る成長は小さくなります。

3.REALIZEの半導体関連売上

台湾企業との連携が、継続受注や別案件への横展開につながるかが重要です。

単発受注ではなく、新しい収益柱へ育っているかを確認します。

4.ロボット関連売上

導入ニュースだけでなく、2028年のロボット関連売上高30億円という目標に対して、どこまで進んでいるかを見ます。

5.出来高を伴う株価上昇

1,130円、1,320円を突破するときに出来高が増えているかを確認します。

🐣「業績とチャート、両方の答え合わせをするよ!」

まろぴーの最終結論

FIGを調べる前は、いろいろなテーマに少しずつ関係する会社という印象でした。

しかし実際には、モビリティ事業で利益を稼ぎながら、半導体製造装置とロボット・オートメーションを次の柱へ育てている会社でした。

業績も好調です。

営業利益は前年同期比48.5%増。

営業キャッシュフローも増え、自己資本比率は66.1%まで改善しました。

会社そのものは、以前より確実に強くなっています。

ただし、株価も将来への期待をかなり織り込み始めています。

🐣「いい会社を見つけた!だけで飛びつくと、木の上に置いていかれるかも……!」

FIGにはすでに、

  • GO・タクシーDX
  • キャッシュレス
  • 半導体製造装置
  • ロボット
  • ドローン

という十分な材料があります。

これから必要なのは、新しいテーマを増やすことではありません。

持っている材料を、売上と利益に変えることです。

株価では、まず1,130円を突破できるか。

その先は1,320円、1,500円。

強い材料と出来高を伴って1,320円を明確に突破できれば、将来的に2,000円を目指す展開も考えられます。

反対に下落した場合は、直近安値820円付近でショートリバウンドが起きるかに注目です。

まろぴーはFIGを、

「モビリティで稼ぎながら、半導体・ロボット・ドローンの成長を待てる会社」

として追いかけます。

ただし現在は期待も大きくなっているため、材料だけで飛びつかず、決算と出来高を見ながら慎重に判断したい銘柄です。

🐣「FIGの材料はそろった!次は利益と出来高の答え合わせだよ!」

FIGシリーズはこちら

半導体装置で急騰したFIG、実はドローン・ロボット・タクシーDXまで持っていた!

GOが伸びればFIGも伸びる?タクシーDXを支える「本当の収益柱」を深掘り

FIGのAI半導体検査装置は本物?REALIZEの技術と量産期待を深掘り

豊和工業も急騰!FIGは「隠れドローン株」?テラドローンとの違いを深掘り

コメント

タイトルとURLをコピーしました