こんにちは、まろぴーです🐣🌸
2026年5月、突然株価が動き出したFIG(4392)。
きっかけは、子会社REALIZEが発表した最先端AI半導体向けの自動化装置でした。
AI、GPU、先端半導体、台湾工場、量産工程――。
いま注目されている言葉がずらりと並び、FIGは一気に半導体関連株として知られるようになりました。
🐣「FIGって、半導体装置の会社だったの?」
そう思って調べてみたら、出てくるのは半導体だけではありません。
🚕 タクシーの配車・決済
🚌 バスの運行管理
🏭 工場で働くロボット
🚁 農業・防災向けドローン
💳 キャッシュレス決済
🏨 ホテル向けシステム
🐣「待って待って!何の会社か、もっと分からなくなったよ!」
でも、ひとつずつ見ていくと、バラバラに見えた事業がきれいにつながりました。
FIGは、単に流行のテーマをたくさん持っている会社ではありません。
現場で動くモノを通信でつなぎ、人が行っていた作業を自動化する会社。
今回は、そんなFIGの正体を、まろぴーと一緒に探っていきます🌸
FIGって、そもそも何の会社?
FIGの正式名称は、Future Innovation Group株式会社。
証券コードは4392で、複数の事業会社をまとめる持株会社です。
中心となるグループ会社を、ざっくり分けるとこうなります。
| グループ会社 | 主な仕事 |
|---|---|
| モバイルクリエイト | タクシー・バス・物流の通信、配車、決済 |
| REALIZE | 半導体・自動車関連装置、ロボット、自動化 |
| ケイティーエス | ホテル向けシステム、IoT機器 |
| ciRobotics | 産業用ドローン、ロボット |
🐣「会社がいっぱい……。覚えられないよ!」
全部を覚えなくても大丈夫です。
🌸まろぴーの超ざっくり解説
FIGグループを、ひとつのチームに例えると……
📡 モバイルクリエイト
→ 離れた場所にいる車や人を“つなぐ係”
🦾 REALIZE
→ 工場で使う機械やロボットを“作って動かす係”
🚁 ciRobotics
→ 空を飛ぶ機械を“社会で役立てる係”
🏨 ケイティーエス
→ ホテルを便利にする“おもてなしDX係”
それぞれ別の仕事をしていますが、共通しているのは、
ソフトウェア+機械+通信
を組み合わせていることです。
FIGは、この3つをグループ内で設計、開発、生産、販売、保守まで行えることを強みとしています。FIG「2026年12月期 第2四半期決算説明資料」
FIGの正体は「現場を丸ごと自動化する会社」
タクシーと半導体。
ホテルとドローン。
一見すると、まったく関係がないように見えます。
でも、FIGが各事業で行っていることを並べると、共通点があります。
- 車両や機械の位置を把握する
- 現場の情報を通信で送る
- 集めたデータをクラウドで管理する
- 遠くにある機械を制御する
- 人が行っていた作業を自動化する
- 専用機器とソフトを組み合わせる
🌸まろぴーの超ざっくり解説
🐣「いま、タクシーはどこにいる?」
→ 通信と位置情報で見つける!
🐣「この半導体を自動で検査したい!」
→ 精密な装置とロボットで動かす!
🐣「人が行けない場所を長時間監視したい!」
→ ドローンと通信を組み合わせる!
扱うものは違っても、FIGが解決している問題は似ています。
“現場の困った”を、通信と機械で解決する。
これがFIGの中心にある考え方です。
実は、現在の稼ぎ頭はタクシーDX
半導体装置で注目されたFIGですが、現在の業績を支えているのはモバイルクリエイトです。
モバイルクリエイトは、
- タクシー配車システム
- 車載端末
- メーター連動型決済端末
- バスの運行管理
- 物流車両の動態管理
- IP無線
- 継続課金型サービス
などを展開しています。
2026年12月期第2四半期の決算資料でも、FIGはモバイルクリエイトを**「主力・牽引」**と表現しました。
🐣「FIGの土台は、半導体じゃなくてタクシーや物流なんだね!」
そうなんです。
話題になった半導体装置はこれからの成長候補。
現在の業績を支えているのは、すでに全国の交通や物流の現場で使われている通信・配車・決済サービスです。
🌸まろぴーの超ざっくり解説
FIGの事業を木に例えると……
🌳 幹
→ タクシー・バス・物流のIoTと決済
🌱 伸びている枝
→ 半導体装置と工場ロボット
🌸 これから花が咲くかもしれない枝
→ 産業用ドローン
FIGは新しいテーマだけに賭ける会社ではなく、既存事業で稼ぎながら、新しい成長分野を育てています。
FIGとGOは同じ会社なの?
タクシーDXと聞くと、配車アプリ「GO」を思い浮かべる人も多いでしょう。
ただし、FIGとGO株式会社に直接の資本関係がある、という話ではありません。
大まかな役割は次のとおりです。
| 会社 | 主な役割 |
|---|---|
| GO | 利用者がタクシーを呼ぶためのアプリ |
| FIG | タクシー会社の配車・運行・決済を支えるシステム |
GOが利用者とタクシーをつなぐ“表側”に強いとすれば、FIGはタクシー会社の現場を支える“裏側”に強い会社です。
FIGはクラウド型配車システム「新視令forクラウド」や、メーター連動型決済端末などを提供しています。FIG「タクシー向けソリューション」
🌸まろぴーの超ざっくり解説
🐣「タクシーを呼びたい!」
📱 GO
→ 利用者がタクシーを探す入口
🚕 FIG
→ タクシー会社が車を動かし、運行し、代金を受け取る仕組み
同じタクシーDX市場にいますが、得意な場所が少し違います。
タクシー業界の人手不足やキャッシュレス化が進めば、配車アプリだけでなく、その裏側にある車載端末や運行管理も必要になります。
【関連記事】FIGとGOの関係は?タクシー配車・決済DXの違いを比較
株価急騰のきっかけはAI半導体向け装置
FIGが一気に注目されたのは、2026年5月です。
子会社REALIZEが台湾企業と共同で、最先端AI半導体の検査工程に使う自動化装置を開発しました。
対象は、世界的に高いシェアを持つ米国企業のAI半導体に搭載されるGPUパッケージです。
品質や信頼性を評価する工程では、高価で微細な半導体パッケージを何度も着脱します。
その作業には、
- 高い位置決め精度
- 安定した動作
- 長時間の連続運転
- 製品を傷つけない繊細さ
- 作業品質の均一化
が必要です。
REALIZEは、この難しい作業を自動化する装置を開発しました。REALIZE「半導体先進パッケージICテスト用自動化装置の開発」
🌸まろぴーの超ざっくり解説
AI半導体は、とても高価で繊細です。
🐣「これを手で何度も付けたり外したりするの、怖すぎない?」
そこで登場するのがREALIZEの装置。
🦾 そっと持ち上げる
🎯 正しい位置へ運ぶ
🔄 何度も同じ動きを繰り返す
🌙 長時間でも安定して働く
つまり、超高級な半導体を扱う、ものすごく器用なロボットのような存在です。
2026年8月時点では、台湾工場で量産工程を見据えた試験運用が行われています。
さらに、この案件で培った技術を使った別の自動着脱装置を、国内メーカーから受注済みであることも公表されました。
まだ大規模な売上が確定した段階ではありません。
しかし、
開発完了→台湾工場で試験→国内へ横展開
と、少しずつ前へ進んでいます。
【関連記事】FIGのAI半導体検査装置は本物?REALIZEの技術と量産期待を深掘り
FIGは“隠れドローン銘柄”でもある
半導体装置の影に隠れていますが、FIGは産業用ドローンも本格的に展開しています。
扱っているのは、
- 農薬散布ドローン
- 物資運搬ドローン
- 空撮ドローン
- 除草剤散布ボート
- 動態管理システム
- ドローン操縦講習
- ドローン性能評価装置
などです。FIG「ドローン事業」
なかでも気になるのが、ドローンアナライザー。
ドローンを実際に屋外で飛ばさなくても、ロボット上で飛行時の動きを再現し、運動性能や出力性能を測定できます。
FIGは、大分県産業科学技術センターと共同開発した国内唯一の装置と説明しています。
さらに、有線給電によって48時間連続飛行できるドローン「R-7」も開発しています。
🌸まろぴーの超ざっくり解説
一般的なドローンの弱点は、バッテリーです。
🐣「監視を続けたいのに、すぐ充電の時間……」
R-7は、地上から細いケーブルで電気を送り続けます。
🔌 地上から給電
🚁 空中で長時間待機
📡 映像や通信を送る
⛰️ 山間部ではStarlinkにも対応
自由に遠くまで飛び回る用途には向きません。
その代わり、ひとつの場所で長時間飛び続ける仕事に強みがあります。
災害現場、イベント監視、通信中継、工事現場、山間部など、活用できる場所は多そうです。
🐣「飛び回るドローンじゃなく、空に浮かぶ監視塔みたい!」
【関連記事】FIGは隠れドローン銘柄?48時間飛行と国内唯一の性能評価装置に注目
工場で働くロボットも実用化済み
REALIZEは、中外製薬工業の宇都宮工場へ、用水サンプリングロボット「MoMa-SLIM」を導入しています。
医薬品工場では、製造に使用する水の品質を確認するため、毎日決められた場所で検体を採取します。
MoMa-SLIMは、
- 採水場所まで自律走行
- ロボットアームでボトルを操作
- 決められた手順で水を採取
- 次の場所へ移動
- 終了後に自動で帰還
という作業を行います。
🌸まろぴーの超ざっくり解説
🐣「毎日、同じ場所で、同じ手順で水をくんでね!」
🦾「マカセテ!」
ロボットなら疲れにくく、決められた動きを繰り返せます。
単なる人手不足対策だけでなく、作業のばらつきやヒューマンエラーを減らせることも重要です。
FIGのロボットは「未来の研究」ではなく、すでに実際の製薬工場で働き始めています。
最新2Qは増収・大幅増益
FIGの2026年12月期第2四半期は、売上高と利益がともに伸びました。
| 指標 | 2026年2Q | 前年同期比 | 通期進捗率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 75.16億円 | +13.7% | 53.7% |
| 営業利益 | 5.82億円 | +48.5% | 58.2% |
| 経常利益 | 5.77億円 | +50.8% | 57.8% |
| 純利益 | 3.65億円 | +10.6% | 53.7% |
🐣「売上は13.7%増なのに、営業利益は48.5%増!」
売上以上に利益が伸びている点は好印象です。
自己資本比率も55.8%から66.1%へ上昇。
有利子負債は33.03億円から21.65億円へ減少しました。
一方、ホテル向け事業を手がけるケイティーエスは厳しい状況が続いています。
すべての事業が好調というわけではありませんが、主力のモバイルクリエイトが全体をしっかり支えています。
【関連記事・公開予定】FIGの株価は割高?最新2Q決算と今後の成長性を分析
期待だけで買うと危ないポイント
FIGには、半導体、ロボット、ドローン、タクシーDXなど、多くの成長テーマがあります。
でも、テーマが多いだけで株価が上がり続けるわけではありません。
🐣まろぴーのチェックリスト
✅ 台湾工場での試験運用は正式採用へ進むか
✅ 半導体装置の受注台数は開示されるか
✅ 国内メーカーへの横展開が続くか
✅ ドローン事業が実際の売上へつながるか
✅ 主力のモバイルクリエイトが安定成長するか
✅ 不振事業の改善が進むか
特にAI半導体向け装置は、期待が大きいテーマです。
だからこそ今後は「開発しました」という発表だけでなく、
試験運用→正式採用→受注→売上計上
まで進むかを確認する必要があります。
🐣「夢だけじゃなく、お金になったかまで追いかける!」
まろぴーがFIGをおもしろいと思う理由
まろぴーがFIGで一番おもしろいと思うのは、安定事業と成長事業を両方持っていることです。
🚕 タクシー・バス・物流
→ 現在の業績を支える
🏭 半導体装置・ロボット
→ 次の成長ドライバー候補
🚁 産業用ドローン
→ さらに先の成長テーマ
モバイルクリエイトが本業で稼いでいる間に、REALIZEやciRoboticsが新しい市場へ挑戦する。
この形がうまく機能すれば、
安定したIoT・決済事業+成長する自動化事業
という組み合わせが見えてきます。
FIGは、単にテーマをたくさん持つ会社ではありません。
長年蓄積してきた通信、位置情報、決済、機械制御の技術を、別の市場へ広げている会社です。
まとめ:FIGの事業は全部つながっていた
最後に、FIGの全体像を整理します。
🌳 現在の幹
タクシー・バス・物流向けのIoT、配車、決済
🌱 成長中の枝
AI半導体向け装置、工場ロボット、自動化
🌸 これから期待する花
産業用ドローン、防災、監視、通信、農業DX
FIGは、半導体装置だけの会社でも、ドローンだけの会社でもありません。
現場で動くモノをつなぎ、人が行っていた仕事を自動化する会社。
そう考えると、タクシー、ロボット、半導体、ドローンという事業が一本につながります。
🐣🌸「FIGの正体、今度こそ分かった!」
FIGをもっと深掘り
※本記事は公開情報をもとにした個人の見解であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。



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