【電線御三家に潜む信用買い残の重さ】コーニング決算は追い風か?フジクラ・古河電工・住友電工をキオクシアと比較!

投資コラム

こんにちは、まろぴーです!🌸

今回は、AI関連株の中でも注目度が高い「電線御三家」を取り上げます。

フジクラ、古河電気工業、住友電気工業。

AIデータセンターの拡大によって、光ファイバーや光接続部品への需要が伸びていることは、すでに多くの投資家が知っていると思います。

そして10月27日、米国では光通信大手コーニング(GLW)の決算発表が予定されています。

この決算が好調なら、日本の電線御三家にも追い風になるのでは?

そんな期待がある一方で、まろぴーが気になっているのは信用買い残の多さです。

最近はキオクシアの信用需給ばかり注目されがちですが、電線御三家もかなりの信用買いを抱えています。

しかも、10月27日の出来高と比較すると、意外な結果になりました。

フジクラと古河電工は、キオクシアより信用買い残が重い可能性があるんです。

今回は、コーニングの業績と日本の電線御三家の関係を整理しながら、信用需給の観点から株価の反発余地を考えていきます。

※2026年10月27日時点の分析です。コーニングの7〜9月期決算発表前に執筆しています。


コーニング決算が電線御三家に重要な理由

コーニングは米国の大手素材・光通信企業です。

スマートフォン向けの特殊ガラスなどでも知られていますが、株式市場が現在注目しているのは光通信事業。

AIデータセンターでは、大量のデータを高速でやり取りする必要があります。

そのため、サーバー同士をつなぐ光ファイバーや高密度の光接続技術が重要になっています。

この分野でコーニングの需要が拡大していれば、同じ市場で事業を展開する日本企業にも成長機会が広がっている可能性があります。

ただし、コーニングと日本の3社は製品構成も顧客も異なります。

コーニングの好調が、そのまま3社の増益額を示すわけではありません。

あくまで世界の光通信需要を測る先行指標として注目したい企業です。

前回のコーニング決算は光通信が急成長!

2026年4〜6月期のコーニング決算では、光通信事業が非常に好調でした。

項目2026年4〜6月期前年同期比
光通信事業売上高20億7,200万ドル+32%
光通信事業純利益4億3,800万ドル+77%
企業ネットワーク向け売上高成長率公表+65%

※コーニング公式決算資料より。

特に注目したいのが、企業ネットワーク向けの65%増収です。

AIデータセンター向けの光通信需要が、実際の売上高に反映されていることが分かります。

しかも光通信事業の利益は売上高以上のペースで増加しています。

需要が伸びるだけでなく、利益率の改善にもつながっている点は重要です。

今回の7〜9月期決算では、この勢いが継続しているかを確認したいところ。

注目ポイントは次の3つです。

  • 光通信事業の増収率が前四半期の+32%から加速するか
  • 企業ネットワーク向けの高成長が続いているか
  • 次四半期の見通しが市場の期待を上回るか

好決算でも、今後の成長見通しが期待以下なら株価が下落する可能性があります。

日本の電線株への波及を考える際にも、単純な増収・増益だけで判断しないことが大切です。


電線御三家はどの会社が恩恵を受ける?

フジクラ(5803)

フジクラは、AIデータセンター向けの光配線需要で注目されている企業です。

光ファイバーや高密度配線など、コーニングの光通信事業と需要の背景が重なる領域を持っています。

コーニングがAIデータセンター向け需要の拡大を示せば、フジクラにも連想買いが入りやすいと考えられます。

ただし、それだけ市場の期待も高い銘柄です。

好材料が出ても、すでに株価に織り込まれていれば上値が重くなる可能性があります。

古河電気工業(5801)

古河電工も光ファイバーや光接続関連の事業を展開しています。

注目したいのは、光ケーブルだけでなく、光通信を支える周辺部品や技術も手掛けていることです。

AIデータセンターの設備投資が拡大すれば、複数の製品分野に需要が広がる可能性があります。

一方、今回の信用需給データを見ると、かなり気になる点がありました。

後ほど詳しく紹介します。

住友電気工業(5802)

住友電工も光ファイバーや通信関連部品を手掛けています。

ただし、自動車関連や電力インフラなど、光通信以外の事業も幅広く展開しています。

そのため、光通信需要が好調でも、会社全体の利益への影響は他の事業の動向によって変わります。

コーニング決算が好調だった場合も、光通信関連の成長が住友電工全体の業績をどれだけ押し上げるのかを見たいところです。


【重要】電線御三家の信用買い残はキオクシア以上に重い?

ここからが今回の記事の本題です。

まろぴーが以前から気になっているのが、信用買い残を単純な株数だけで比較することの難しさ。

例えば信用買い残が2,000万株あっても、1日の出来高が5,000万株ある銘柄と、1,000万株しかない銘柄では状況が異なります。

そこで今回は、次の指標を使います。

信用買い残 ÷ 10月27日の出来高

この数値が大きいほど、その日の売買量に対して信用買い残が多いことを意味します。

10月27日の比較結果

銘柄信用買い残10/27出来高買い残÷出来高信用倍率
フジクラ2,377.9万株2,808.6万株0.85倍29.36倍
古河電気工業1,899.3万株2,312.2万株0.82倍36.18倍
キオクシア4,823万株約7,361万株約0.66倍29.87倍
住友電気工業1,214.0万株1,916.7万株0.63倍25.38倍

※電線御三家の株価・出来高・信用残は10月27日の証券アプリ表示値を使用。キオクシアは先に取得した直近信用残と暫定出来高による参考値で、10月27日の出来高の独立確認は未了です。

この表から見えてくるのは、信用買い残の絶対数だけでは需給の重さを判断できないということ。

キオクシアは4,800万株を超える信用買い残があり、株数だけ見ると突出しています。

ところが、日々の出来高も非常に大きい。

一方、フジクラや古河電工は、信用買い残の絶対数こそキオクシアより少ないものの、10月27日の出来高に対する比率では上回る計算です。

これは意外な結果でした。

ただし、今回の指標は当日出来高に対する信用買い残の比率です。

実際に信用買いが何日で整理されるかを示すものではありません。また、キオクシアの当日出来高は暫定値のため、4社の順位は最終確認が必要です。

信用倍率だけでは分からないこと

信用倍率は、信用買い残を信用売り残で割った数値です。

信用売り残が少ない銘柄では、信用買い残が極端に多くなくても倍率が高くなります。

そのため、信用倍率だけで需給を判断するのは危険です。

今回のように、信用倍率と出来高に対する買い残の両方を見ることで、異なる角度から需給を確認できます。


しかも電線御三家は信用買い残が増えている!

もう一つ気になるのが、信用買い残の増減です。

10月27日の証券アプリに表示された前回比較では、3社とも買い残が増えていました。

銘柄信用買い残の増減
古河電気工業+76万6,700株
住友電気工業+64万6,600株
フジクラ+47万1,100株

3社合計では約188万株の増加です。

これは無視できない数字だと思います。

もちろん、信用買い残が増えたから必ず下落するわけではありません。

上昇相場では、信用買いの増加が株価上昇と並行して起きることもあります。

ただし、株価が期待通りに上がらなくなった場合、利益確定や損切りの売りが出やすくなる可能性があります。

特に今回気になるのは、古河電工です。

古河電工は株価の伸びが鈍い

10月27日の株価騰落率を比較してみましょう。

銘柄10/27終値前日比
住友電気工業1,830円+3.51%
フジクラ4,092円+2.87%
古河電気工業2,851円+0.39%

※10月27日の証券アプリ表示値。

住友電工とフジクラは比較的しっかり上昇しました。

一方、古河電工は小幅高にとどまっています。

しかも、今回確認した3社の中で信用買い残の増加株数が最も大きいのは古河電工です。

信用買いが増えている一方で、株価の上昇が鈍い。

この組み合わせは、今後の値動きを確認したいポイントです。

ただし、1日の騰落率だけで弱い銘柄と断定することはできません。

コーニング決算を受けた翌日の値動きや出来高も合わせて判断したいところです。


コーニングが好決算なら電線御三家は上がる?

まろぴーは、今回の決算後の展開を3つに分けて考えています。

シナリオ1:光通信が予想以上に好調

コーニングの光通信事業が市場予想を大きく上回り、今後の見通しも強気だった場合。

日本の電線御三家にも買いが入りやすくなる可能性があります。

特にAIデータセンター向けの成長が加速していれば、業績への期待が高まるでしょう。

ただし、信用買い残が多い銘柄では、上昇局面で戻り売りが出る可能性もあります。

好決算だから無条件で買うのではなく、出来高を伴って上昇できるかを見たいところです。

シナリオ2:好決算でも見通しが物足りない

実績が良くても、次四半期の見通しが市場の期待に届かなければ、コーニング株が売られる可能性があります。

その場合、日本の電線御三家にも短期的な売り圧力が波及するかもしれません。

信用買い残が多い銘柄では、下落をきっかけに損切りが増える可能性にも注意したいです。

シナリオ3:コーニングが弱くても日本株は底堅い

コーニング決算が市場の期待に届かなくても、日本の電線御三家が必ず下落するとは限りません。

各社の受注環境や製品構成、株価への織り込み度合いは異なるからです。

もしコーニング株が下落しても、日本の電線株が下げ渋るなら、国内銘柄への買い需要が強い可能性があります。

この場合は、信用買い残の多さだけで弱気になる必要はないと思います。


まろぴーが翌日に確認したいこと

今回のコーニング決算を受けて、まろぴーが確認したいのは次の4点です。

① コーニングの光通信事業の成長率

前四半期の+32%から加速したのか、減速したのか。

② コーニング株の決算後の反応

数字が良くても売られるのか、それとも素直に買われるのか。

③ 電線御三家の寄り付きと出来高

大幅高で始まったあとに売られるのか、それとも高値を維持できるのか。

④ 今後の信用買い残の変化

株価が上昇する中で信用買い残が減少するなら、需給改善という意味で好印象です。

逆に、株価が伸び悩む中で信用買い残が増え続けるなら、慎重に見たいところです。


まとめ:業績の追い風と信用需給の逆風、どちらが勝つ?

今回の分析で、まろぴーが最も伝えたいのはこれです。

AI光通信需要が好調だからといって、電線御三家の株価が必ず上がるわけではない。

コーニングの光通信事業は、前四半期に大きな成長を示しました。

今回の決算でも強い数字が確認できれば、日本の電線株にとって好材料になる可能性があります。

一方、電線御三家の信用倍率は25〜36倍程度と高く、信用買い残も増加しています。

特にフジクラと古河電工は、10月27日の出来高に対する信用買い残の比率が高い水準でした。

キオクシアの信用需給が話題になる一方で、電線御三家にも見逃せない需給リスクがあるということです。

もちろん、信用買い残が多いからといって、株価が下がるとは限りません。

強い業績や新たな受注が確認されれば、買い需要が売り圧力を上回ることもあります。

だからこそ、今回のコーニング決算では、業績の数字と株価の反応をセットで確認したいと思っています。

まろぴーが特に注目しているのは、古河電工。

光通信需要という追い風がある一方、信用買い残の増加と足元の株価の伸び悩みが気になります。

コーニング決算が、この需給を吹き飛ばす材料になるのか。

それとも、期待先行だった銘柄の重さが表面化するのか。

明日以降の値動きが楽しみですね!🌸


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※本記事は公開情報と証券アプリの表示値に基づく分析であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。

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