2026年11月2日|Palantir決算発表前
こんにちは、まろぴーです🌸
AI相場の主役といえば、これまでは半導体やAIサーバーでした。
NVIDIAのGPU、半導体製造装置、データセンター向け部品。AI投資の拡大によって、ハードウェア関連企業が大きな注目を集めてきました。
しかし、次に注目されるのはAIを使って企業の売上や利益を増やすソフトウェア企業かもしれません。
その流れを占う重要イベントが、米国のAI企業**Palantir Technologies(パランティア、PLTR)**の決算です。
今回まろぴーが注目する日本株は5銘柄。
- PKSHA Technology(3993)
- ABEJA(5574)
- エクサウィザーズ(4259)
- NEC(6701)
- 富士通(6702)
売上成長率、利益成長率、予想PER、決算後の株価反応を比較し、投資妙味を探っていきます。
さらに、調査を進めると、富士通とPalantirの直接的な提携関係も見えてきました。
- 1. AI相場の主役はハードからソフトへ?
- 2. Palantir決算はいつ?注目ポイントを整理
- 3. 日本のAI関連5銘柄を成長率とPERで比較!
- 4. PKSHA Technology(3993)|売上84%増!次回本決算に注目
- 5. ABEJA(5574)|営業利益59%増なのに株価は大幅下落!
- 6. エクサウィザーズ(4259)|AIプロダクトの成長率が魅力!
- 7. NEC(6701)|利益23%増、PER約24倍の大型AI株
- 8. 富士通(6702)|実はPalantirと直接提携していた!
- 9. 好決算でも株価は下がる!決算通過済み3社を比較
- 10. まろぴーの注目ランキング!
- 11. Palantir決算後の3つのシナリオ
- 12. AIで利益が変わる企業にも注目!
- まとめ|Palantir決算で日本のAI株はどうなる?
1. AI相場の主役はハードからソフトへ?

これまでのAI相場では、AIを動かすための設備投資が大きなテーマでした。
しかし、AIの導入が進めば、企業は設備を整えるだけでなく、実際の業務でAIを使い始めます。
例えば、顧客対応の自動化、社内データの分析、営業活動の効率化、システム開発の省力化などです。
重要なのは、AIを導入した企業が本当に利益を増やせるかという点。
その成果が広がれば、AIソフトウェアを提供する企業にも成長機会が生まれます。
もちろん、半導体需要が終わるという意味ではありません。ハードへの投資とソフトの活用は並行して進みます。
今回注目したいのは、AI投資の恩恵がどこまで広がるのか、という視点です。
2. Palantir決算はいつ?注目ポイントを整理
Palantirの2026年7〜9月期決算は、米国時間11月2日の市場終了後に発表予定です。
日本時間では11月3日早朝となります。
前回の2026年4〜6月期決算では、非常に高い成長率を記録しました。
| 指標 | 前回決算 |
|---|---|
| 売上高 | 約19.35億ドル |
| 売上高成長率 | 前年同期比+93% |
| 米国民間企業向け売上成長率 | +149% |
| GAAP営業利益率 | 約47% |
| 今回7〜9月期の会社売上予想 | 21.60〜21.64億ドル |
出典:Palantir公式IR
売上が急拡大するだけでなく、高い利益率を実現していることがPalantirの強みです。
今回の決算では、次の3点に注目したいと思います。
① 民間企業向けAI需要が引き続き伸びているか
米国民間企業向けの成長率は、企業によるAIの実用化を測る重要な指標です。
② 売上だけでなく利益率も維持できるか
売上が伸びても利益率が悪化すれば、株式市場の評価が変わる可能性があります。
③ 次の四半期や通期の見通しは強いか
高成長がすでに期待されている企業では、実績以上に今後の見通しが重要になることがあります。
Palantirが好決算を発表すれば、日本のAIソフト関連株にも関心が向かう可能性があります。
ただし、Palantirの好業績が日本企業の利益成長を保証するわけではありません。
そこで、各社の実績を比較してみます。
3. 日本のAI関連5銘柄を成長率とPERで比較!

まずは5社の業績と株価評価を一覧にしました。
| 銘柄 | 売上成長率 | 利益成長率 | 予想PER |
|---|---|---|---|
| PKSHA(3993) | +84.1% | +46.3% | 約39倍 |
| ABEJA(5574) | +27.7% | +59.4% | 約33倍 |
| エクサウィザーズ(4259) | +41.0% | +39.0% | 48.79倍 |
| NEC(6701) | +11.7% | +23.3% | 23.91倍 |
| 富士通(6702) | +3.8% | +2.1% | 19.63倍 |
※PKSHAは2026年9月期3Q累計の事業利益成長率、ABEJAは2026年8月期通期、エクサウィザーズは2027年3月期1Q、NECと富士通は2027年3月期上期の数値。各社で対象期間・利益指標が異なるため、成長率の単純比較には注意が必要です。PERは10月30日前後に確認した参考値です。
この比較表から分かるのは、成長率とPERのバランスが企業ごとに大きく異なることです。
PKSHAは売上成長率が突出しています。
ABEJAは営業利益が大幅に伸びています。
エクサウィザーズは売上・利益ともに高成長ですが、PERも約49倍。
一方、NECと富士通は大型IT企業で、AI以外の事業も含まれるため、成長率は比較的落ち着いています。
ただし、PERも中小型AI株より低い水準です。
ここからは個別に見ていきましょう。
4. PKSHA Technology(3993)|売上84%増!次回本決算に注目
PKSHA Technologyは、自然言語処理などの独自AI技術を活用し、企業向けのソフトウェアやサービスを展開しています。
問い合わせ対応や社内業務の効率化など、AIが実際に企業で使われる領域に強みがあります。
業績は大幅成長
2026年9月期3Q累計では、
- 売上高:前年同期比+84.1%
- 事業利益:前年同期比+46.3%
となりました。
非常に高い成長率ですが、注意したい点もあります。
売上高の拡大には買収による効果も含まれるため、既存事業がどの程度成長しているかを確認する必要があります。
また、事業利益は会計上の営業利益とは異なる指標です。
売上成長率だけでなく、利益の質も重要になります。
11月12日の本決算が重要
PKSHAは11月12日に本決算を予定しています。
Palantirの好決算によってAIソフト株への期待が高まっても、最終的にはPKSHA自身の来期業績見通しが評価を左右します。
予想PER約39倍という水準を考えると、来期も高い利益成長が続くかが焦点です。
まろぴーの注目点:買収効果を除いた成長と、来期の利益計画。
5. ABEJA(5574)|営業利益59%増なのに株価は大幅下落!
ABEJAは、企業のデータ活用やAI導入を支援する企業です。
AIを単なる実験で終わらせず、実際の業務に組み込む領域を手掛けています。
10月15日の本決算は好調
2026年8月期の実績は以下のとおりです。
| 指標 | 実績 | 前年比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 45.77億円 | +27.7% |
| 営業利益 | 7.10億円 | +59.4% |
| 経常利益 | 7.59億円 | +68.1% |
| 純利益 | 10.65億円 | +137.8% |
売上成長率を上回る営業利益成長率は魅力的です。
営業利益率も約15.5%となりました。
ところが、株価は意外な動きを見せました。
決算翌日は上昇、その後は下落
| 日付 | 終値 | 決算前終値比 |
|---|---|---|
| 10月15日 | 2,571円 | 基準 |
| 10月16日 | 2,769円 | +7.70% |
| 10月30日 | 2,220円 | −13.65% |
| 11月2日 | 2,145円 | −16.57% |
※10月15日の決算発表前終値を基準とした比較。
好決算を受けて翌営業日は上昇したものの、その後は売りが優勢となりました。
背景として考えられるのが、2027年8月期の会社計画です。
売上高は約30%増を見込む一方、営業利益の増加率は約2.8%にとどまる計画となっています。
つまり、売上は引き続き高成長でも、利益の伸びは一時的に鈍化する見通しです。
市場が将来の利益成長を重視した可能性があります。
一方、株価が大きく下がったことで、将来の業績次第では見直し買いが入る余地もあります。
まろぴーの注目点:利益成長が再加速するか。好決算後の下落が行き過ぎだったのか。
6. エクサウィザーズ(4259)|AIプロダクトの成長率が魅力!
エクサウィザーズは、企業向けAIプロダクトとAIを活用した業務変革支援を展開しています。
今回の5社の中でも、AIソフトの普及が直接的な売上成長につながるかを考えるうえで注目したい企業です。
直近1Qは売上41%増
2027年3月期1Qの前年同期比は、
- 売上高:+41.0%
- 営業利益:+39.0%
- AIプロダクト事業売上:+50.6%
と高い成長率を記録しました。
2027年3月期の会社計画も強気です。
| 指標 | 通期会社予想 | 前期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 156億円 | +30.0% |
| 営業利益 | 23億円 | +44.3% |
売上と営業利益の両方で高成長を見込んでいます。
PER48.79倍を正当化できるか
一方、予想PERは48.79倍。
高成長が続くなら評価される可能性がありますが、成長率が鈍化すれば株価調整のリスクも高まります。
特に11月11日に予定される決算では、AIプロダクトの売上成長と営業利益の進捗に注目したいところです。
まろぴーの注目点:AIプロダクト事業の成長継続と、通期利益計画の達成確度。
7. NEC(6701)|利益23%増、PER約24倍の大型AI株
NECは、独自の生成AI「cotomi」などを展開する総合IT企業です。
官公庁や大企業向けのシステム開発、社会インフラ事業なども手掛けています。
PKSHAやABEJAのようなAI専業企業ではありませんが、企業のAI導入拡大を取り込める可能性があります。
直近上期は増収増益
- 売上高:前年同期比+11.7%
- 営業利益:前年同期比+23.3%
- 予想PER:23.91倍
売上高より営業利益の成長率が高い点は注目です。
ただし、10月28日の決算後、株価は下落しました。
| 指標 | 株価反応 |
|---|---|
| 決算翌営業日 | −6.39% |
| 11月2日までの累計 | −8.41% |
| 11月2日終値 | 4,847円 |
利益が伸びているにもかかわらず、株価は決算後に売られています。
予想PER約24倍という水準も、中小型AI株と比べると低めです。
ただし、NECはAI以外の事業も大きいため、単純にPERが低いから割安とは判断できません。
まろぴーの注目点:利益成長の継続性と、決算後の株価の下げ止まり。
8. 富士通(6702)|実はPalantirと直接提携していた!

今回の調査で重要だったのが、富士通とPalantirの関係です。
富士通は2026年9月10日、Palantirとの戦略的提携を拡大すると発表しました。
PalantirのAIPやFoundryを活用し、顧客企業へのAI導入を支援する取り組みです。
ここで重要なのは、富士通はPalantirと事業モデルが似ているだけでなく、実際に提携しているという点です。
PKSHA、ABEJA、エクサウィザーズは企業向けAIという共通テーマで比較する企業。
NECは独自AI技術を持つ大型IT企業。
一方、富士通はPalantir製品の導入支援を通じた事業機会を持っています。
ただし、提携による富士通全体の売上・利益への貢献額は、現時点では明確ではありません。
Palantirの成長率がそのまま富士通に波及するわけではない点には注意が必要です。
決算後の株価は大幅下落
富士通の直近上期業績は、
- 売上高:前年同期比+3.8%
- 営業利益:前年同期比+2.1%
- 予想PER:19.63倍
決算後の株価反応は次のとおりです。
| 指標 | 株価反応 |
|---|---|
| 決算翌営業日 | −16.20% |
| 11月2日までの累計 | −18.70% |
| 11月2日終値 | 3,514円 |
5社の中でPERは最も低いものの、足元の利益成長率も低めです。
Palantirとの提携は魅力的な材料ですが、投資判断では富士通全体の業績回復も確認したいところです。
まろぴーの注目点:Palantir関連案件の拡大と、全社利益成長への貢献。
9. 好決算でも株価は下がる!決算通過済み3社を比較
決算を通過した3社の株価反応を並べると、興味深い結果になりました。
| 銘柄 | 決算翌営業日 | 11月2日までの累計 |
|---|---|---|
| ABEJA | +7.70% | −16.57% |
| NEC | −6.39% | −8.41% |
| 富士通 | −16.20% | −18.70% |
※決算発表日の終値を基準に比較。
ABEJAは好決算を受けて翌営業日に上昇しましたが、その後は大幅下落。
NECと富士通は決算直後から売られました。
この結果から分かるのは、業績が伸びていることと、株価が上昇することは別問題だということです。
市場が期待していた数字を上回ったか。
今後の成長見通しはどうか。
PERは利益成長に見合っているか。
こうした要素を総合して判断する必要があります。
また、決算後に大きく下落した銘柄には反発の可能性もありますが、下落率が大きいこと自体は割安の根拠にはなりません。
10. まろぴーの注目ランキング!
ここまでの業績成長率、予想PER、決算後の株価位置、今後の材料を総合して、5社に順位をつけてみました。
🥇 1位:NEC(6701)
成長率とPERのバランスに注目。
売上高+11.7%、営業利益+23.3%に対して、予想PERは23.91倍。
決算後に株価が下落したことで、投資家の期待値も一定程度調整された可能性があります。
ただし、業績見通しへの懸念が続く可能性もあるため、株価の反転確認を重視します。
🥈 2位:エクサウィザーズ(4259)
AIプロダクトの高成長が魅力。
直近1Qの売上高は41.0%増。
PER48.79倍は高いものの、11月11日の決算で高成長が続いていることを確認できれば、再評価につながる可能性があります。
🥉 3位:ABEJA(5574)
好決算後の大幅下落に注目。
営業利益は59.4%増加したものの、決算前からの株価下落率は16%超。
今期の利益成長が再加速するかが重要です。
4位:PKSHA Technology(3993)
売上成長率は突出しています。
ただし、買収効果と利益の質を確認したいことに加え、11月12日の本決算が控えています。
来期見通しを確認してから評価を見直したい銘柄です。
5位:富士通(6702)
Palantirとの直接提携は注目材料です。
一方、足元の利益成長率は低く、決算後の下落も大きくなっています。
提携効果が業績に表れるかを見極めたいところです。
なお、この順位は中長期的な注目度を整理したもので、翌日の株価上昇率を予想したものではありません。
Palantir決算による短期的なテーマ買いを狙うなら、AI専業色の強いPKSHA、ABEJA、エクサウィザーズの値動きにも注目したいと思います。
11. Palantir決算後の3つのシナリオ
🚀 シナリオ①:市場予想を上回る好決算
企業向けAI需要の強さが改めて評価されれば、日本のAIソフト関連株にも買いが波及する可能性があります。
特に中小型AI株はテーマ性によって値動きが大きくなることも考えられます。
ただし、Palantir自身が好決算でも株価を下げる場合には注意が必要です。
⚖️ シナリオ②:好決算でも期待に届かない
売上や利益が伸びても、市場が織り込んでいた期待に届かなければ売られる可能性があります。
その場合、日本の高PER AI株にも利益確定売りが広がるかもしれません。
📉 シナリオ③:成長鈍化や慎重な見通し
企業向けAI投資の成長ペースに疑問が生じれば、AIソフト株全体の評価が下がる可能性があります。
その場合はテーマ性よりも、個別企業の利益成長と株価水準を重視したいところです。
12. AIで利益が変わる企業にも注目!
AIの普及によって恩恵を受けるのは、AIソフトを販売する企業だけではありません。
AIを活用して業務効率を改善し、コストを削減する企業にも投資機会が生まれる可能性があります。
例えば、システム開発、人材サービス、コールセンターなどです。
まろぴーの株ラボでは、このテーマも継続して分析しています。
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AIの普及によって、どの企業の売上が増え、どの企業の利益率が改善するのか。
この2つを分けて考えることで、投資対象の見え方も変わってきます。
まとめ|Palantir決算で日本のAI株はどうなる?
今回の比較では、5社それぞれに異なる魅力が見えてきました。
| 銘柄 | 注目ポイント |
|---|---|
| PKSHA | 売上成長率+84.1%、次回本決算 |
| ABEJA | 営業利益+59.4%、決算後の大幅下落 |
| エクサウィザーズ | 売上+41.0%、AIプロダクトの成長 |
| NEC | 利益成長とPERのバランス |
| 富士通 | Palantirとの直接提携 |
🌸 まろぴーの結論
Palantir決算は、企業向けAIソフトウェア需要の勢いを確認する重要なイベントです。
ただし、日本株を選ぶうえでは、Palantirとのテーマ的な近さだけでなく、各社自身の利益成長とPERのバランスを重視したいと思います。
成長性ならエクサウィザーズ、決算後の反発余地ならABEJA、業績とPERのバランスではNECに注目。
そして、富士通とPalantirの直接提携も、今後の業績への波及を追っていきたい材料です。
AI相場の次の主役は、単にAIを開発する企業ではなく、AIによって実際に利益を増やせる企業になるのかもしれません。
今後も決算を追いながら検証していきます!📈
参考資料
※本記事は2026年11月2日時点の情報に基づく分析です。業績成長率の対象期間や利益指標は企業ごとに異なります。株価や予想PERは変動します。記載した見通しは将来の株価を保証するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。



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