【マイクロン決算】予想超えでも株価はヨコヨコ?キオクシア・サンディスクへの影響を分析

投資コラム

こんにちは、まろぴーです🐣📈

今日の注目イベントのひとつが、Micron Technology(MU)の決算。

そこで今回は決算直前企画!

Micron
Sandisk(SNDK)
キオクシアHD(285A)

このメモリ3社をまとめて比較してみます。

今年の株価を見ると3社ともかなり上昇していますが、同じ「メモリ株」とまとめてしまうには、事業構成も株価の上がり方もかなり違います。

そして今回、一番気になっているのが、

「サンディスクに対してキオクシアはまだ差を縮められるのか?」

というところ。

キオクシアについては以前、「いまさら聞けないキオクシア|何がすごい?技術力・AI需要・利益の持続性まで」で事業や技術をかなり詳しく調べました。

今回はそこから一歩進んで、Sandisk・Micronとの株価比較+キオクシア特有の需給まで見てみます🐣

【マイクロン決算通過】サンディスク・キオクシア・Micronを徹底比較!好決算でも株価はヨコヨコ?

こんにちは、まろぴーです♪

昨日の記事では、

SanDisk(サンディスク)
キオクシアホールディングス
Micron Technology(マイクロン)

このメモリ3社を比較しました。

そして最大の注目イベントだったマイクロンの2026年度Q4決算がついに発表!

結果は……

強い。かなり強い。

売上高もEPSも市場予想を上回り、さらに次の四半期のガイダンスも市場予想超え。

ところが。

時間外のマイクロン株はほぼヨコヨコ。

えっ。

この数字でも爆上げしないの!?

今回は昨日の記事を決算確定版へ更新して、

「マイクロンの決算は本当に強かったのか?」

そして、

「この決算を受けてキオクシアとSanDiskをどう見るか?」

まで考えていきます。


まず結論:マイクロン決算は予想超え

今回発表されたMicron Technologyの2026年度Q4決算はこちら。

項目Q4実績
売上高542.3億ドル
GAAP EPS32.87ドル
調整後EPS33.42ドル
調整後粗利益率87.0%
営業キャッシュフロー439.7億ドル

売上高542.3億ドルに対して、市場予想は約510億ドル。

調整後EPS33.42ドルも市場予想を上回りました。

さらに前年同期の売上高は113.2億ドル。

前年同期比では約4.8倍。

もはや「好決算」という一言では片付けにくい伸び方です。

マイクロン公式決算はこちら。

Micron 2026年度Q4決算


さらに強かったのが次期ガイダンス

そして今回、まろぴーが特に重要だと思ったのはこちら。

2027年度Q1についてマイクロンは、

売上高615億ドル ±15億ドル

を予想しています。

市場予想は約570億ドルでした。

さらに調整後EPSは、

38.15ドル ±1ドル。

こちらも市場予想約35.4ドルを上回っています。

つまり、

Q4実績 → 予想超え

だけじゃない。

Q1ガイダンス → これも予想超え。

決算後によくある、

「決算は良かったけどガイダンスが……」

というパターンでもありません。


AIメモリ需要はまだ強かった

今回の決算で最も安心材料になったのがここ。

AI向けメモリ需要はまだ崩れていません。

マイクロンはNVIDIAなどにHBMを供給しています。

Reutersによると、顧客との長期供給契約に伴う資金コミットメントは6月時点の約220億ドルから約320億ドルまで増加。

さらに将来の契約収益を示す残存履行義務は、前四半期の約1,000億ドルから約1,500億ドルへ拡大しています。

さらにマイクロンは、2027年のHBM生産分についてもほぼ受注を確保したとしています。

これはかなり強烈。

少なくとも今回の決算から、

「AIメモリ需要がピークアウトしている」

という姿は見えてきません。


それなのにマイクロン株はほぼヨコヨコ

そして今回いちばん面白いポイント。

ここまで強い数字を出したのに、

決算直後のマイクロン株はほぼヨコヨコ。

発表直後の時間外では小幅高にとどまりました。

「え、この決算でもそれだけ?」

という反応です。

ただし、これは決算が悪かったという話ではありません。

むしろ、

市場がものすごい決算をすでに期待していた

と考えた方が自然です。

マイクロン株はAIメモリ需要を背景に、決算前までにかなり上昇していました。

つまり今回の決算は、

業績は文句なし。

でも、

株価には相当な好業績が織り込まれていた。

そんな決算だった可能性があります。


ここで改めてメモリ3社を比較

昨日の記事で比較した3社を改めて整理します。

企業主力AIとの関係
MicronDRAM・HBM・NANDAIサーバー、HBM、データセンター
SanDiskNAND・SSDAIデータセンター向けSSD
キオクシアNAND・SSDAIデータセンター向けSSD

ここはかなり重要です。

3社とも「メモリ株」とまとめられますが、

マイクロンとキオクシアは完全に同じ会社ではありません。

マイクロン最大の強みの一つが、

DRAM+HBM。

一方、

キオクシアとSanDiskはNANDが中心。

だから、

「マイクロン決算が良かった!」

↓

「キオクシアも同じだけ良い!」

とはなりません。


ただしNANDにも追い風はある

ここで重要なのがAIデータセンター。

AIというとGPUとHBMばかり注目されます。

でも生成AIサービスが巨大化すると、

保存するデータ量も増える。

そこで必要になるのが、

データセンター向けSSD。

つまり、

GPU
↓
HBM・DRAM
↓
大量のデータ処理
↓
大量のデータ保存
↓
NAND・SSD

という形。

マイクロンの今回の決算はHBM需要の強さが目立ちますが、

AIインフラ投資そのものが続いている

という点ではNAND勢にとっても重要な確認材料です。


SanDiskとキオクシアはかなり近い

そして前回の記事でも触れましたが、

SanDiskとキオクシアはかなり特殊な関係です。

両社は日本国内のNAND生産拠点で協業しており、

同じNAND市況の影響を受けやすい。

だからこそ面白い。

SanDiskがAIデータセンター向けSSD需要を背景に大きく評価されるなら、

「同じNAND市場にいるキオクシアはどうなの?」

という話になります。


3社の株価にはかなり差が出た

前回の記事で作った株価比較がこちら。

2025年末を100として比較すると、

SanDisk:約749

キオクシア:約514

Micron:約379

という推移になっていました。

つまり意外にも、

株価パフォーマンスではSanDiskが突出。

MicronはHBMという非常に強い武器を持っていますが、

株価という意味ではすでに大きく上昇。

そしてキオクシアも急騰しましたが、

SanDiskとの間にはまだ差があります。

ここが今回の比較記事で一番面白いところです。


キオクシアにはもう一つ「需給」という材料がある

さらにキオクシアには業績以外の材料があります。

株式需給です。

浮動株や指数イベントなどによって、大きな資金が動く可能性があります。

これはMicronやSanDiskとの単純な業績比較だけでは説明できません。

つまりキオクシアを見るときは、

① NAND市況

② AIデータセンター需要

③ SanDiskとの比較

④ 株式需給

この4つを見る必要があります。


そしてキオクシアはApplied Materialsとも動き始めた

さらに9月30日には新しい材料も出ました。

キオクシアとApplied Materialsが、次世代メモリ技術の研究開発で協力することを発表。

ここでも、

AI時代に必要となる次世代メモリ

がテーマになっています。

単純なNANDメーカーから、

「AI時代のストレージ企業」

としてどこまで評価を変えられるか。

ここも今後かなり重要になりそうです。

詳しくはこちらの記事でまとめています。

キオクシア×Applied Materials提携を深掘り


マイクロン決算でキオクシアの見方は変わった?

では今回の決算を受けて、

キオクシアへの見方は変わったのか?

まろぴーが注目しているポイントは、

メモリ市場の需要が崩れている兆候が今回のマイクロン決算からは見えなかったこと。

ここです。

マイクロンの売上高は過去最高。

次期ガイダンスも市場予想超え。

AIメモリ需要も強い。

長期契約も増えている。

少なくとも、

「メモリスーパーサイクル終了!」

という決算ではありませんでした。

むしろ逆。

メモリ需要の強さを改めて確認する内容でした。


ただし株価は別問題

ここはかなり大事。

業績が強い=株価が必ず上がる

ではありません。

今回のMicronがまさにそれ。

決算は非常に強かった。

それでも時間外株価は大きく上昇していません。

つまり市場は、

「良い決算なのは知ってるよ」

というところまで来ている可能性があります。

これはキオクシアにもSanDiskにも言えること。

株価がすでに何倍にもなっている以上、

これから重要になるのは、

良いか悪いか

ではなく、

市場の期待をさらに超えられるか。

ここだと思っています。


10月1日、キオクシアの反応を見たい

ということで、10月1日の日本市場。

まろぴーがまず見たいのは、

キオクシア。

マイクロンの決算内容だけを見るなら、メモリ株にとって悪い材料ではありません。

むしろかなり強い。

それでもMicron自身は時間外でほぼヨコヨコ。

となると、

日本市場がこの決算をどう解釈するのか?

が非常に面白くなります。

寄り付きだけ上昇して売られるのか。

キオクシアに改めて資金が入るのか。

それとも、

「好決算は織り込み済み」

としてスルーされるのか。

ここを確認したい。


まとめ:好決算なのに上がらない。だから面白い

今回のMicron決算。

数字は強烈でした。

売上高542.3億ドル。

調整後EPS33.42ドル。

そして次期売上高ガイダンスは、

615億ドル±15億ドル。

AIメモリ需要も依然として強い。

それなのに、

Micron株は決算直後に爆上げしていない。

ここが今回最大のポイントだと思っています。

メモリ市況が悪いから上がらないわけではない。

むしろ、

業績が強すぎることを市場もすでに知っている。

そんなステージに入っているのかもしれません。

そして次に見るのは、

SanDiskとキオクシア。

特にキオクシアには、

NAND市況
AIデータセンターSSD
SanDiskとの評価差
Applied Materialsとの次世代メモリ開発
そして株式需給

という複数の材料があります。

マイクロンの決算でメモリ需要の強さは確認できた。

では次は、

その恩恵をNAND勢がどこまで数字に変えられるのか。

10月相場でも引き続き、

Micron・SanDisk・キオクシアの「メモリ3兄弟」

を追いかけていきます♪

↑ここまで10/1追記記事


まず3社の株価を重ねてみた

【ここに作成した3社比較イラスト】

株価そのものでは、

SandiskとMicronはドル。
キオクシアは円。

そのままでは比較しにくいので、2025年末を100として指数化しました。

するとかなり面白い。

9月29日時点では、

銘柄2025年末9/29
Sandisk100約729
キオクシア100約514
Micron100約370

3社とも猛烈に上昇しています。

ただし、一番強烈なのはSandisk。

キオクシアがそれを追い、Micronも大幅上昇しているという構図です。

さらに大きな流れを見ると、

6月に大きく上昇
↓
7月に急落
↓
8~9月に再び回復

と、似たリズムも見えてきます。


同じ「メモリ株」でも中身は違う

まず3社の違いを整理。

企業主力注目ポイント
SandiskNANDSSD・データセンター
キオクシアNANDNAND・SSD
MicronDRAM・NANDHBM・AIサーバー

SandiskとキオクシアはNAND色が強い。

一方、MicronはDRAMに加えて、AIサーバーで重要になっているHBMも大きなテーマ。

つまり、

NAND市況を見るならSandisk・キオクシア

AIメモリ全体を見るならMicron

という違いがあります。

キオクシアについて「HBM銘柄なの?」など基本から整理したい方は、先ほどのキオクシア徹底解説記事もどうぞ。


Sandiskの業績が強烈

今年のメモリ株相場を象徴しているのがSandisk。

2026年度Q4は、

売上高89.65億ドル
前四半期比+51%

でした。

さらに増収要因について会社は、

約1/3が数量増
約2/3が価格上昇

と説明しています。

データセンター売上高も大きく伸びています。

つまり、

NAND価格上昇
×
データセンター需要

が同時に効いている。

単純なAI期待だけではなく、実際の業績にメモリ市況改善が表れているところが重要です。


Sandiskとキオクシアは製造でもつながっている

そして、この2社を比較するなら絶対に外せないポイント。

SandiskとキオクシアはNAND製造で協業しています。

つまり、

「SandiskのNANDが絶好調。でもキオクシアには関係ありません」

とは考えにくい。

同じNAND市場の需給や価格変動の影響を受けるうえ、製造面でも深いつながりがあります。

だから最近は、

SNDKの株価を見る
↓
NAND市況を見る
↓
キオクシアを見る

この流れがかなり面白いと思っています。


それでも株価はSandiskの方が強い

ここで最初の比較チャートへ。

2025年末=100とすると、

Sandisk:約729
キオクシア:約514

まだかなり差があります。

もちろん会社そのものが違うので、

「同じNANDだから同じだけ上がる」

とは言えません。

業績、利益率、成長期待、株価評価、資本政策。

いろいろ違います。

でもキオクシアには、もうひとつ見ておきたいポイントがあります。


キオクシアは「需給」も面白い

ここです🐣

キオクシアの場合、業績だけではなく株式需給も見ておきたい。

株式分割や自己株式取得、大株主の動きなど、株式側のイベントも続いています。

そして9月末は機関投資家のポートフォリオ調整なども意識される時期。

ただし、

「9月30日にキオクシアへ○○億円のリバランス買いが確定」

というところまでは確認できていないので、ここは断定しません。

それでも、

NAND市況
+ 業績
+ 株式分割
+ 大株主の動き
+ 期末需給

と、見るものが多い。

これは結構面白い。

ちなみに「需給ってどう見ればいいの?」というところは、以前キオクシアを実例にして「出来高で見抜く底打ちと息切れ上昇」で詳しくまとめています。

今回のキオクシアを見るときにも、この株価+出来高の考え方はかなり使えそうです。


Sandiskとの差は縮まるのか?

ここが今回一番考えたいところ。

現在の構図をかなり単純化すると、

Sandisk
→ NAND好況を業績・株価とも猛烈に織り込んでいる

一方、

キオクシア
→ 同じNAND市場の恩恵を受けながら、株価上昇率ではSandiskを下回る

という状態。

ここに、

NAND市況好調
+ キオクシアの業績拡大
+ 株式需給改善

が重なったらどうなるのか。

もちろん、

「キオクシアがSandiskに追いつく!」

と決めつけることはできません。

でも3社を同じチャートにすると、

🐣「この差、ずっとこのままなの?」

というのはかなり気になります。

今後追いかけたいポイントです。


キオクシアが伸びると恩恵を受ける会社もある

そして、ここから日本株の連想ゲーム。

キオクシアの設備投資や生産拡大が続けば、見るべきなのはキオクシアだけではありません。

以前調べた新日本空調は、実際にキオクシア四日市工場の製造棟にも関わっている企業。

半導体工場が増えれば、

メモリメーカー
→ 製造装置
→ 材料
→ 基板
→ 工場インフラ

と、恩恵が広がっていきます。

これが半導体セクターの面白いところ。


そして今日、Micron決算

ここでMicron。

今回の決算が重要なのは、Micron自身だけではありません。

世界のメモリ市場が今どんな状態なのか確認できるイベント

でもあります。

特に見たいのは、

DRAM価格
HBM需要
NAND価格
AIデータセンター需要
供給状況
今後の設備投資

このあたり。


特に「NANDへのコメント」を見たい

まろぴー的に今回かなり気になるのがこれ🐣

Micronの決算なのに、

NANDについて何を言うか。

Micron
↓
NAND市況について強いコメント
↓
Sandisk
↓
キオクシア

という連想ができるからです。

需要が強いのか。

供給がタイトなのか。

価格環境は続くのか。

逆に需給緩和の兆候が出るのか。

これはキオクシアを見るうえでもかなり重要だと思っています。


Micron決算から「日本の半導体株」へ

そして決算が強かった場合、資金がメモリ株だけで終わるとも限りません。

AI・データセンター投資が引き続き強ければ、日本株では周辺企業にも連想が広がります。

たとえば、

イビデンのAI半導体・パッケージ基板

さらに、

TOPPANのFC-BGA事業

など、AI半導体の高性能化で重要になるパッケージ基板もあります。

そして材料側なら、

トクヤマの半導体材料事業

も以前深掘りしました。

同じ「半導体株」でも、

メモリ
→ パッケージ基板
→ 半導体材料
→ 工場インフラ

と見ると、かなり違う景色になります。


でも「好決算=上昇」とは限らない

ここは注意。

比較チャートを見れば分かる通り、メモリ株はすでに猛烈に上昇しています。

だから今回、

「Micronの決算が良かった!」

だけでは足りない可能性があります。

市場が見ているのは、

今の高い期待をさらに超えられるのか?

というところ。

だから数字だけではなく、

決算後の株価反応

までセットで見ます。

好決算+強い見通し+株価上昇なら、メモリ株全体への追い風を意識。

逆に、良い数字なのに売られるなら、

期待がかなり先行していた可能性

も考えたいところです。


まろぴーが今回一番見ているのはキオクシア🐣

3社を並べてみて、一番興味深かったのはやっぱりキオクシア。

Sandiskと同じNAND好況の恩恵を受ける可能性がある。

それなのに、

株価パフォーマンスにはまだ差がある。

さらにキオクシアには、業績だけではなく需給面の材料もあります。

だから、

「Sandiskに追いつく」

と決めつけるのではなく、

「Sandiskとの差が縮まる条件は揃ってきているのか?」

ここを追いかけたい。

そして、その答えを探すための次の大きな材料が、

Micron決算です。


まとめ🐣📈

今回の3社比較をまとめると、

Sandisk
NAND価格上昇とデータセンター需要の恩恵が業績に強く表れている。

キオクシア
Sandiskと同じNAND市場を見る銘柄。さらに株式需給も要チェック。

Micron
DRAM・HBM・NANDを持つ総合メモリ企業。今回の決算はメモリ市場全体を確認する重要イベント。

そして今後は、

Micron決算

↓

メモリ市況

↓

Sandisk

↓

キオクシア

↓

日本の半導体関連株

この流れで追いかけてみます。

Micron決算後は、決算数字・NANDへのコメント・時間外株価を確認して、キオクシアへの影響まで追記予定です🐣📈

※本記事は特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身でお願いいたします。

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