【AIで利益が変わる会社②】人材業界編|パーソルは利益貢献10億円超!次に業績が変わる人材株は?

投資コラム

こんにちは、まろぴーです🌸

最近ずっとAI関連企業を調べていますが、ちょっと視点を変えると面白いことに気づきました。

AIを「作っている会社」ではなく、

AIを使うことで、今まで人がやっていた仕事を効率化し、利益率そのものが変わる会社があるのでは?

ということ。

そこで始めたのが、

🤖「AIで利益が変わる会社」シリーズ

です。

第1弾ではゲーム業界を調べました🎮

生成AIによって、

・ゲーム開発
・イラスト制作
・プログラミング
・デバッグ
・翻訳

などのコストが下がり始めています。

▶【第1弾】AIで利益が変わる会社|ゲーム業界編
※ここに第1弾記事URL

そして第2弾。

まろぴーが注目したのは、

👔 人材業界

です。

調べてみると、すでにかなり面白いことが起きていました。

🌸まろぴー
「AI導入しました!って話じゃなくて、もう利益への貢献額まで出してる会社がある……?」

その代表が、

パーソルホールディングス(2181)

です。


なぜ人材業界とAIは相性がいいの?

まず、人材会社の仕事を考えてみます。

求人情報を集める。

求職者を探す。

履歴書や職務経歴書を見る。

条件に合う求人を探す。

スカウト文を作る。

企業と求職者をマッチングする。

問い合わせに対応する。

面接日程を調整する。

こうして並べてみると……

🌸まろぴー
「AIが得意そうな仕事、めちゃくちゃ多くない?」

そうなんです。

人材業界には、

大量の情報を読み、比較し、文章を作り、最適な組み合わせを探す仕事

が非常に多い。

生成AIやAIエージェントとの相性がかなりいい業界だと考えられます。

そして重要なのは、AIが効く場所が「コスト削減」だけではないこと。

マッチング精度が上がれば、

同じ人数でも成約数を増やせる可能性があります。

つまり、

AI導入
↓
作業時間削減
↓
担当者1人あたりの生産性向上
↓
マッチング精度向上
↓
成約増加
↓
売上増加
↓
利益率改善

という、

売上とコストの両方にAIが効く可能性がある業界

なんです。


🥇 すでに一歩先を走っているパーソル

今回、人材業界を調べていて最初に驚いたのがパーソルです。

パーソルでは、国内グループ向けの生成AI「PERSOL Chat Assistant」を展開。

月間利用者数は、

約1.2万人。

そして会社が公表している生成AI活用による累計利益貢献額は、

💰 10億円超

まで来ています。

さらに、年間では30万時間超の業務時間削減を想定しています。

🌸まろぴー
「AIを使ってます、じゃなくて10億円まで計算してるの!?」

ここが今回かなり重要だと思っています。

多くの企業が、

「生成AIを導入しました」

「社員がChatGPTを使っています」

「AIでDXを進めます」

という段階にあります。

でも投資家として本当に知りたいのは、

「で、それが利益にどうつながるの?」

というところ。

パーソルは、その答えがかなり見え始めています。


dodaではAIが「売上側」にも効き始めている

さらに面白いのが転職サービス「doda」。

パーソルはAIマッチングを内製化しています。

その結果、

求人紹介率 30% → 50%

さらに、

書類選考合格数 30%増

という成果を公表しています。

これは単なる社内業務効率化とは少し違います。

AIによって、

求職者に合った求人を見つけやすくする
↓
紹介できる求人が増える
↓
選考へ進む人数が増える
↓
採用につながる可能性が高まる

という流れ。

つまりAIが、

コストを減らすだけではなく、本業の売上を増やす方向にも効き始めている

わけです。

🌸まろぴー
「これが人材業界のAIで一番面白いところかも……!」


パーソルはここからAI投資をさらに加速

しかもパーソルは、これで終わりではありません。

中期経営計画FY2028では、

「AIを起点とした収益性向上と事業モデル転換」

を進めています。

柱は、

🤖 AI × Business
💻 AI × Work
📊 AI × Data

の3つ。

そして中計期間中のAI投資額は、

約190億円

を予定。

これに対して会社は、

1.8倍、最大2.3倍の効果

を見込んでいます。

さらに、

調整労働生産性を15~24%向上

させる計画です。

これはかなり大きい数字。

人材会社は「人」がサービスを生み出す会社です。

その人の生産性が15%、20%と上がった場合、

会社全体の収益構造が変わる可能性があります。


📈 そしてパーソルの株価も動き始めている?

ここで投資家として気になるのが株価です。

パーソルの株価は2026年5月15日に、

218円

まで下落しました。

ところが、その後上昇。

9月1日には、

304.3円

まで上昇しました。

5月安値から見ると、

約40%上昇

です。

もちろん、

「AIが評価されて株価が40%上がった」

と考えるのは早計です。

業績、需給、株主還元、市場全体の動きなど、株価にはさまざまな要因があります。

ただし気になるのは、

パーソルがAIによる利益貢献額を具体化し、

さらに中期経営計画でAI投資額や生産性改善目標まで示し始めたタイミングで、

株価も安値圏から水準を切り上げていること。

🌸まろぴー
「もしかして市場も、“AIを使って利益を増やす会社”として見始めてる……?」

まだ断定はできません。

でも今後、

AI投資 → 生産性向上 → 利益率上昇

が決算数字として見えてくれば、かなり面白い企業だと思います。


でもパーソルだけじゃない。人材業界全体が動き始めている

ここからが今回の記事の本題です。

パーソルだけAIを使えるわけではありません。

当然、競合各社も動いています。

そこで今回は、

パーソル
リクルートHD
ディップ
パソナグループ

を中心に、

「AIで利益が変わる可能性」

という視点から比較してみます🔍


① パーソルHD|すでに「利益化」の数字が見えている

パーソルの強みは何といっても、

AI活用の成果を具体的な数字で開示していること。

・生成AI月間利用者 約1.2万人
・年間30万時間超の業務削減を想定
・累計利益貢献額10億円超
・doda求人紹介率 30%→50%
・書類選考合格数30%増
・AI投資 約190億円
・調整労働生産性15~24%向上を計画

ここまで揃っています。

単なる「AIテーマ株」というより、

AIによって本当に利益構造が変わるかを決算で追える会社

になってきました。

今回の人材業界編では、パーソルを基準点にします。


② リクルートHD|AIが巨大なマッチング市場に直結

次がリクルートホールディングス(6098)。

ここは規模がまったく違います。

世界最大級の求人プラットフォーム「Indeed」を持っているからです。

リクルートが進めているのが、

「Simplify Hiring」

という戦略。

目指しているのは、採用プロセスそのものをテクノロジーで簡単にすること。

IndeedではAIによる、

・求職者と求人のマッチング
・採用プロセスの自動化
・企業側の採用業務効率化

を進めています。

2025年にはIndeed上で、

1分あたり平均31人が採用

されたと会社は説明しています。

さらに出木場CEOは2026年3月期決算説明会で、AIによるマッチング改善や手作業の自動化について、

数字として実績が出始めている

という趣旨の説明をしています。

🌸まろぴー
「世界規模でAIマッチングが回り始めたら、インパクトでかすぎる……。」

パーソルが「利益貢献額の見えやすさ」で先行している一方、

AIによる売上成長のスケール

ではリクルートが非常に強い。

ここは人材AIを見るうえで外せません。


③ ディップ|求人広告×DXからAIへ

続いてディップ(2379)。

「バイトル」「はたらこねっと」などを運営している会社です。

ディップはもともと求人広告だけではなく、企業の業務効率化を支援するDX事業も展開しています。

そのため、

人材データ × 求人広告 × DX × AI

という組み合わせを作りやすい会社です。

ただし今回調べた範囲では、

パーソルの「利益貢献10億円」のように、

AIが全社利益を何億円押し上げた

というところまで明確な開示はまだ確認できませんでした。

ここが逆に今後のチェックポイント。

AIによるマッチング精度向上や営業生産性向上が数字として出てくれば、評価が変わる可能性があります。

🌸まろぴー
「まだ“答え”が出てないからこそ、決算を追う意味がある会社だね。」


④ パソナグループ|「AI First」を掲げる

パソナグループ(2168)も動いています。

2026年にはAI基本方針を策定。

グループとして、

「AI First」

をキーワードに組織変革を進めています。

さらに9月には、生成AIを組織変革へつなげる管理職向けの「AXリーダーズプログラム」を開始。

単純に生成AIを社員へ配るだけではなく、

AIを前提に仕事そのものを組み直す

方向へ進もうとしています。

ただし現時点では、パーソルほどAIによる利益貢献額の具体的な開示は見えていません。

さらに直近では、人件費やIT関連費用の増加なども利益を圧迫していました。

だからこそ、

AI Firstが本当に生産性改善へつながるのか

は今後の決算で確認したいところです。


🤖 人材4社を「AI利益化」で比較してみる

ここまでを整理すると、かなり性格が違います。

企業AIの主戦場数字で見える成果現在地
パーソルHD社内業務+人材マッチング利益貢献10億円超、求人紹介率30→50%利益化が見え始めた
リクルートHDIndeed・世界の採用市場1分平均31人採用、AI成果が数字に出始める売上拡大型
ディップ求人広告+DX利益貢献額はまだ不明瞭今後の数字待ち
パソナG社内業務・BPO・人材AI Firstを推進変革初期

🌸まろぴー
「同じ人材会社でも、AIの使い方が全然違う!」

これが面白いところです。


🏆 まろぴー的「AI利益化の進み具合」

今回の調査を、

🤖 本業へのAI実装
💰 利益への見え方
📈 売上拡大への可能性
⚙️ 生産性改善
🔭 今後確認したい余地

という視点で整理すると、

現時点で最も「AI → 利益」まで確認しやすいのはパーソル。

一方、

AIによる売上拡大のスケールが大きいのはリクルート。

ディップとパソナはAIへの取り組みを進めていますが、投資家としては、

「AIを導入した」から「利益が変わった」へ進めるか

をこれから確認する段階だと思います。

これは企業の優劣というより、

AI利益化の現在地の違い

です。


⚠️ ただし「AIを使えば人件費が減る」は単純すぎる

ここで一つ注意。

AIで作業時間が20%減ったからといって、

人件費が20%減るわけではありません。

パーソル総合研究所が2026年に発表した調査では、生成AIを利用したタスクでは、

平均16.7%の時間削減

が確認されています。

ところが、

実際に業務時間そのものが減った人は、

約4人に1人。

つまり、

AIで30分浮いた
↓
別の仕事を30分やった

なら、会社の人件費は減りません。

🌸まろぴー
「AI使った!効率化した!だけじゃ利益は増えないのか……。」

ここが今回のシリーズで一番大切にしたいところです。


投資家が見るべきなのは「AI導入率」じゃない

だからまろぴーは、

「AIを導入している企業ランキング」

にはあまり興味がありません。

見たいのは、

AIが決算書を変えたかどうか。

です。

チェックするなら、

① AIによって売上が増えたか

② 成約率・マッチング率が上がったか

③ 1人あたりの生産性が上がったか

④ 人員増加なしで事業を拡大できたか

⑤ 営業利益率が上がったか

この5つ。

この数字が出てきて初めて、

AIが「便利な道具」から、

利益を生む経営資源

へ変わったと考えられます。


🌸 まろぴーが特に追いたいのは「売上÷人」

そして人材業界で今後かなり見たい数字があります。

それが、

1人あたり売上・利益

です。

AIで生産性が上がるなら、

社員数を10%増やさなくても、

売上を10%、20%増やせる可能性があります。

これが続けば、

売上高
↗

社員数
→

1人あたり売上
↗

営業利益率
↗

という形になる。

🌸まろぴー
「これが決算に出てきたら、“AIで利益が変わった”ってかなり言いやすくなるね!」

まさにそこ。

今後の決算では売上高や営業利益だけでなく、

従業員数と生産性

もセットで追いかけたいと思います。


パーソルの株価上昇は「先行サイン」なのか?

そしてもう一度パーソルに戻ります。

2026年5月安値218円。

9月には300円台まで上昇。

この上昇がAIだけによるものだとは言えません。

でも、

生成AIの利益貢献が10億円を超える
↓
dodaでAIマッチングの成果が出る
↓
中計でAI投資約190億円を打ち出す
↓
生産性15~24%向上を計画
↓
株価も安値から上昇

という流れは、かなり興味深い。

もしかすると市場は、

AIによる業績変化が決算に完全に表れる前から、少しずつ評価し始めている

のかもしれません。

もちろん、これはまだ仮説です。

だからこそ次の決算が面白い。


🌸まろぴーまとめ|AIを「作る会社」から「使って儲ける会社」へ

AI投資というと、

NVIDIA。

半導体。

データセンター。

電力。

こうした企業に目が向きがちです。

もちろん、それも巨大なテーマ。

まろぴーの株ラボでも、AIデータセンターの裏側を追いかけています。

▶ GPUを冷やす「知られざる3社」!AI液冷で伸びる日本株を発掘

さらに液冷が広がることで、「水漏れを監視する」という思わぬところまでAI需要が波及しています。

▶ AI液冷の「次」に伸びる?JX金属の隠れAI事業「漏水検知」が30%増産へ

でも今回、人材業界を調べてみて改めて思いました。

AI相場の次のステージは、

AIを作る会社だけではない。

AIを使うことで、

仕事のやり方を変える。

同じ人数でより多く稼ぐ。

マッチング精度を上げる。

利益率を上げる。

そんな、

「AIを使って儲かる会社」

が出てくる可能性があります。

そして人材業界では、

パーソルがすでに一歩先へ進み始めています。

リクルートは世界規模でAIマッチングを進化させる。

ディップは求人広告とDXを持つ。

パソナは「AI First」を掲げて組織変革を始める。

🌸まろぴー
「これ、1年後に同じ4社を比較したら順位が全然変わってるかもしれないね……!」

だから追いかけます。

見るのは、

「AIを導入しました」

というニュースではありません。

AIによって決算書が変わった瞬間です。

「AIで利益が変わる会社」シリーズ。

第2弾は人材業界でした👔🤖🌸

次はどの業界で、AIが利益を変え始めるのでしょうか。


※本記事は2026年9月21日時点の公開情報をもとに作成しています。AI施策による効果には会社側の試算・目標を含み、将来の実現を保証するものではありません。株価変動にはAI以外にも業績、需給、市場環境などさまざまな要因があります。本記事は特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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