FIG(4392)は11月が分岐点!台湾半導体案件・決算・信用期日から株価の行方を徹底考察

企業深掘

こんにちは、まろぴーです🐣🌸

今回は、以前から注目しているFIG(4392)について、少し違った角度から考えてみます。

2026年5月、台湾企業とのAI半導体向け自動化装置の共同開発が発表され、FIGの株価は急騰しました。

ところが、その後は大きく下落。

5月27日につけた高値3,075円から、10月9日の終値860円まで、約72%も下がっています。

🐣「台湾案件への期待は残っているのに、株価はこんなに下がっちゃったの?」

まろぴーが今回気になったのは、11月13日に予定されている決算と、5月の急騰時に積み上がった信用買いの返済期限が近いということです。

もしかすると、台湾案件の進捗を期待して今から買うより、決算後の値動きを見てから判断した方がいいのでは?

今回は、FIGの業績、台湾案件、信用買い残の推移を整理しながら、11月の投資戦略を考えてみます。

※本記事は2026年10月11日時点の公開情報を基にした考察です。将来の株価を保証するものではありません。

1.FIGの株価はなぜここまで下がった?

まず、株価の推移を振り返ります。

時期株価
5月1日終値345円
5月27日高値3,075円
5月29日終値1,781円
8月28日終値1,139円
9月25日終値946円
10月9日終値860円

5月の高値から約72%下落したとはいえ、急騰前の345円と比べると、現在も約2.5倍の株価です。

ここは重要だと思っています。

🐣「70%下がったから割安!とは簡単に言えないんだね」

5月の株価急騰には、台湾のAI半導体関連案件への大きな期待がありました。

しかし、現在までに確認できる情報では、台湾での正式な量産採用や大規模受注金額は明らかになっていません。

つまり、株価は先に大きく動いた一方、業績への具体的な寄与額はまだ見えていない状態です。

もちろん、下落の原因を台湾案件への期待剥落だけで説明することはできません。

短期資金の売買、信用取引の需給、利益確定、地合いなども影響した可能性があります。

ただ、少なくとも今は、期待だけで高値を追いかける局面とは違ってきたと感じています。

2.台湾のAI半導体案件はどこまで進んでいる?

FIG子会社のREALIZEは、2026年5月7日に台湾企業と共同開発した半導体向け自動化装置を発表しました。

対象は、米国の大手半導体企業が手がけるAI向けGPUパッケージ。

ただし、FIGが開発したのは半導体の性能を測定するテスター本体ではありません。

検査工程で高価なGPUパッケージを正確に取り付けたり、取り外したりする作業を自動化する装置です。

8月の決算説明では、台湾工場で量産工程を見据えた試験運用が行われていることが示されています。

さらに、関連技術を活用した自動着脱装置について、国内メーカーからの受注も確認されています。

ここは前向きに評価しています。

一方、まだ分からないことも多いです。

  • 台湾工場での正式採用時期
  • 装置1台当たりの販売価格
  • 量産時の導入台数
  • 受注金額と利益率
  • FIGへの売上計上時期

そのため、現時点で「台湾案件だけで数十億円の売上になる」と断定するのは難しいと考えています。

技術面や事業内容については、以前の記事で詳しく解説しています。

関連記事:FIGのAI半導体検査装置は本物?REALIZEの技術と量産期待を深掘り

3.実は本業の業績は改善している

台湾案件ばかり注目されがちですが、FIGの本業の業績も確認しておきたいところです。

2026年12月期の上期実績は以下のとおりです。

項目上期実績前年同期比
売上高75.16億円+13.7%
営業利益5.82億円+48.5%
営業利益率約7.7%改善

売上高の伸び以上に、営業利益が増加しています。

これは評価できる数字です。

🐣「株価は下がっているのに、会社の利益は増えているんだね!」

ただし、注意したいのは、上期の増益がそのまま下期も続くとは限らないこと。

通期営業利益予想10億円に対して、上期時点の進捗率は58.2%です。

11月の決算では、台湾案件の進展だけでなく、既存事業の利益成長が継続しているかも重要になります。

台湾案件がまだ大きく収益化していなくても、本業がしっかり成長しているなら、株価下落後の企業価値を考える材料になるからです。

4.気になるのは信用買い残の多さ

今回、まろぴーが最も警戒しているのが信用取引の需給です。

FIGは5月の急騰時に信用買い残が急増しました。

その後、一度は整理が進みましたが、8月後半から再び買い残が増えています。

日付信用買い残
5月1日約83.9万株
5月15日約314.5万株
5月29日約327.1万株
7月31日約235.4万株
8月28日約406.6万株
9月4日約416.5万株
10月8日約351.9万株

9月4日の約416.5万株から10月8日には約351.9万株まで減少しています。

約64.5万株の減少です。

信用整理は進んでいます。

しかし、5月の急騰前と比較すると、まだ4倍以上の信用買い残があります。

🐣「かなり減ったと思ったけど、急騰前に比べたらまだ重いんだね……」

信用買い残が多いから必ず下がるわけではありません。

ただ、株価が下落している局面では、含み損を抱えた投資家の返済売りが上値を抑える可能性があります。

そして、11月にはもうひとつ気になるイベントがあります。

5.11月は信用取引の6か月期限が意識される

制度信用取引には原則6か月の返済期限があります。

5月にFIGを買い建てた投資家が、まだ制度信用の建玉を保有しているなら、11月に返済期限を迎える可能性があります。

新規建ての時期返済期限の目安
5月上旬11月上旬
5月中旬11月中旬
5月下旬11月下旬

実際の期日は証券会社のルールや営業日によって異なります。

ここで重要なのは、11月13日の決算発表予定日が、5月中旬の信用買いから約6か月後に重なるということです。

ただし、5月の信用買いが今もそのまま残っているとは限りません。

すでに返済した投資家もいるでしょうし、建て直した投資家もいるはずです。

さらに、8月後半にも信用買い残が大きく増えているため、現在の残高すべてが11月に期限を迎えるわけでもありません。

信用残の集計だけでは、個々の建玉の取得日や返済期限を特定できない点には注意が必要です。

それでも、5月の急騰から6か月という節目と決算が重なることは、需給面で注目する価値があると思っています。

6.11月13日の決算が分岐点になる?

FIGの2026年12月期第3四半期決算は、11月13日に発表予定です。

まろぴーは、決算内容によって大きく3つのシナリオを考えています。

シナリオ① 台湾案件の正式採用や追加受注が発表される

最も強気のシナリオです。

台湾での量産採用や具体的な受注規模が明らかになれば、事業化への期待が再び高まる可能性があります。

ただし、発表内容が好材料でも、株価が必ず上がるわけではありません。

市場がどこまで織り込んでいたか、実際の受注金額が期待に見合うかが重要です。

シナリオ② 本業は好調だが、台湾案件の大きな進展はない

まろぴーが特に注目しているのは、このケースです。

本業の売上・利益は順調。

台湾案件も継続している。

でも、新しい大型受注の発表はない。

そんな決算になった場合、短期的には期待外れとして売られる可能性があります。

もし株価が大きく下落しても、事業の成長性が損なわれていないなら、改めて投資を検討する余地がありそうです。

シナリオ③ 本業が失速し、台湾案件も遅延する

これは警戒したいシナリオです。

営業利益の伸びが鈍化し、台湾案件の正式採用も遠のくなら、株価が下がったからといって安易に買うべきではないと思います。

株価が安く見えても、業績見通しそのものが悪化していれば、適正な企業価値も下がる可能性があるからです。

7.まろぴーは決算後の急落を狙いたい

ここからは、まろぴー自身の投資戦略です。

正直、台湾案件の正式受注がいつ発表されるのかは分かりません。

決算前に突然IRが出て、株価が急騰する可能性もあります。

だから、今の株価が絶対に高いとは思っていません。

ただ、信用買い残が多く、11月には決算と信用期限の節目が重なります。

それなら、今から材料を期待して飛びつくより、決算後の売りが出たところを狙う方が、自分のトレードスタイルには合っていると感じています。

もちろん、急落したら無条件で買うわけではありません。

確認したいのは次の4つです。

  1. 本業の営業利益成長が続いているか
  2. 台湾案件が中止・大幅延期になっていないか
  3. 信用買い残の整理が進んでいるか
  4. 株価が出来高を伴って下げ止まるか

特に4番目は大切。

決算翌日に大きく下がったとしても、信用の投げ売りが続けば、さらに下落する可能性があります。

🐣「安くなった!と思って買ったら、もっと安くなるのが一番怖い……!」

まろぴーは、急落初日の底値を当てにいくより、売りが一巡して買いが戻ってくる動きを確認したいです。

一方で、決算前に正式受注IRが出た場合は、この戦略自体を見直します。

チャンスを逃すことはあっても、無理な飛び乗りで損失を大きくすることは避けたい。

8.台湾案件の業績インパクトはどれほど?

ここも冷静に考えておきたいポイントです。

現在、台湾案件の受注金額、導入台数、装置単価は非開示です。

そこで、あくまで仮定として営業利益への影響を試算してみます。

台湾案件の追加売上仮定の営業利益率利益寄与
5億円15%0.75億円
10億円15%1.5億円
20億円15%3億円
30億円15%4.5億円

※会社予想ではありません。営業利益率15%は試算用の仮定であり、実際の採算性は不明です。

通期営業利益予想10億円と比較すると、追加利益が1.5億円でも15%相当のインパクトです。

しかし、これだけで企業価値が何倍にもなると考えるのは早いでしょう。

本当に重要なのは、台湾の1工場だけで終わらず、別の工場や国内外のメーカーへ横展開できるかどうか。

国内メーカーから関連装置を受注している点は、その可能性を考えるうえで注目したい材料です。

FIGを中長期で評価するなら、単発の大型受注だけでなく、再現性のある装置事業へ育つかを追いかけたいと思います。

9.FIGは11月の値動きに注目したい

最後に整理します。

  • FIGの株価は5月高値から約72%下落
  • それでも急騰前より高い株価水準
  • 上期営業利益は前年同期比48.5%増
  • 台湾案件は試験運用段階で、正式量産採用は未確認
  • 国内メーカーへの関連装置の受注は確認済み
  • 信用買い残は9月のピークから減少
  • ただし急騰前と比べると依然として多い
  • 11月13日に第3四半期決算を予定
  • 5月の制度信用買いが残っていれば、11月に返済期限を迎える可能性

まろぴーは、FIGの台湾案件に引き続き期待しています。

ただし、期待と実際の売上は別物です。

今は台湾案件の発表を先回りして買うより、決算と信用需給を確認しながら、納得できる買い場を探したい。

特に、本業が好調なのに台湾案件の進捗不足だけで急落するような展開があれば、注目したいと思っています。

もちろん、何も起きずに株価が上昇する可能性もあります。

でも、全部の上昇を取る必要はありません。

🐣🌸「まろぴーは、買わなかった後悔より、根拠の薄い飛び乗りを減らしたい!」

11月13日の決算は、台湾案件だけでなく、FIGの本業と信用需給をまとめて確認する重要な機会になりそうです。

引き続き追いかけていきます!


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参考資料

※本記事は公開情報を基にした個人的な投資考察であり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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