デイトレのチャートに表示されている、一本のなめらかな線。
株価が下がってきたと思ったら、その線でぴたりと反発。
反対に、株価が上がってきても、線に触れたところで押し戻される……。
まろぴー
「この線、さっきから何度も株価を跳ね返してない?」
その線の正体が、今回の主役となる**VWAP(ブイワップ)**です。
正直に言うと、まろぴーがVWAPを知ったのは最近。
でも、1分足チャートへ表示してみると、
「支持線や抵抗線として、かなり意識されているのでは?」
と感じる場面が何度もありました。
今回はVWAPの意味や計算方法、株価がVWAPより上・下にいるときの見方、デイトレで注意したいポイントを初心者向けにやさしく解説します。
VWAPとは?出来高も含めた「みんなの平均価格」
VWAPとは、Volume Weighted Average Priceの略です。
日本語では「出来高加重平均価格」と呼ばれます。
難しい名前ですが、簡単にいうと、
その日に成立した売買価格を、出来高の大きさも含めて平均した価格
です。
通常の平均値とは違い、たくさん売買された価格ほど計算へ強く反映されます。
計算式は次のとおりです。
VWAP=価格×出来高の累計÷出来高の累計
実際には、高値・安値・終値の平均値を使って計算する方法などがあります。
TradingViewでは、VWAPは出来高で重み付けした平均価格を測る指標で、主に日中の価格方向を確認するために使われると説明されています。
まろぴー
「つまり、売買が多かった価格を大事にした“みんなの平均価格”なんだね!」
株価がVWAPより上にあれば、その日の平均的な売買価格より高い位置。
株価がVWAPより下にあれば、その日の平均的な売買価格より安い位置にいると考えられます。
移動平均線とVWAPは何が違う?
VWAPはチャート上でなめらかに動くため、移動平均線とよく似ています。
ただし、大きな違いがあります。
移動平均線は、一定期間の株価を平均した線です。
一方のVWAPは、株価だけでなく出来高も計算に使います。
たとえば同じ価格であっても、
- 100株しか売買されなかった価格
- 100万株が売買された価格
では、市場参加者への影響が違います。
VWAPでは、より多く売買された価格が平均値へ強く反映されます。
まろぴー
「出来高をたくさん集めた価格ほど、VWAPの動きに強く効くんだ!」
もう一つの違いは、一般的な日中VWAPの場合、その日の寄り付きから計算が始まることです。
日が変わるとリセットされ、新しいVWAPの計算が始まります。
そのため、VWAPは日足よりも1分足や5分足など、デイトレ用の短い時間軸で使われることが多い指標です。
株価がVWAPより上にあるとき
株価がVWAPより上にある場合、その日の平均的な売買価格より高い位置で取引されています。
その日に株を買った投資家の多くが、含み益になっている可能性がある状態です。
買いの勢いが強く、上昇傾向を維持しているかを確認する一つの目安になります。
まろぴー
「VWAPの上なら、買った人たちも比較的ごきげんかも!」
ただし、VWAPより上にあるだけで買いと判断するのは危険です。
寄り付き直後に急騰したあと、株価がVWAPへ向かって下落しているケースもあります。
見るべきなのは現在地だけでなく、
- VWAPが上向いているか
- 株価がVWAPから離れているか
- 押し目でVWAPを守れるか
- 出来高を伴って上昇しているか
といった値動きです。
株価がVWAPより下にあるとき
株価がVWAPより下にある場合、その日の平均的な売買価格より安い位置で取引されています。
その日に買った投資家の多くが、含み損になっている可能性があります。
株価が少し戻ると、
「平均買値まで戻ったから逃げよう」
という売りが出ることもあります。
そのため、VWAPより下にある株価が反発しても、VWAP付近で押し戻される場合があります。
まろぴー
「やっと戻ってきた!今のうちに逃げたい!という売りが出るのかも……」
株価がVWAPより下で推移し、VWAP自体も下向いている場合は、売りの勢いが強い可能性に注意します。
ただし、VWAPより下にあるから必ず下落を続けるわけではありません。
出来高を増やしながらVWAPを上抜ければ、流れが変わるきっかけになることもあります。
なぜVWAPは支持線として機能しやすいの?
株価がVWAPより上で推移しているとき、下落してきた株価がVWAP付近で反発することがあります。
この場合、VWAPが**支持線(サポートライン)**のように機能しています。

たとえば、朝から株価が上昇してVWAPより上へ移動。
その後、利益確定売りで株価が下がっても、VWAP付近で再び買われるケースです。
VWAPはその日の平均的な売買価格を示すため、多くの市場参加者が損益の境目として意識しやすい価格です。
「VWAPまで下がったら買いたい」
「VWAPを割らないなら、まだ上昇は続いている」
と考える参加者が増えれば、VWAP付近に買いが集まりやすくなります。
まろぴー
「VWAPまで下がっても、ぴょん!と跳ね返った!」
ただし、一度反発しただけで支持線と決めつけるのは危険です。
VWAP付近で何度も反発しているか、反発時に出来高が増えているかも確認しましょう。
なぜVWAPは抵抗線としても機能するの?
株価がVWAPより下で推移している場合、反発した株価がVWAP付近で押し戻されることがあります。
このときのVWAPは、**抵抗線(レジスタンスライン)**として機能しています。

株価がVWAPまで戻ると、その付近で買った投資家の損失が小さくなります。
そこで、
「助かった!ここで売ろう」
という売りが出れば、株価はVWAPを上抜けにくくなります。
また、株価がVWAPより下にあることを確認して、新たな売りが入る場合もあります。
まろぴー
「VWAPまで戻ってきたのに、上から押し返された〜!」
このように、VWAPは株価より下にあれば支持線、株価より上にあれば抵抗線として意識されることがあります。
VWAPを上抜けたら買いなの?
株価がVWAPを下から上へ抜けると、弱かった値動きが強い方向へ変わったように見えます。
特に、
- VWAPを勢いよく上抜ける
- 上抜け時に出来高が増える
- 上抜け後の押し目でVWAPを割らない
- VWAP自体が上向きに変わる
といった動きが重なると、買いの勢いが強まった可能性があります。
まろぴー
「VWAP突破!今度こそ上だ〜!」
でも、ここで飛びつくのは少し待ってください。
VWAPを一瞬だけ上抜けたあと、すぐに下へ戻るだましもあります。
上抜けた瞬間ではなく、その後もVWAPより上を維持できるかを確認することが大切です。
VWAPを下抜けたら売りなの?
株価がVWAPを上から下へ割ると、その日の上昇の勢いが弱まった可能性があります。
それまでVWAPが支持線として機能していたなら、下抜けをきっかけに利益確定売りが増えることもあります。
注意したいのは、
- VWAPを大きな陰線で割る
- 下抜け時に出来高が増える
- 反発してもVWAPを上抜けられない
- VWAPが横向きから下向きへ変わる
といった場面です。
まろぴー
「さっきまで支えてくれたVWAPが、今度は上から押さえてくる……!」
一度VWAPを下抜けると、今まで支持線だったVWAPが抵抗線へ変わる場合があります。
このサポートとレジスタンスの入れ替わりは、デイトレで注目したい動きです。
出来高とVWAPを一緒に見ると分かりやすい
VWAPは出来高を使って計算されていますが、チャート下部の出来高も一緒に確認したほうが値動きを判断しやすくなります。
たとえば、
株価がVWAPを上抜け+出来高増加
上抜けへ多くの投資家が参加している可能性があります。
株価がVWAPを上抜け+出来高が少ない
上抜けの勢いが続かず、すぐVWAPの下へ戻る可能性に注意します。
株価がVWAPを下抜け+出来高増加
売りが強まり、VWAPが抵抗線へ変わる可能性があります。
VWAP付近で反発+出来高増加
VWAPを支持線として、新たな買いが入った可能性があります。
まろぴー
「VWAPだけより、出来高も一緒に見たほうが値動きの元気が分かるね!」
出来高の基本や、キオクシア・任天堂の実例はこちらの記事で解説しています。
→ 株価だけ見てたら危険かも!? 出来高で見抜く「底打ち」と「息切れ上昇」
まろぴー流!VWAPの確認ポイント
まろぴーがデイトレでVWAPを見るときは、次のポイントを確認します。
① 株価がVWAPより上か下か
まず、その日の平均的な売買価格より上にいるのか、下にいるのかを確認します。
現在の買いと売りの優勢を考える、最初の目安です。
② VWAPが上向きか下向きか
株価がVWAPより上でも、VWAP自体が下向きなら、まだ完全に強いとは限りません。
株価とVWAPの位置だけでなく、線の傾きも確認します。
③ VWAPで何度も反応しているか
VWAP付近で何度も反発しているなら、支持線として意識されている可能性があります。
反対に、何度も押し戻されているなら、抵抗線になっている可能性があります。
④ VWAPを抜けたときの出来高
VWAPを上抜けたり下抜けたりしたときに、出来高が増えたかを確認します。
出来高を伴わない突破は、だましになる可能性にも注意します。
⑤ VWAPから離れすぎていないか
株価がVWAPから大きく上へ離れている場合、勢いが強い一方で、短期的に上がりすぎている可能性もあります。
まろぴー
「強そうだから追いかけたら、VWAPまで一気に戻ってきた〜!」
株価がVWAPから離れすぎた場面では、飛びつかず押し目を待つ判断も大切です。
VWAPにも弱点はある
VWAPは便利ですが、絶対に反発する線ではありません。
過去の価格と出来高から計算されるため、株価の動きに遅れて反応する場合があります。
また、寄り付き直後は計算に使われる売買データがまだ少なく、VWAPが大きく動きやすくなります。
材料や地合いによって株価が一方向へ走る日は、VWAPを簡単に突き抜けることもあります。
そのため、
- VWAPだけで売買を決めない
- 寄り付き直後は特に慎重に見る
- ローソク足や出来高も確認する
- 損切り位置を決めてから入る
ことが大切です。
まろぴー
「VWAPは魔法の線じゃなくて、みんなが意識しやすい目安なんだね!」
チャートを見る環境もけっこう大事でした
VWAPや出来高を見るようになると、スマホだけではだんだん画面が狭く感じてきます😂
まろぴーも現在は大きな画面+ノートPCでチャートを確認しています。
実際に使っているデスク環境はこちら👇
→ 「YeTom L字デスク×GXTRACEチェア正直レビュー」
まとめ|VWAPはデイトレの「見えない壁」
VWAPとは、出来高を加味して計算した、その日の平均的な売買価格です。
今回のポイントはこちら。
🌸 株価がVWAPより上なら、買いが優勢な可能性
🌸 株価がVWAPより下なら、売りが優勢な可能性
🌸 上昇中のVWAPは支持線として機能することがある
🌸 下落中のVWAPは抵抗線として機能することがある
🌸 VWAP突破は出来高とセットで確認する
🌸 上抜け・下抜け後も価格を維持できるかが大切
🌸 VWAPだけで売買を決めない
VWAPを知らなかったころは、株価がなぜ同じ場所で何度も止まるのか、よく分からないことがありました。
でもチャートへVWAPを表示すると、
「ここで反発したのは、VWAPが意識されていたからかも」
「VWAPを上抜けられず、売りに押されたのかも」
と、値動きを考えるためのヒントが増えます。
まろぴー
「今まで見えなかった壁が、ちょっと見えるようになったかも!」
VWAPは、デイトレ初心者でも比較的分かりやすい指標です。
まずは普段使っている1分足や5分足へ表示して、株価がVWAP付近でどう動くのか観察してみてください。
まろぴーと一緒に、見えない支持線と抵抗線を探していきましょう!



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