「レアアース本命」で急騰した東洋エンジニアリング!南鳥島の現在と2027年に再び注目される理由

企業深掘

こんにちは、まろぴーです🐰✨

今回は、以前からレアアース関連の「本命株」として注目されてきた**東洋エンジニアリング(6330)**を深掘りします。

南鳥島のレアアースについて調べていたら、

「そういえば東洋エンジって、レアアースでめちゃくちゃ買われてなかった?」

と思ったんですよね。

実際、2026年7月にも南鳥島沖で回収された泥からレアアースが確認されたとの報道を受け、東洋エンジニアリングや三井海洋開発などが急騰しました。(みんかぶ)

でも大事なのはここ。

東洋エンジは、本当に南鳥島レアアースの中心企業なの?

そしてもう一つ。

レアアース事業は、将来的に東洋エンジの業績を変えるほど大きくなるの?

今回はここまで掘ってみます🔍


東洋エンジニアリングって何をしている会社?

東洋エンジニアリング、通称「TOYO」は総合エンジニアリング会社です。

石油、ガス、石油化学、化学、発電、資源開発などの大型プラントについて、設計・調達・建設などを手掛けています。(Toyo Engineering)

つまり、レアアース専業企業ではありません。

ここはかなり重要です。

むしろ、

「巨大プロジェクトを実際の設備に落とし込む技術を持った会社」

と考えると分かりやすいですね。

そして、そのエンジニアリング技術が南鳥島のレアアース開発につながっています。


なぜ東洋エンジが「レアアース本命」と言われるの?

ここが一番重要。

東洋エンジは、単に

「資源開発をやってるからレアアース関連!」

という連想ゲームで買われている会社ではありません。

会社自身が南鳥島周辺のレアアース泥について専用ページを設け、JAMSTECからの委託を受けて開発に取り組んでいることを公表しています。(Toyo Engineering)

さらに会社の脱炭素関連事業の紹介でも、

「TOYOはその実用化に向けた機械を設計しています」

と明記されています。(Toyo Engineering)

つまり、

南鳥島レアアースの実用化に必要な設備を実際に設計している会社。

ここが強い。

🐰「なるほど……だから“本命”扱いされてたのね」


そして2026年、ついに海底から回収成功

ここから話が一気に進みます。

JAMSTECは2026年、地球深部探査船「ちきゅう」を使って南鳥島周辺で採鉱システムの接続試験を実施。

そして2月1日、

パイプ長5,569mの海底から船上への連続揚泥に成功しました。

JAMSTECによると、この深度からの連続揚泥は世界初です。(JAMSTEC)

しかも回収量は、

約50トン。

さらに分析すると、レアアース総量の約54%が、

  • イットリウム
  • ガドリニウム
  • ジスプロシウム

などの中重レアアースでした。(JAMSTEC)

EV用モーターなどにも使われる重要資源です。

これはかなり大きな一歩。


それで東洋エンジの株価も急騰

当然、株式市場も反応しました📈

2026年7月21日、南鳥島沖から回収した泥からレアアースが確認されたとの報道を受け、

東洋エンジニアリングと三井海洋開発が後場終盤に急騰。

岡本硝子も一時13%高となりました。(みんかぶ)

さらに7月27日には東洋エンジが一時11%超上昇し、終値2,095円。

市場ではレアアース国産化や経済安全保障関連として再び注目されました。(みんかぶ)

ただし。

ここからが今回の記事で一番見ておきたいところです。


東洋エンジの株価、実はものすごく荒い

2026年の値動きを見ると驚きます。

年初来高値:8,760円(1月16日)

↓

年初来安値:1,712円(7月17日)

↓

2,908円(9月18日)

です。(株探)

高値から安値まで約80%下落しています。

その後、7月安値からはかなり戻していますが、それでも年初来高値とは大きな距離があります。

🐰「テーマ株って夢があるけど、値動きもジェットコースター……」

レアアースだけを見て株価を判断するのは危険な銘柄だということも分かります。


現在の東洋エンジの株価指標は?

9月18日終値2,908円時点では、

指標数値
株価2,908円
時価総額約1,710億円
予想PER約27.7倍
PBR約3.66倍
予想配当25円
予想配当利回り約0.86%

となっています。(Yahoo!ファイナンス)

少なくとも数字だけを見て、

「ものすごく割安なエンジニアリング会社」

とは言いにくい水準です。

むしろ現在の株価には、既存事業だけではなく、

  • レアアース
  • 資源安全保障
  • 地熱
  • 脱炭素
  • 新規事業

などへの期待も含まれている、と考えて株価を見る必要がありそうです。


実は本業の規模がめちゃくちゃ大きい

ここが「レアアースだけ見ちゃダメ」な理由。

2026年3月期の東洋エンジの総受注高は4,204億円、総受注残高は5,024億円でした。(有価証券報告書全文検索)

一方で受注構成を見ると、石油化学が860億円、化学・肥料が583億円など、現在の事業規模では既存のエンジニアリング事業が非常に大きい。(有価証券報告書全文検索)

つまり現在の東洋エンジを、

「レアアース会社」

として見るのは違います。

現時点では、

巨大なエンジニアリング会社の中に、将来大きくなる可能性のあるレアアース案件が存在している

という位置づけでしょう。


じゃあレアアースは業績にどれくらい効くの?

ここ、まろぴーが一番気になりました🐰

「南鳥島すげー!」

「東洋エンジ本命!」

だけじゃ投資判断には足りないですよね。

ところが現段階では、東洋エンジ側からレアアース関連案件が将来どれほどの売上・利益になるのかという具体的な数字は示されていません。

過去の決算説明会でもレアアースについて質問されていますが、会社側はJAMSTECからの委託業務であるため、詳細な回答を控えています。(プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES)

これ、めちゃくちゃ大事です。

現状は、

技術的な進展はかなり大きい。

でも、

企業業績へのインパクトはまだ数字に落とし込めない。

という段階なんです。


だから2027年が重要になる

次の大イベントは2027年2月。

JAMSTECは同じ試験海域で、

約1カ月間の本格的な採鉱試験

を予定しています。(JAMSTEC)

しかも次は単に泥を船まで上げるだけではありません。

レアアース泥を、

海底から採鉱
↓
船上へ揚泥
↓
南鳥島へ輸送
↓
陸揚げ
↓
脱水
↓
本土へ輸送
↓
分離・精製・製錬

という一連の流れで検証します。(JAMSTEC)

これは2026年の試験より、一段商業化に近い。

さらに2028年3月までには、経済性を含めた国産レアアース産業化の総合評価を行う予定です。(JAMSTEC)


まろぴーが注目するポイントは「50トン」じゃない

今回50トン採れたこと自体はもちろん重要。

でも投資家目線で本当に重要なのは、

「商業規模まで拡大したとき、東洋エンジがどこまで仕事を取れるのか?」

だと思っています。

試験設備だけなのか。

本格採鉱設備まで関わるのか。

保守・運用まで取れるのか。

複数設備へ横展開されるのか。

ここによって企業価値への影響はまったく変わってきます。


さらに面白いのが東洋エンジ自身の変化

東洋エンジは2026~2030年度の新しい中期経営計画で、従来型のEPCだけではなく、

ストック型ビジネスの拡大

を打ち出しています。

さらに2030年度に向けて新規事業領域の拡大も進めています。(Toyo Engineering)

会社が公開しているKPIでは、新規事業領域の粗利構成比は2026年3月期に20%まで上昇しています。(Toyo Engineering)

つまりレアアースは、

「テーマ株としての材料」だけではなく、東洋エンジが進めている事業構造転換の一つ

として見ることもできます。

ここは個人的に結構おもしろいところ。


ただし「国策=利益確定」ではない

ここは冷静に見たいです⚠️

南鳥島レアアースには、

水深約6,000m

という巨大なハードルがあります。

採れることと、

儲かる価格で大量に採れること

は別問題。

2027年の試験を経て、2028年3月までに経済性を含む総合評価をする予定なのも、そのためです。(JAMSTEC)

だから現段階では、

技術的成功 → 商業化 → 大型受注 → 利益貢献

のうち、まだ前半にいると考えた方がよさそうです。


東洋エンジを見るなら5つを追いたい

今後チェックしたいのは、

  1. 2027年2月の本格採鉱試験
  2. 東洋エンジが次段階でも受注するか
  3. 試験設備から商業設備へ規模が拡大するか
  4. 2028年の経済性評価
  5. 会社側からレアアース関連の受注・収益規模が開示されるか

この5つ。

特に⑤が出てきたら、東洋エンジの評価方法がかなり変わってきそうです。


まとめ|「本命株」は間違いではない。でも、まだ利益は見えない

調べてみると、東洋エンジニアリングが南鳥島レアアース関連の中心銘柄として注目されるのには、ちゃんと理由がありました。

単なる連想ではなく、実用化に向けた機械設計に実際に関与している企業です。(Toyo Engineering)

そして2026年には約50トンのレアアース泥回収に成功。

2027年には本格採鉱試験。

2028年には経済性を含む産業化評価。

物語はかなり先まで続きます。

ただし現時点では、

「南鳥島レアアースが成功する」=「東洋エンジの利益が爆発的に増える」

とはまだ言えません。

だからこそ、これから面白い。

🐰「テーマだけで追いかけるんじゃなくて、“実際の受注額”が見えてくる瞬間を追いかけたい!」

まろぴーはそんな目線で、2027年の本格採鉱試験まで追っていこうと思います🔍✨

南鳥島レアアースそのものについては、採掘の現在地から2027年・2028年のロードマップまで別記事で詳しくまとめています。

👉 「南鳥島レアアースは結局どうなった?採掘の現在地と関連銘柄を徹底解説」
南鳥島レアアースの記事はこちら

※本記事は特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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