【ドンキがトイザらス買収へ】赤字27億円でも欲しい?Olympic買収から見えるPPIHの狙い

投資コラム

こんにちは、まろぴーです🐣🌸

今日はタカラトミー、バンダイナムコ、任天堂など「玩具株」を見ていたのですが……

夜になって、さらに気になる玩具ニュースが飛び込んできました。

ドンキがトイザらス!?

ドン・キホーテを展開するPPIH(7532)が、日本トイザらスを買収するという報道です。

最初に見たときは、

「ドンキがトイザらス!?玩具を強化するの?🐣」

と思ったのですが、調べていくとそれだけではなさそう。

気になったのが、

「そもそも今のトイザらスって儲かってるの?」

というところです。

さらに今年、PPIHが取り込んだOlympicグループと並べてみると、今回の買収がかなり面白く見えてきました。

今回は、

なぜPPIHはトイザらスを欲しいのか?

Olympic買収との共通点も含めて考えてみます🔍

※この記事は2026年9月29日時点で確認できる公開情報をもとにしています。PPIHから買収条件などの正式発表を確認できていない部分については、今後の開示を待つ必要があります。

トイザらス、実はかなり苦戦している

まず、日本トイザらスの業績を確認してみます。

2025年12月期は、

売上高 752億1,100万円

営業損失 ▲27億8,800万円

経常損失 ▲29億5,100万円

純損失 ▲37億5,900万円

さらに利益剰余金は**▲69億4,000万円**。

これはなかなか厳しい……🐣

しかも営業赤字は前期の約17.9億円から約27.9億円へ拡大しています。

店舗数も前年の160店舗から約150店舗へ減少したと報じられています。Catr

「トイザらス」というブランドの知名度はものすごく高い。

でも会社の数字を見ると、

ブランド力はある。でも現在の店舗モデルでは利益を出せていない。

そんな状態に見えます。

つまり今回の買収は、

絶好調の玩具専門店を高値で買う

という話ではありません。

むしろ、

知名度も店舗網もあるけれど、現在は苦戦している小売企業を取り込む。

ここが今回のポイントになりそうです。

そうだ、Olympicだ

ここで思い出したのが、PPIHが今年取り込んだOlympicグループです。

PPIHとOlympicは2026年4月に株式交換契約を締結。

2026年7月1日付でOlympicグループがPPIHの完全子会社となりました。PPIH

そして面白いのが、PPIHがOlympicを買ったあとの動き。

PPIHは現在、Olympicについて、

「店舗網の活用と立地特性に応じた業態転換」

を進め、首都圏でのシェア拡大を目指すと説明しています。PPIH

さらに2026年9月には、早くも12月からOlympic店舗の業態転換を開始することが発表されています。オリンピック |

つまり、

Olympicという会社をそのまま経営したい

だけではない。

既存店舗を手に入れて、

「この場所、PPIHならもっと稼げるんじゃない?」

と作り替えていくわけです。

これ、かなりPPIHらしい。

Olympicはいくらで買った?

ここはちょっと注意が必要です。

Olympicの完全子会社化は、

現金をドン!と支払った買収ではありません。

Olympic株1株に対して、

PPIH株1.18株

を割り当てる株式交換でした。PPIH

なので、

「Olympicを○○億円で買った」

と単純に表現するのはちょっと違います。

ただ、まろぴーが面白いと思うのは金額だけじゃない。

PPIHはOlympicの店舗網を取り込み、その店舗をそのまま使うだけではなく、

立地に応じて別の業態へ転換できる。

これがかなり大きい。

小売企業を買うというより、

「すでに営業している店舗網をまとめて手に入れる」

という見方もできるんですよね。

新しく土地を探して、店舗を作って、一から出店するのとは全然違います。

じゃあトイザらスも同じ発想?

ここからは、まろぴーの考察です🐣

トイザらスにも、

知名度の高いブランド

全国約150店舗のネットワーク

玩具・ベビー用品の専門性

があります。gamebiz【ゲームビズ】

でも足元は赤字。

なんだかPPIHが好きそうな匂いがする……😂

Olympicで、

既存店舗を取得
↓
PPIHのノウハウを投入
↓
立地によって業態転換

という選択肢を持てたのであれば、

トイザらスでも、

トイザらスのブランド力 × PPIHの店舗運営力

という組み合わせは考えられそうです。

玩具そのものが弱いわけではない

ここは大事。

トイザらスが赤字だからといって、

「玩具が売れなくなっている」

と考えるのはちょっと違いそうです。

最近は、

トレーディングカード
カプセルトイ
キャラクターグッズ
ゲーム
大人向け玩具

など、強いカテゴリーがたくさんあります。

実際、以前まろぴーが深掘りしたバンダイナムコも、ゲームだけではなく、玩具・カード・カプセルトイなどを含むトイホビー事業が大きな利益を生み出しています。まろぴーの株ラボ

▼関連記事
ガンダム・ドラゴンボール・ONE PIECE!バンダイナムコは結局何で稼ぐ会社?

つまり、

玩具市場がダメだからトイザらスが苦戦している

とは限らない。

むしろPPIHが、

「商品には力がある。売り方や店舗運営を変えれば改善できる」

と考えているのだとしたら面白い。

そして忘れちゃいけないハピネット

玩具を考えるなら、もう1社つながってくる会社があります。

ハピネット(7552)です。

ハピネットは玩具・ゲーム・映像・カプセルトイなどを全国へ流通させるエンターテインメント専門商社。

メーカーと小売店をつなぐ、いわば玩具流通のインフラのような会社です。

以前の記事でも、

メーカー
↓
ハピネット
↓
玩具店・家電量販店・EC
↓
消費者

という流れを深掘りしました。

ハピネットは約700社のメーカーと取引し、約1,200社の販売先を持っています。まろぴーの株ラボ

▼関連記事
ガンダム・ポケモン・Switch 2の裏で稼ぐ!ハピネットは何の会社?

トイザらスの運営がPPIH傘下で変わっていけば、

メーカー → 卸 → 小売

という玩具業界全体の流れにも変化が出てくる可能性があります。

今回のニュース、

PPIHだけ見て終わりじゃないんですよね🐣

ドンキ流の売り方と玩具は相性がいい?

まろぴーがかなり気になるのがここ。

ドンキって、

「これを買いに行って、これだけ買って帰る」

というお店じゃないですよね😂

お菓子を買いに行ったのに、

キャラクターグッズを見て、

家電を見て、

化粧品を見て、

気付いたら予定になかったものまでカゴに入ってる。

このついで買いの強さ。

玩具との相性は結構いいんじゃないでしょうか。

人気キャラクター、トレーディングカード、ゲーム、カプセルトイ、限定商品。

こうした商品をドンキ流の売場に落とし込めれば、

トイザらスの専門性 × ドンキの売場づくり

という面白い組み合わせになります。

もちろん、これは現時点ではまろぴーの仮説。

PPIHが実際にどのような店舗戦略を取るのかは、正式発表を待ちたいところです。

「買ったあと」が大事なのはGENDAも同じ

今回の話を調べながら、もう1社思い出したのがGENDA(9166)。

GENDAもM&Aを繰り返して事業を拡大している会社です。

以前の記事でも、

「買収で売上が増えるのは分かった。でも利益もちゃんと増えているの?」

という視点で深掘りしました。まろぴーの株ラボ

▼関連記事
【GENDAって何の会社?】GiGOだけじゃない!買収で広がるエンタメ事業は利益につながるのか

もちろんPPIHとGENDAでは、事業もM&A戦略も違います。

でも共通して見たいのは、

「買った瞬間」ではなく「買ったあとにいくら稼げるようになるのか」

というところ。

トイザらスもまさにこれ。

営業赤字約27.9億円の会社を買うこと自体が、必ずしも悪いわけではありません。

もし安く取得して、PPIHの運営ノウハウによって赤字を大きく縮小できれば、

赤字だった事業を黒字にするだけでも利益成長につながる。

逆に、高値で買って再生にも時間がかかるなら話は変わります。

だから今回、

買収額がめちゃくちゃ重要なんです。

で、トイザらスはいくらで買うの?

ここに戻ってきます。

🐣「結局、いくらなの?」

これが超重要😂

日本トイザらスの2025年末時点では、

総資産 約309億円

純資産 約86億円

となっています。Catr

一方で、

営業赤字 約27.9億円

です。

つまり、

資産もある。ブランドもある。店舗網もある。でも利益が出ていない。

だから買収価格によって、この案件の見え方はガラッと変わります。

買収額が出たら絶対に計算したい

正式な取得価格が判明したら、まろぴーはまず、

買収額 ÷ 約150店舗

を計算したい。

1店舗あたり、いくらで店舗網を取得した計算になるのか。

次に、

買収額 ÷ 売上高752億円

年間売上規模に対して、どれくらいの価格なのか。

そして、

買収額と純資産約86億円の比較。

さらに重要なのが、

営業赤字27.9億円をどこまで改善できるのか。

ここがPPIHの腕の見せどころ。

もし取得価格がかなり低ければ、

「これ、PPIHまた安く拾った?」🐣

となる可能性があります。

逆に高値で取得していれば、

「その価格、本当に回収できる?」

という視点が必要になります。

Olympicとトイザらスは似ている。でも同じではない

ここまで見てくると、

「Olympicと同じパターンじゃん!」

と思いたくなります。

でも、そこは分けて考えたい。

Olympicについては、PPIH自身がすでに店舗網の活用と業態転換を明確にしています。PPIH

一方のトイザらスには、

トイザらスというブランド

玩具・ベビー用品の専門性

ファミリー層との接点

という別の価値があります。

だからトイザらスの場合、

単純に店舗をドンキへ変えればいい、という話ではなさそう。

むしろ、

トイザらスというブランドを残しながら収益性を改善するのか。

一部店舗だけ再編するのか。

PPIHの商品調達力や売場づくりを投入するのか。

ここが今後の見どころになりそうです。

まろぴーまとめ|PPIHが買っているのは「会社」だけじゃない?

最初にニュースを見たときは、

「ドンキがトイザらス!?玩具強化きたー!」

くらいに思っていました😂

でも調べてみると、もっと面白い。

日本トイザらスは、

売上高 約752億円

営業赤字 約27.9億円

全国約150店舗

という状態。Catr

一方のPPIHは今年、Olympicを完全子会社化し、すでに店舗網の活用と業態転換に動き始めています。PPIH

となると今回も、

「人気の玩具会社を買った」

というより、

「価値はある。でも今はうまく稼げていない小売事業を、PPIH流で再生できるか?」

というニュースとして見ると面白そうです。

そして答えを考えるために、一番欲しい数字はやっぱり、

買収額。

ここが判明したら、

買収額 ÷ 店舗数

買収額 ÷ 売上高

純資産との比較

赤字改善による利益インパクト

まで計算して、この記事をアップデートしたいと思います🐣📊

Olympicの次はトイザらス。

PPIHは、ただドンキを出店する会社ではなく、

「既存の小売資産を取り込み、自分たちの運営力で価値を作り直す会社」

として見る必要が出てきたのかもしれません。

トイザらスをどう料理するのか。

これは買収して終わりじゃなく、買収後まで追いかけたい案件です🌸

※本記事は2026年9月29日時点の公開情報をもとに作成しています。未発表の買収条件や今後の施策については推測を含みます。特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身でお願いします。

この記事は参考になりましたか?
参考になった!もうひと声!

コメント

タイトルとURLをコピーしました