成功者の軌跡 Vol.01|個人投資家・ちょる子さん
2019年、東京エレクトロンへの集中投資で資産を大きく増やした投資家がいます。
ところが5年後、同じ東京エレクトロンで約5,000万円を失いました。
それでも2026年には、資産5億円を突破したといいます。
なぜ同じ銘柄が、大成功にも巨額損失にもつながったのか?
こんにちは、まろぴーです!🌸
実はまろぴー、ちょる子さんの「マネークリニック」をめちゃくちゃ楽しみにしているんです。
投資の悩みに対する回答も勉強になるんですが……
あの白衣姿がたまらんのよwww
すみません、いきなり脱線しましたw
でも、そんなちょる子さんを見ていて、ずっと気になっていたことがあります。
そもそも、ちょる子さん自身はどうやって資産5億円を築いたんだろう?
そこで今回から、新シリーズ「成功者の軌跡」を始めます!
第1回は、個人投資家のちょる子さん。
成功した投資家としての姿だけでなく、その裏側にあった判断や失敗を追いかけてみます。
今回はファン目線もちょっぴり交えながら、投資家としての成功と失敗の分岐点を考察していきます!
※資産額・損益は本人の公開インタビュー等に基づく申告値です。第三者が監査した運用実績ではありません。
1.最初は株主優待目的。約240万円から投資人生が始まった
ちょる子さんが株式投資を始めたのは2011年。
元手は234万円だったと本人のインタビューで語っています。
最初に購入したのはオリエンタルランド(4661)。
目的は株主優待でした。
当初からデイトレードで大金を稼ごうとしていたわけではなかったんです。
その後、オリエンタルランドを長期保有し、2018年に売却。
約1,500万円の利益を得たと語っています。
ここで重要なのは、最初の成功には時間がかかっていること。
投資を始めてから約7年。
アベノミクス以降の株式市場の上昇という追い風もありました。
優れた銘柄を選ぶことだけでなく、その時代の相場環境も成功を左右する。
これは、成功者の投資遍歴を見るうえで忘れたくないポイントです。
2.2019年、東京エレクトロンに約2,000万円を集中投資
2019年1月。
Appleが中国でのiPhone販売不振などを理由に業績見通しを下方修正し、半導体関連株が急落しました。
いわゆるアップルショックです。
このとき、ちょる子さんが注目したのが東京エレクトロン(8035)。
オリエンタルランドの売却で得た資金など、約2,000万円を投入しました。
しかも、ほぼ全額を1銘柄に集中。
まろぴーだったら、かなり怖いw
なぜ東京エレクトロンだったのか?
本人が挙げている判断材料は、主に2つです。
① 4Gから5Gへの移行による半導体需要への期待
スマートフォンや通信インフラの高度化に伴い、半導体需要が伸びると考えていました。
② 株価急落による配当利回りの上昇
本人によると、当時の東京エレクトロンの配当利回りは5%を超えていたそうです。
2,000万円に対して年5%なら、税引き前で年間100万円。
ただし、株価が下落して利回りが高く見えている場合、業績悪化や減配の可能性もあります。
高配当だから安全、というわけではありません。
それでも、成長期待だけでなく、当時の株価水準も判断材料にしていた点は興味深いところです。
2019年末には全株売却
さらに面白いのが、その後の判断。
2019年末、ちょる子さんは東京エレクトロン株をいったんすべて売却したと著書で説明しています。
理由は、半導体サイクルの変化への警戒と、自社株買いの終了。
東京エレクトロンの自社株買いは、2019年12月2日にいったん終了していました。
つまり、
買うときは半導体需要と配当利回り。売るときは半導体サイクルと自社株買い。
購入時の根拠だけに固執せず、保有を続ける理由が変わったら売却を検討する。
ここは個人投資家にも参考になる考え方だと思います。
3.育休中のデイトレードで資産1億円。しかし大失敗も
2019年、ちょる子さんは育児休業中にデイトレードを本格化させました。
東京エレクトロン、ディスコ、キーエンス、アドバンテストなど、大型の値がさ株を中心に売買。
そして2021年初めには、資産1億円を達成したと語っています。
ところが、その直後。
2021年のAI inside(4488)の取引で、約2,400万円の損失を経験します。
本人はこの失敗について、得意な大型株以外にも手を広げてしまったことを振り返っています。
さらに資産が減少し、一時的に相場から離れることになりました。
まろぴーが感じたこと
得意な銘柄で勝っているときほど、別の銘柄でも勝てる気がしてしまう。
これは分かるんですよね。
まろぴーも半導体関連で利益を出したあと、勢いで別のテーマ株に入って失敗することがあります。
でも、大型半導体株の値動きを理解することと、新興株の決算リスクを読むことは別。
成功した経験が、そのまま別の銘柄でも通用するとは限らない。
しかも決算またぎでは、悪材料でストップ安となり、想定した価格で売れないこともあります。
勝つ方法だけでなく、一度の失敗でどれだけ失う可能性があるか。
そこを考える必要があります。
4.2024年、東京エレクトロンで約5,000万円の損失
2024年8月。
日本株が歴史的な急落に見舞われた局面です。
ちょる子さんは、東京エレクトロンを信用取引で買い下がり、約5,000万円の損失を出したと語っています。
2019年に大きな成功を収めた銘柄で、今度は大損。
なぜ結果が違ったのでしょうか。
2019年と2024年を比較してみる
| 比較項目 | 2019年の成功 | 2024年の失敗 |
|---|---|---|
| 銘柄 | 東京エレクトロン | 東京エレクトロン |
| 投資手法 | 現物株への集中投資 | 信用取引で買い下がり |
| 主な判断材料 | 半導体需要、配当利回り | 日経VI、反発期待 |
| 市場環境 | 半導体市況の回復期待 | 日本株全体の急落 |
| 結果 | 資産拡大に寄与 | 約5,000万円を損切り |
| 重要な違い | 将来需要と株価水準を評価 | 下落中に建玉リスクが拡大 |
※本人の説明に基づく比較。各取引の正確な約定履歴を検証したものではありません。
日経VIが20を超えたら買う。しかし……
本人のインタビューによると、当時は日経VIが20を超えたら買うというルールを使っていました。
日経VIは、日経平均の将来の変動に対する市場の警戒感を表す指標です。
ところが2024年8月の急落では、日経VIが場中で80付近まで上昇。
想定以上の下落に見舞われました。
ここで問題になったのが、信用取引による買い下がりです。
例えば100万円分の株を買って20%下落すれば、損失は20万円。
しかし建玉を300万円に増やしていれば、同じ20%の下落でも損失は60万円になります。
単純化した例ですが、下落中に建玉を増やすほど、損失額も大きくなり得ます。
日経VIが高いことは、底値が近いことを保証しません。
そして、2019年に成功した銘柄だからといって、2024年にも成功するとは限らない。
今回、まろぴーが一番学びたいのはここです。
良い企業を選ぶことと、良い投資をすることは同じではない。
5.5,000万円の損失後、どうやって資産を回復させたのか?
ここが読者として最も気になるところだと思います。
本人が公表している資産額は、2026年には5億円規模に達しています。
では、2024年の巨額損失から、何で取り戻したのか?
公開インタビューから確認できるのは、暴落後に市場の仕組みを学び直し、投資判断を改善しようとしたことです。
本人は、2024年の暴落後にオプション取引の需給が株価へ与える影響を勉強したと説明しています。
その後の地政学的なショック局面では、需給構造を意識した判断で利益を得られたとも語っています。
また、仕事復帰後には、デイトレード中心からスイングトレードへ投資スタイルを変えています。
一方で、2024年以降の資産増加について、銘柄別・戦略別の利益額を完全に確認できる資料はありません。
そのため、「特定の銘柄で5,000万円を取り戻した」「分散投資のおかげで5億円になった」と断定することはできません。
ここは成功談を盛らずに、分かっていることと分からないことを分けたいところです。
ただ、一つ興味深いのは、本人が損失の原因を市場の需給構造まで掘り下げていること。
単に「次は頑張ろう」ではなく、なぜ想定と違う値動きになったのかを学び直しているんですよね。
6.まろぴーが学んだ、成功者の3つのポイント
今回の投資遍歴から、まろぴーが自分のトレードに取り入れたいと思ったのは3つです。
① 買う理由だけでなく、売る理由も持つ
2019年の東京エレクトロンは、配当利回りと半導体需要を見て買い、半導体サイクルや自社株買いを見て売却しました。
買った理由が崩れたとき、保有を見直せるか。
ここは大切だと思います。
② 自分の得意分野を理解する
大型株で利益を出していても、別の種類の銘柄で同じように勝てるとは限りません。
まろぴーも、よく知らないテーマ株に飛び乗る前に、一度考えたいところですw
③ 勝率よりも最大損失を考える
2024年の損失から学べるのは、ポジション管理の重要性です。
反発を予想することと、反発しなかった場合に耐えられることは別。
どこで損切りするか、いくらまで失えるかを先に決める。
これは資金規模に関係なく実践できる考え方だと思います。
ただし、成功者の投資手法をそのまま真似すれば成功するわけではありません。
同じように集中投資をして、資産を失った人もいるはずです。
成功例だけが目立つ「生存者バイアス」には注意したいですね。
7.まとめ|同じ銘柄が成功にも失敗にもなった理由
2019年、東京エレクトロンへの集中投資で大きく資産を増やしたちょる子さん。
しかし2024年には、同じ東京エレクトロンで約5,000万円の損失を経験しました。
その違いを生んだのは、銘柄名だけでは説明できません。
投資時点の市場環境。
購入の根拠。
現物か信用取引か。
そして、ポジションの大きさ。
これらが変われば、同じ銘柄でも結果は大きく変わります。
まろぴー自身も半導体株を売買するので、今回の話は他人事ではありません。
成功者から学ぶべきなのは、大きく勝った金額よりも、勝ちと負けを分けた判断の違い。
これからの「成功者の軌跡」でも、成功談だけでなく、失敗や転機まで追いかけていきたいと思います。
それでは、また次の記事で!🌸
もっと詳しく知りたい人へ
ちょる子さんの著書『ママ投資家が育休中に1億貯めた株式投資』では、本人の投資遍歴や売買ルーティンなどが紹介されています。
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参考資料
- 楽天証券トウシル:ちょる子さんインタビュー前編
- 楽天証券トウシル:ちょる子さんインタビュー後編
- マイナビニュース:東京エレクトロン株をすべて売却した理由
- マネックス証券:ちょる子さん本人による投資の考え方
※本記事は公開情報に基づく独立した考察であり、ご本人の監修・推薦を受けたものではありません。投資には元本割れや想定を超える損失のリスクがあります。




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