こんにちは、まろぴーです🐣🌸
10月20日の日本株市場。
半導体やAI関連株を中心に売りが広がり、日経平均は841円安。
「こんな日に買われる株なんてあるの?」
そんな気分になった投資家も多かったのではないでしょうか。
でも、まろぴーが気になったのは、指数が下がるなかでもプラスで引けた、ある大型株です。
その銘柄の信用需給を見てみると……。
- 信用倍率は0.85倍
- 信用買い残は10月14日比で約38%減少
- 10月20日の株価は前日比プラス
🐣「えっ、株価は強いのに信用買い残がこんなに減ってるの?」
今回は、この数字の正体を追いかけてみます。
🔍 正体は良品計画(7453)!
今回注目するのは、無印良品を展開する**良品計画(7453)**です。
10月20日の終値は4,743円、前日比24円高。
市場全体が弱い日にもかかわらず、プラスで取引を終えました。
良品計画については、以前の記事で事業の成長力や、無印が生活に欠かせないお店へ変化している可能性を分析しています。
👉 無印良品、強すぎない?良品計画はなぜ復活したのか。「生活インフラ化」する無印を徹底分析
ただ、今回は企業紹介ではありません。
決算後、株を買っている人と売っている人のバランスがどう変わったのか。
そこに注目します。
📊 たった4営業日で信用買い残が約38%減少!
まずは、まろぴーが10月20日に確認した日次信用残データです。
| 日付 | 信用買い残 | 信用売り残 | 信用倍率 |
|---|---|---|---|
| 10/14 | 900,700株 | 580,800株 | 1.55倍 |
| 10/15 | 630,900株 | 802,700株 | 0.78倍 |
| 10/16 | 543,200株 | 670,000株 | 0.81倍 |
| 10/19 | 552,600株 | 658,000株 | 0.83倍 |
| 10/20 | 560,500株 | 659,000株 | 0.85倍 |
※10月20日時点の証券アプリ表示データを使用。日次信用残はデータ提供元や集計区分によって数値が異なる場合があります。
10月14日には約90万株あった信用買い残が、20日には約56万株。
減少数は34万200株。減少率は約37.8%です。
さらに、信用倍率は1.55倍から0.85倍へ。
信用買い残より信用売り残のほうが多い状態になりました。
これはなかなか面白い変化です。
ただし、注意したい点もあります。
信用買い残は10月16日の54万3,200株を底に、19日、20日と少しずつ増えています。
つまり、「今も毎日信用買い残が減り続けている」というわけではありません。
大きく改善したあと、足元ではやや落ち着いている。
この違いは押さえておきたいですね。
💹 しかも株価は上昇していた!
信用買い残が減っただけなら、そこまで珍しくありません。
株価が急落して信用買いの投資家が投げ売りすれば、買い残は減るからです。
でも、今回の良品計画は違いました。
| 日付 | 終値 |
|---|---|
| 10/14 | 4,387円 |
| 10/15 | 4,804円 |
| 10/16 | 4,709円 |
| 10/19 | 4,719円 |
| 10/20 | 4,743円 |
10月14日から20日までの株価上昇率は約8.1%。
その間に信用買い残は約38%減っています。
🐣「株価が上がりながら、信用買い残が減ってる!」
まろぴーが注目したのは、まさにここです。
信用買い残が多い銘柄は、株価が下がったときに信用買いの手じまい売りが重なるリスクがあります。
反対に、買い残が減っていれば、その売り圧力が軽くなる可能性があります。
もちろん、信用買い残が減ったからといって、将来の売り圧力がなくなるわけではありません。
現物株の売りもありますし、新しい信用買いが増えることもあります。
それでも、株価上昇と信用買い残減少が同時に起きているのは、注目に値する組み合わせだと思います。
🚀 何がきっかけ?10月14日の好決算
では、なぜ良品計画の株価は強かったのでしょうか。
大きなきっかけとして考えられるのが、10月14日引け後の本決算発表です。
2026年8月期の実績は次のとおり。
| 項目 | 2026年8月期 | 前年比 |
|---|---|---|
| 営業収益 | 約9,236億円 | +17.7% |
| 営業利益 | 約1,034億円 | +40.1% |
| 経常利益 | 約1,047億円 | +44.8% |
| 純利益 | 約764億円 | +50.3% |
営業利益は初めて1,000億円を突破。
しかも、売上が伸びただけではありません。
営業利益率も改善しています。
会社によると、生産の内製化による原価低減や値下げの抑制などが利益率改善に寄与しました。
一方、純利益には為替差益や政策保有株式の売却益など、一過性の要因も含まれています。
純利益の50%増がすべて本業の成長によるものではない点には注意が必要です。
翌2027年8月期も増収増益を計画しており、経常利益は約1,110億円を見込んでいます。
参考:良品計画・公式決算サマリ
そして決算翌日の10月15日、株価は前日比約9.5%上昇。
この日に信用買い残が大きく減少し、信用売り残が増加しました。
つまり、決算を境に株価だけでなく信用需給も大きく変化したわけです。
ただし、信用残の増減だけで「誰が買い戻した」「どの投資家が新規に買った」とまでは特定できません。
🐻 信用倍率0.85倍なら踏み上げ相場になる?
ここで気になるのが、信用売り残の存在です。
10月20日の良品計画は、
- 信用買い残:約56.1万株
- 信用売り残:約65.9万株
信用売り残のほうが約9.9万株多くなっています。
信用売りの投資家は、最終的に買い戻してポジションを解消する必要があります。
そのため、株価が上昇し続けると、買い戻しが上昇を後押しする場合があります。
いわゆる「踏み上げ」です。
🐣「じゃあ、信用倍率1倍割れなら買いでいいの?」
……そこは違います。
信用倍率が低いことは、必ずしも株価上昇を意味しません。
信用売り残が増えているのは、株価が高いと判断して売っている投資家が増えたからかもしれません。
また、ヘッジ目的の信用売りも考えられます。
重要なのは、信用倍率だけでなく、株価・出来高・業績と一緒に見ることです。
今回の良品計画は、決算という明確な材料があり、実際に株価も上昇しています。
だからこそ、信用需給の変化に意味があるのではないかと考えています。
⚠️ では、今から買ってもいいの?
ここが一番難しいところです。
良品計画の業績は好調。
信用買い残も決算前より大きく減少。
そして10月20日は、地合いの悪いなかでもプラス引け。
好材料はそろっています。
でも、良い会社と、今すぐ買っていい株は別の話です。
① 決算後に株価が大きく上がっている
10月14日終値4,387円に対して、10月20日は4,743円。
約8%上昇しています。
好決算がすでに株価へ織り込まれている可能性もあります。
② 年初来高値が近い
10月15日には4,855円の年初来高値を付けています。
10月20日終値から見ると、高値までは約2.4%。
ここを突破できるかは、短期的に注目したいポイントです。
ただし、高値が近いからといって必ず突破するわけではありません。
③ 株価評価は決して安くない
2026年8月期の1株利益は144円。
10月20日終値4,743円をこの実績EPSで割ると、PERは約32.9倍です。
成長企業として評価されている一方で、業績の伸びが鈍化した場合には株価が調整するリスクもあります。
また、今期予想PERを評価する場合は、2027年8月期の予想EPSを使って別途計算する必要があります。
信用需給が良いから割安、ということではありません。
🔍 まろぴーが次に確認したい3つのポイント
今後の良品計画で注目したいのは、次の3つです。
① 信用買い残が再び急増しないか
10月16日を底に、直近では買い残が少し増えています。
このまま増加が加速するのか、それとも低い水準を維持できるのか。
信用倍率の数字だけでなく、買い残の絶対数を追いたいです。
② 4,855円の高値を突破できるか
高値を更新できれば、決算後の上昇が続いていることを確認できます。
逆に、高値付近で何度も跳ね返されるなら、利益確定売りにも注意が必要です。
③ 業績成長が今期も続くか
2027年8月期は営業収益1兆円超を目指す計画です。
今後は国内既存店の客数、海外事業の成長、利益率の維持を確認したいところ。
このあたりの事業面の分析は、以前の深掘り記事でも整理しています。
🌸 まとめ|信用倍率0.85倍より面白いのは「そこに至る過程」
今回の良品計画で、まろぴーが一番注目したのは信用倍率0.85倍という数字そのものではありません。
株価が上昇する一方で、信用買い残が約38%減ったこと。
ここです。
10月14日の好決算を境に、株価と信用需給の両方が変わりました。
ただし、足元では買い残がわずかに増えており、株価も高値圏です。
今から買うなら、好決算だけで飛びつくのではなく、株価がどこまで期待を織り込んでいるかも考えたいところ。
🐣「強い銘柄を見つけるのと、良いタイミングで買うのは別の難しさがあるんだよね」
半導体株が大きく売られる日でも、こうして底堅く推移する銘柄はあります。
だからこそ、指数の下落率だけで相場を判断せず、個別株の業績と需給の変化を追いかけていきたいと思います。
それでは、また次の記事で!
まろぴーでした🌸
※本記事は2026年10月20日時点の情報に基づく分析です。信用残データは証券アプリ表示値を使用しています。特定銘柄の売買を推奨するものではありません。



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