こんにちは、まろぴーです🌸
先日の米国市場。
半導体は強い。
AI関連も強い。
なのに……
「あれ?メモリだけ弱くない?」
MicronやSanDiskが弱く、さらにHDD大手のWestern Digital、Seagateも大きく売られる展開になりました。
そこで調べて出てきたのが、
東芝のHDD増産。
この話については、前の記事でキオクシアへの影響まで含めて調べています👇
半導体爆上げなのにメモリ株は下落?東芝HDD増産とキオクシアへの影響を検証

でも、調べていてふと思ったんですよね。
東芝がHDDを増産するなら……
競合企業への影響だけじゃなく、
「むしろ仕事が増える日本企業もあるんじゃない?」
ということで今回は逆方向から調査。
すると……
TDK
HOYA
レゾナック
ニッパツ
という、なかなか面白い企業が出てきました👀
🔍 そもそも東芝のHDD増産ってそんなに大きいの?
まずここ。
東芝はフィリピンのニアラインHDD生産ラインを増強。
そして2027年度には、
2025年度比で生産能力を約2倍
にする計画です。
ただし、ここはかなり重要。
「HDDの生産台数を2倍にする」
という意味ではありません。
東芝が示しているのは、
記憶容量ベースで約2倍。
HDDそのものが大容量化しているため、
「東芝2倍=部品メーカーの売上も全部2倍!」
とはならない。
ここは注意したいところです。
さらに東芝はHDD市場最大手というわけでもありません。
世界のHDD市場は、
Seagate
Western Digital
東芝
の3社が中心。
つまり、
東芝の能力が2倍になっても世界のHDD供給が2倍になるわけではない。
ただ……
逆に言えば、
3社しかいない市場の一角が大規模な能力増強に動いた
ということ。
しかも背景にあるのは、
AIデータセンターのストレージ需要。
ここが重要だと思っています。
🥇 TDK(6762)
まず一番分かりやすいのがTDK。
TDKというと、
電子部品
センサー
電池
などのイメージが強いですが、
実はHDDではかなり重要な企業。
HDDのデータを読み書きする、
HDDヘッド
そしてディスク上でヘッドを正確に動かすための、
サスペンション
を手掛けています。
つまり、
HDDが増える
↓
必要なヘッドやサスペンションも増える
という非常に分かりやすい構図。
しかも面白いのは、
TDK自身がすでにニアラインHDD需要の増加を見ていること。
今回の東芝ニュースを見て、
「これからHDD需要が増えるかも?」
という段階ではなく、
すでに部品メーカー側も需要増を意識して動いている。
ここはかなり重要だと思います。
つまりTDKは、
「東芝のHDD増産恩恵株」
というより、
AIデータセンター向けHDD市場そのものの拡大を取り込む企業
として見た方が面白そうです。
🥈 HOYA(7741)
そして個人的に、
「え、ここもHDDなの?」
となったのがHOYA。
HOYAと聞くと、
メガネ👓
のイメージが強いですよね。
でも実は、
HDD用ガラス基板
を手掛けています。
HDDの中にはデータを記録する円盤、
プラッター
が入っています。
その土台になるのが基板。
ここでHOYAのガラス技術が使われています。
そしてAIデータセンター向けHDDでは、
1台あたりの容量をどんどん増やす
必要があります。
そのため、
プラッターの多枚数化
や、
HAMR(熱アシスト磁気記録)
といった技術が重要になってくる。
ここでガラス基板が面白くなります。
さらにHOYAは、HDD用ガラス基板の需要増加を見据えて生産能力増強にも動いています。
つまり、
東芝が増産するから突然HOYAが儲かる
という話ではなく、
HDD業界全体が大容量化へ向かう中で、HOYAもすでに設備投資を始めている。
ということ。
メガネの会社だと思っていたら、
AIデータセンターの裏側にいた😂
こういう銘柄、まろぴー好きです。
🥉 レゾナック・ホールディングス(4004)
そしてレゾナック。
最近は、
半導体材料メーカー
として見ることが多い企業ですが、
実はHDDでも重要。
レゾナックは、
HDD用の磁気記録メディア
を手掛けています。
つまり、
データを実際に記録する部分。
ここでちょっと面白いのが、
AIデータセンターの構造です。
AIというと、
NVIDIA
GPU
HBM
など「計算する側」に注目が集まりがち。
でもAIが計算すればするほど、
とんでもない量のデータが生まれる。
そのデータを、
どこかに保存しないといけない。
そこで、
SSD
NAND
HDD
などのストレージ需要につながっていく。
メモリ3社についてはこちらで比較しています👇
SanDisk・キオクシア・Micronを徹底比較!キオクシアは差を縮める?

レゾナックを見るときも、
単純な半導体材料メーカーとしてだけではなく、
「AIが生み出すデータを保存する側」
という視点を持っておくと面白そうです。
🌸 ニッパツ(5991)
そして今回、
個人的に一番「穴っぽい」と感じたのが、
ニッパツ。
正式名称は日本発条。
名前の通り、
自動車用ばね
などのイメージが強い会社です。
「いや、HDDと何の関係があるん?」
となりますが……
実は、
HDD用サスペンション
を手掛けています。
HDDの内部では、
磁気ヘッドをディスクの上で非常に精密に動かす必要があります。
その重要部品がサスペンション。
つまりニッパツも、
HDDサプライチェーンの中にいる。
これ、面白いですよね。
株式市場では、
AIデータセンター関連!
と聞くと、
半導体や電線株へ目が行きます。
でも、
自動車部品のイメージが強い会社の中にHDD関連事業がある。
こういうところに資金が波及してくると面白い。
ただしニッパツについては、
HDDだけで会社全体を見る銘柄ではありません。
自動車関連など他事業の影響も大きい。
なので、
「東芝増産=ニッパツ買い!」
ではなく、
HDD関連事業の伸びが決算でどこまで存在感を増してくるか
を追いかけたい銘柄です。
📊 4社を並べるとこんな感じ
| 企業 | HDDとの関係 | まろぴー注目度 |
|---|---|---|
| TDK | HDDヘッド・サスペンション | ★★★★★ |
| HOYA | HDD用ガラス基板 | ★★★★★ |
| レゾナック | HDD用磁気記録メディア | ★★★★☆ |
| ニッパツ | HDD用サスペンション | ★★★★☆ |
こうやって見ると、
日本企業、HDDの中身かなり作ってるじゃん😂
となります。
🔌 実はこれ、電線株と同じ構図じゃない?
今回調べていて一番面白かったのがここ。
AIデータセンターというと、
最初に注目されたのは、
「計算する」
NVIDIAなどのGPU。
でもAIデータセンターを作るには、それだけでは足りない。
次に必要になるのが、
「データを運ぶ」
光ファイバーや光通信。
ここでフジクラなど電線株が注目されました。
電線3社についてはこちら👇
【電線株3社を徹底比較】フジクラ・古河電工・住友電工、AI時代の本命はどこ?

そしてさらに必要なのが、
「データを保存する」
ここで、
HDD
SSD
NAND
が出てくる。
つまりAI投資って、
GPU
↓
光通信
↓
ストレージ
と、どんどん周辺企業へ広がっていく。
これ、まさにテーマ株の資金波及ですよね。
👀 じゃあ「東芝HDD増産の恩恵株」なの?
ここは冷静に見たい。
今回挙げた、
TDK
HOYA
レゾナック
ニッパツ
が、
東芝のHDD増産だけで一気に業績が伸びる、
という話ではありません。
そもそも、
東芝の生産能力2倍は記憶容量ベース。
HDDの大容量化によって達成される部分もあります。
さらに各社が東芝向けにどれだけ供給しているのかによって、直接的な恩恵も変わります。
だから今回まろぴーが注目したいのは、
「東芝が増産する」というニュースそのものではない。
東芝だけでなく、
部品メーカーや材料メーカーまで設備投資を進めていること。
つまり、
HDD需要の拡大がサプライチェーン全体で見え始めているんじゃない?
ということです。
🚀 AI相場の「次」を探したい
最近のAI相場を見ていると、
NVIDIAだけ見ていても遅い気がしています。
GPUが増えれば、
電力が必要。
データを送るため、
光通信が必要。
そしてデータが増えれば、
保存する場所が必要。
フジクラについて世界大手と比較した記事はこちら👇
フジクラって結局なにがすごい?世界のコーニングと徹底比較

AIデータセンター投資の恩恵は、
半導体だけで終わらない。
むしろ、
「次にどこがボトルネックになるのか?」
を探すのが面白い。
🌸 まろぴーまとめ
今回の東芝HDD増産ニュース。
最初は、
「SanDiskとかSeagateが売られてるなぁ」
くらいで見ていました。
でも逆側から調べてみると、
TDK
HOYA
レゾナック
ニッパツ
という日本企業が出てきた。
特に面白いと思ったのが、
HOYAとニッパツ。
メガネ。
自動車用ばね。
一見するとAIデータセンターとは全然関係なさそうなのに、
実はHDDの重要部品を作っている。
こういう、
「市場がまだAI関連として強く意識していないところ」
を探すのは面白いですね👀
もちろん、
材料があるから買う
ではなく、
市場がその材料に気づき始めているのかを見る。
最近のまろぴー、
先回りしたつもりが早すぎたり、
気づいた時には飛び乗って高値だったりしますからね😂
今回の4社は、決算と株価の反応を追いかけてみたいと思います🌸
※本記事は個人的な調査・投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。



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