こんにちは、まろぴーです🌸
最近、ゲーム業界で気になっているのが、生成AIによる開発費・運営費の削減です🎮✨
ゲーム会社というと、新作タイトルのヒットや課金売上ばかりに注目しがち。
しかし、AIによってイラスト制作、シナリオ作成、プログラミング、デバッグ、翻訳、ユーザー対応などのコストが下がれば、売上が大きく伸びなくても利益が増える可能性があります。
特に注目したいのが、時価総額の小さいゲーム会社です。
数億円規模のコスト削減でも、小型企業にとっては業績を一変させるほどのインパクトになるかもしれません。
そこで今回は、AI活用による収益改善が期待できるゲーム関連企業をスクリーニング。
すでにAIによる運営費削減を発表している**マイネット(3928)**を参考にしながら、「次のマイネット候補」を探していきます🔍
マイネットは個別記事で紹介済みのためランキング対象外
今回のテーマを考えるきっかけになったのが、ゲーム運営会社のマイネットです。
マイネットは、AIを活用したゲーム運営の効率化を進めており、複数タイトルで約20%の運営コスト削減を実現したと発表しています。
さらに、今後はAI活用によって運営コストを最大50%削減することを目指しています。
単に「生成AIを活用します」と宣言しただけではなく、すでにコスト削減効果が出始めている点が重要です。
ただし、マイネットについては別の記事で、運営タイトルや業績、PER、今後の成長可能性まで詳しく紹介しています。
そのため、今回はランキング対象外の「参考枠」とします👇
👉 AIでゲーム運営費50%削減へ!マイネットは業績回復で化ける?
今回探すのは、いわば**「次のマイネット候補」**です🌸
AIはゲーム会社の利益をどう変える?
ゲーム開発には、さまざまな工程があります。
- キャラクターや背景の制作
- シナリオやセリフの作成
- プログラミング
- テスト・デバッグ
- 翻訳・海外展開
- 広告用クリエイティブの制作
- ユーザーからの問い合わせ対応
- ゲーム内イベントの企画・運営
生成AIがすべてを代替できるわけではありません。
しかし、アイデア出しやラフ制作、コードの補助、文章のたたき台、テスト作業などをAIで効率化できれば、人が担当する作業時間を減らせます。
ゲーム会社の利益は、おおまかに次のような構造です。
ゲームの売上-開発費-運営費-広告宣伝費=利益
これまでは新作をヒットさせなければ、業績を大きく伸ばすのが難しい業界でした。
ところがAIによって開発費や運営費を下げられれば、既存タイトルの売上を維持するだけでも利益率が改善する可能性があります。
特に赤字と黒字の境目にいる企業では、数億円のコスト削減が決算を大きく変えることもありそうです👀
今回のスクリーニング基準
今回は、次の5項目を各5点、合計25点で評価しました。
| 評価項目 | チェックするポイント |
|---|---|
| AI活用の具体性 | AI関連のサービスや導入方針が示されているか |
| コスト削減余地 | 人件費や外注費の負担が大きい事業か |
| 小型株インパクト | 利益改善が企業価値に与える影響が大きいか |
| 業績改善余地 | 赤字縮小や利益率改善の余地があるか |
| 決算注目度 | 次回以降の決算で変化を確認できそうか |
注意したいのは、AIを活用している企業と、AIによって利益が増えた企業は別だということです。
AI関連の発表だけで高得点にせず、実際に業績へ影響する可能性があるかも重視しました。
AI収益改善期待ランキング
| 順位 | 銘柄 | コード | 時価総額目安 | PER目安 | 総合点 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | KLab | 3656 | 約155億円 | 算出不可 | 19点 |
| 2位 | ドリコム | 3793 | 約167億円 | 約27倍 | 17点 |
| 3位 | Aiming | 3911 | 約80億円 | 算出困難 | 15点 |
| 4位 | トーセ | 4728 | 約50億円 | 約6倍 | 14点 |
| 参考枠 | マイネット | 3928 | 約23億円 | 約7倍 | ランク外 |
※株価指標は2026年9月18日前後の株価を基にした概算です。業績予想や株価によって変動します。赤字企業ではPERを算出できない場合があります。
1位:KLab(3656)
ゲーム会社から「AIエンタメ企業」へ?
今回のランキング1位は、KLabです🎮
KLabはスマートフォン向けゲームの企画・開発・運営を手がけてきた会社です。
代表的なタイトルには、以下のような作品があります。
- キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~
- BLEACH Soul Rising
- うたの☆プリンスさまっ♪関連タイトル
KLabが今回もっとも気になった理由は、AIを単なる社内効率化ツールとしてではなく、新しいエンターテインメント事業に広げようとしていることです。
同社は、AIを活用した取り組みとして、AI音楽、AI VTuber、AIタレント、AIキャラクター、AIクリエイティブなどを掲げています。
ゲーム会社が持っているキャラクター制作、音楽、映像、IP展開のノウハウと、生成AIは相性がよさそうです✨
KLabの注目ポイント
KLabは売上の成長だけでなく、収益構造そのものの改善が求められています。
そのため、
- AIによるゲーム制作の効率化
- 広告素材の制作コスト削減
- AIキャラクターを活用した新規売上
- AI関連サービスの外部販売
- 赤字タイトルや固定費の整理
が進めば、利益へのインパクトは大きくなる可能性があります。
一方で、現時点では「AIによってゲーム開発費を何%削減できた」といった具体的な数字は確認できません。
期待先行になりやすい銘柄なので、次の決算ではAI関連の発表よりも、売上総利益率や営業損益が実際に改善しているかを確認したいところです。
KLabのPERは?
KLabは利益が安定していないため、一般的なPERで割安度を判断するのは難しい状態です。
PERが表示されないから割安というわけではありません。
まずは黒字化の時期と、AI関連事業がどの程度売上に貢献するのかを見極める必要があります。
期待度は高いけれど、リスクも高い銘柄という位置づけです。
2位:ドリコム(3793)
ゲームと生成AIサービスの両方を展開
2位は、ドリコムです🌸
ドリコムは、スマートフォンゲームや出版・映像関連事業などを展開しています。
ゲーム事業では、IPを活用したタイトルの開発・運営に強みを持っています。
さらに注目したいのが、法人向け生成AIサービスの**「ai and」**です。
ドリコムはゲーム会社でありながら、生成AIを活用する側だけでなく、AIサービスを外部企業へ提供する側にも回ろうとしています。
ドリコムの注目ポイント
ドリコムには、大きく2つの成長シナリオがあります。
1つ目は、生成AIを社内のゲーム開発やコンテンツ制作に利用して、開発効率を高めること。
2つ目は、「ai and」などのAI関連サービスを育て、新しい収益源にすることです。
ゲーム開発のコスト削減と、AIサービスの売上拡大が同時に進めば、企業価値の評価が変わる可能性があります。
ただし、現時点ではAIによるゲーム開発費の削減額が明確に開示されているわけではありません。
そのため、決算では次の数字を確認したいです。
- ゲーム事業の利益率
- 開発費や外注費の変化
- AIサービスの契約数
- AI事業の売上規模
- 研究開発費や先行投資の増減
ドリコムのPERは?
PERは約27倍と、今回の候補のなかでは低くありません。
AI事業の成長がまだ利益に十分表れていない段階で株価だけが上昇すると、割高感が出る可能性があります。
一方、ゲーム事業の利益改善とAI事業の成長が数字に表れれば、PERの高さを吸収できるかもしれません。
ドリコムは、単なるコスト削減銘柄ではなく、「ゲーム+AIサービス」の成長を狙う銘柄として見ておきたいです。
3位:Aiming(3911)
小型株だから利益改善の影響が大きい
3位は、Aimingです🎮
Aimingは、オンラインゲームやスマートフォンゲームの企画・開発・運営を行っています。
複数のIPタイトルを手がけていますが、新作の開発状況や既存タイトルの売上によって、業績が大きく変動しやすい会社です。
今回Aimingを選んだ理由は、現時点でAI活用の具体的な成果が出ているからではありません。
ゲーム開発にかかる人件費や外注費が大きく、AIによる効率化が進んだ場合の利益インパクトが大きそうだからです。
Aimingの注目ポイント
Aimingの時価総額は約80億円。
仮にAIによる開発効率化で営業利益が数億円改善すれば、企業価値に与える影響は小さくありません。
ただし、AI関連の具体的な数値開示はまだ限定的です。
そのため、現段階では「AIで業績が改善する銘柄」と断定するのではなく、今後の発表を待つ先回り候補として扱います。
決算説明資料や採用情報などで、次の言葉が出てくるかに注目です。
- 生成AIの導入
- 開発期間の短縮
- 内製化率の向上
- 外注費の削減
- 開発人員の最適化
- 1タイトル当たりの開発費低下
AI活用が明確になれば、評価を引き上げたい銘柄です。
AimingのPERは?
利益が安定していないため、PERだけでの評価は困難です。
このタイプのゲーム株は、PERが表示されているかよりも、赤字縮小や黒字転換のタイミングが重要になります。
新作のヒット期待だけでなく、開発コストを抑えながら新作を投入できる体制になっているかを見たいです。
4位:トーセ(4728)
ゲーム受託開発にAI効率化の余地
4位は、トーセです🌸
トーセは、ゲームソフトやスマートフォン向けコンテンツの受託開発を手がける会社です。
一般ユーザーからは社名が見えにくいものの、長年にわたって多くのゲーム開発に関わってきました。
ゲーム開発は人の作業に依存する部分が大きいため、生成AIや開発支援ツールによる効率化の余地があります。
トーセの注目ポイント
AIによってプログラミング、素材制作、デバッグなどを効率化できれば、同じ人数でも多くの案件を受注できる可能性があります。
また、開発期間を短縮できれば、案件ごとの採算改善も期待できます。
一方で、受託開発会社には注意点もあります。
AIによって開発コストが下がっても、発注元から受託単価の引き下げを求められれば、削減効果のすべてがトーセの利益になるとは限りません。
そのため、決算では売上だけでなく、次の項目を確認したいです。
- 売上総利益率
- 営業利益率
- 開発案件数
- 不採算案件の有無
- 開発人員の稼働率
- 受注残高
トーセのPERは?
PERは約6倍、PBRは1倍を下回る水準です。
数字だけを見ると割安感がありますが、受託開発は利益率が低くなりやすく、成長性にも課題があります。
AI活用によって利益率が上がれば、低PER・低PBRの見直しにつながる可能性があります。
ただし、現時点ではAIによる具体的な削減効果が公表されているわけではないため、期待だけで先走らないようにしたいです。
参考枠:マイネット(3928)
マイネットは今回のランキングから除外していますが、AIによるゲーム会社の収益改善を考えるうえで、もっとも分かりやすい先行事例です。
マイネットが主に行っているのは、新作ゲームをゼロから大量に開発することではありません。
他社が開発したゲームの運営を引き継ぎ、長期間運営しながら収益を得る事業を得意としています。
運営タイトルには、次のようなゲームがあります。
- 龍が如く ONLINE
- 夢王国と眠れる100人の王子様
- 刻のイシュタリア
- 神式一閃 カムライトライブ
ゲームの長期運営では、イベント制作、ユーザー対応、データ分析、バランス調整などの作業が継続的に発生します。
ここにAIを導入すると、売上を維持しながら運営コストを下げられる可能性があります。
マイネットの時価総額は約23億円と小さく、業績予想を基にしたPERは約7倍。
AIによるコスト削減が本当に利益へ反映されれば、企業価値に与える影響は大きそうです。
ただし、マイネットはすでに個別記事で詳しく取り上げているため、今回はほかの4社を比較するための**「答え合わせ銘柄」**として扱います。
4社の位置づけを整理
| 銘柄 | 現在の位置づけ | 注目する変化 |
|---|---|---|
| KLab | AI事業への展開が具体的 | 赤字縮小・AI関連売上 |
| ドリコム | ゲーム+生成AIサービス | AIサービスの収益化 |
| Aiming | 小型の先回り候補 | 開発費・外注費の削減 |
| トーセ | 受託開発の効率化候補 | 売上総利益率の改善 |
| マイネット | AI削減効果の先行事例 | 削減効果の利益反映 |
もっとも重要なのは、AIに関する発表の数ではありません。
AI活用が決算の数字に表れているかです。
次の決算で確認したい5つの数字
ゲーム会社のAI効果を確認するなら、売上高だけを見るのは不十分です。
1.売上総利益率
開発費や運営費の効率化が進めば、売上総利益率が改善する可能性があります。
売上が横ばいでも粗利益が増えていれば、収益構造が変わり始めているかもしれません。
2.営業利益率
AI導入の最終的な成果が表れやすい数字です。
ただし、新規タイトルの広告費やAI事業への先行投資で、一時的に悪化する場合もあります。
3.人件費・外注費
ゲーム開発では、人件費や外注費が大きな負担になります。
AIによる内製化や作業時間の短縮が進めば、費用の伸びが抑えられる可能性があります。
4.開発期間とタイトル数
同じ人数で開発できるタイトル数が増えれば、AI活用の効果が出ている可能性があります。
新作の本数だけでなく、延期の有無や開発期間にも注目です。
5.会社側の具体的な説明
「AIを積極的に活用します」だけでは判断できません。
- 作業時間を何%短縮したのか
- どの工程に導入したのか
- 何タイトルで活用しているのか
- 年間いくら削減できる見込みなのか
ここまで具体的な説明が出てくれば、投資判断の材料として使いやすくなります。
AI関連株として買うときの注意点
AIとゲームは相性のよいテーマですが、発表だけで業績が伸びるわけではありません。
特に注意したいのが、次の3点です。
AI導入にも費用がかかる
AIツールの利用料、システム開発費、GPU関連費用、社内教育など、新たなコストが発生します。
短期的には、コスト削減より先行投資のほうが大きくなる可能性があります。
ゲームの面白さはAIだけでは作れない
制作費を下げても、ゲームがヒットしなければ売上は増えません。
AIで作業を効率化しながら、企画力やIPの魅力を維持できるかが重要です。
「AI」の言葉だけで株価が上がることもある
小型株では、AI関連の発表だけで株価が急騰する場合があります。
しかし、業績への貢献が見えなければ、期待が剥がれて急落するリスクもあります。
PERが算出できない赤字企業も多いため、テーマ性だけでなく、現金残高や営業キャッシュフロー、増資リスクにも注意が必要です。
まろぴーの結論🌸
今回のスクリーニングでは、マイネットをランキング対象外の参考枠とし、次の4社を選びました。
🥇 KLab
AIエンタメ事業への踏み込みがもっとも具体的。ただし、期待だけでなく黒字化を確認したい銘柄。
🥈 ドリコム
ゲーム開発と法人向け生成AIサービスの両方を持つ点が魅力。PERはやや高めなので、成長の数字が必要。
🥉 Aiming
時価総額が小さく、利益改善時のインパクトに期待。ただし、AI活用はまだ確認待ち。
🌟 トーセ
低PER・低PBRの受託開発会社。AIによる利益率改善が確認できれば、見直される可能性あり。
そして、AIによる運営費削減をすでに公表しているマイネットは答え合わせ銘柄です。
ゲーム会社を見るときは、どうしても「次の新作がヒットするか」に注目してしまいます。
しかし、これからは、
AIによって、同じ売上からどれだけ多くの利益を残せるようになったか
という視点も重要になりそうです🎮✨
次の決算では、売上高だけでなく、粗利益率、営業利益率、人件費、外注費にも注目。
AIで本当に収益構造が変わり始めた企業を、まろぴーも先回りして追いかけていきます🌸
※本記事は特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。



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