【半導体から資金流出?】FOMC通過後、日本株のお金はどこへ向かった?強かった5業種を分析

投資コラム

FOMCを通過した9月17日の日本株。

朝の日経平均は大きく上昇してスタートしました。

「よし、半導体も今日は強いかも!」

……と思ったのも束の間。

アドバンテスト、東京エレクトロン、キオクシア、SCREEN、ディスコなど、これまで相場を引っ張ってきた半導体関連は次第に失速しました。

🌸まろぴー
「半導体が弱い……。また日本株全体が崩れるやつ!?🥺」

ところが。

相場全体を見渡してみると、ちょっと景色が違います。

むしろ、めちゃくちゃ上がってる銘柄が多い。

今日は「日本株から資金が逃げた日」ではなく、

半導体に集中していた資金が、ほかの業種へ広がった日

だった可能性があります。

今回は9月17日の値動きから、FOMC通過後のお金がどこへ向かったのかを見てみます。


日経平均は+213円。でも中身を見るともっと強かった

9月17日の日経平均株価は、

64,136.25円
前日比+213.25円

で終了しました。

数字だけ見ると「まあまあ強かった日」という感じ。

でも面白いのは中身です。

東証33業種のうち、

28業種が上昇。

さらに東証プライムでは、値上がり銘柄が約83%を占めました。

つまり今日は、

「日経平均+213円」以上に、多くの日本株が上昇していた

ということになります。

では、なぜ日経平均の上昇はそれほど大きくならなかったのでしょうか。


半導体が日経平均のブレーキに

今日の日経平均を押し下げた上位には、

アドバンテスト
東京エレクトロン
TDK
イビデン
キオクシア

が並びました。

この5銘柄だけで、日経平均を約270円押し下げています。

さらに、

SCREEN
ディスコ
村田製作所

なども軟調でした。

🌸まろぴー
「指数だけ見てたら分かりにくいけど、今日は半導体が日経平均の重りになってたんだね。」

業種別でも「電気機器」は**-0.37%**。

33業種中29位でした。


じゃあ、お金はどこへ行った?

ここが今日一番面白いところ。

9月17日の業種別上昇率TOP5は、

順位業種騰落率
1位海運+3.09%
2位その他製品+2.88%
3位医薬品+2.61%
4位鉄鋼+2.26%
5位保険+2.12%

でした。

……半導体とは全然違う顔ぶれ。

さらに、

空運 +2.09%
不動産 +1.92%
建設 +1.75%
食料品 +1.68%
電力・ガス +1.23%

なども上昇しています。

かなり幅広い。


① 海運 +3.09%

今日の業種別トップは海運。

半導体のようなAI成長株とはまったく違うところが1位になりました。

ここで大事なのは、

「海運が次の主役!」

と決めつけることではありません。

注目したいのは、

半導体が弱くても、別の大型株に資金が入っている

という点です。

今日の相場が全面的なリスクオフではなかったことがよく分かります。


② その他製品 +2.88%

2位は「その他製品」。

この業種には任天堂などが含まれます。

実際、今日は任天堂やバンダイナムコHD、コナミグループなども上昇しました。

ここ最近、半導体が強い日にIP株が弱くなる場面もありました。

今日は逆に、

半導体が一服する中でIP・ゲーム株が買われる

という動きが見えています。

これはまろぴー的にもかなり気になるところ👀


③ 医薬品 +2.61%

3位は医薬品。

中外製薬などが上昇しました。

AIや半導体とは値動きの理由が異なるセクターなので、こうしたところまで上昇しているのは、

買いが一部のテーマだけに集中していなかった

ことを示しています。


④ 鉄鋼 +2.26%

4位には鉄鋼。

AI、半導体、グロースばかり追っていると見逃しやすいところです。

今日の市場ではバリュー株の強さが目立ち、TOPIXも相対的に強い動きになりました。

ここも今回のポイント。

「半導体が売られた=日本株が弱い」ではない。

資金の居場所が変わっている可能性があります。


⑤ 保険 +2.12%

そして5位が保険。

これは明日の日銀金融政策決定会合を考えるうえでも面白いセクターです。

銀行も今日は+0.28%と小幅ながらプラスでした。

明日の日銀会合を前に、

金利に敏感な金融セクターの動き

は引き続きチェックしておきたいところです。

👉 関連記事
「【日銀会合直前】利上げは織り込み済み?明日の日本株、本当に怖いのは『その次』かもしれない」


「半導体相場終了」と考えるのはまだ早い

ここはかなり重要です。

今日半導体が弱かったからといって、

「AI・半導体相場が終わった」

と判断する材料にはなりません。

むしろ朝方には半導体も買われていました。

その後、日銀会合を翌日に控えて手控えムードが強まり、AI・半導体関連は伸び悩む展開になっています。

だから現時点では、

半導体から完全に資金が抜けた

というより、

半導体一極集中から、物色対象が広がっている

くらいに考える方が自然だと思います。


今日の相場を一枚にするとこう

これまで

AI・半導体
↓↓↓
資金集中🔥

9月17日

AI・半導体
↓ 一服

↓↓ 資金が分散? ↓↓

🚢 海運
🎮 IP・ゲーム
💊 医薬品
🏭 鉄鋼
🏦 保険
🏗️ 建設
⚡ 電力
✈️ 空運

🌸まろぴー
「半導体のお祭り会場から、みんな少しずつ別の屋台を見に行った感じ……?」

今日一日だけなら、そんな相場に見えます。


そして明日は日銀会合

ただし、この資金移動がそのまま続くとは限りません。

明日9月18日は日銀金融政策決定会合の結果発表。

今日の市場でも、日銀会合を控えて後半は手控えムードが強まったと報じられています。

日銀の結果や今後の政策スタンスによって、

銀行
保険
不動産
グロース
輸出株
半導体

などの強弱が再び変わる可能性があります。

つまり明日は、

今日起きた資金ローテーションが本物なのか

を見る一日にもなりそうです。


まろぴーまとめ🌸

今日の相場を見て、

「半導体弱いなあ……」

だけで終わらせるのは、ちょっともったいない一日でした。

日経平均は+213円。

でも、

33業種中28業種が上昇。
プライム銘柄の約83%が上昇。

一方で、日経平均を大きく押し下げたのは半導体関連でした。

つまり今日見えたのは、

日本株から資金が逃げた姿ではなく、半導体以外にも資金が広がった姿

だったのかもしれません。

FOMCを通過して、次は日銀。

そしてその先で、

次に資金が集まる場所はどこなのか。

半導体だけを見ていると、次のテーマを見逃すかもしれません👀🌸

※本記事は公開情報をもとにした市場分析であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。

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