岡本硝子がなぜレアアース関連株?「江戸っ子1号」と南鳥島の意外な関係を徹底解説

企業深掘

こんにちは、まろぴーです🐰✨

南鳥島のレアアース関連銘柄を調べていたら、ちょっと意外な会社が出てきました。

岡本硝子(7746)です。

……硝子?

レアアースを掘る話をしていたはずなのに、なんでガラス会社が出てくるの?😂

まろぴーも最初は、

「さすがにこれは“レアアース関連株”って呼ぶには遠くない?」

と思っていました。

ところが調べてみると、全然そんなことありませんでした。

岡本硝子が製品化した深海用の海底設置型無人探査機**「江戸っ子1号COEDO」は、2026年に南鳥島沖で実施されたレアアース泥採鉱試験で、実際に海洋環境モニタリング**に使用されています。岡本硝子は試験に向け、6,000m仕様のCOEDOを新たに4台製作していました。(岡本硝子)

しかも舞台は、

水深約6,000m。🌊

今回は、

「なぜガラス会社が深海6,000mのレアアース開発に関わっているの?」

という素朴な疑問から、岡本硝子と南鳥島レアアースの関係、江戸っ子1号の役割、そして本当に業績へつながる可能性があるのかまで、まろぴーと一緒に掘っていきます🔍✨

南鳥島レアアースそのものについては、こちらの記事で採鉱から産業化まで詳しくまとめています👇

👉 【関連記事】南鳥島レアアースは結局どうなった?採掘の現在地と関連銘柄を徹底解説
南鳥島レアアースの現在地を詳しく見る


そもそも岡本硝子って何をしている会社?

まずここから。

「岡本硝子」という名前だけを見ると、

🐰「ガラス作ってる会社でしょ?」

となりますよね。

もちろん間違いではありません。

岡本硝子は特殊ガラスの開発や精密成型、薄膜蒸着などをコア技術に持つメーカーです。

ただし、現在の岡本硝子を見ると、昔ながらのガラスメーカーというイメージだけでは少し足りません。

2026年5月に発表した中期経営計画「GROWTH 28」では、特殊ガラスなどに加えて、「江戸っ子1号(モジュール事業)」そのものを同社のコア技術群の一つとして掲載しています。(岡本硝子)

🐰「え、江戸っ子1号ってちゃんと会社の事業なの?」

そうなんです。

そして、この江戸っ子1号が岡本硝子と南鳥島をつなぎます。


岡本硝子とレアアースをつなぐ「江戸っ子1号」

名前だけ聞くと、

「下町の小型衛星かな?」

くらいの雰囲気がありますが😂

実際はかなり本格的。

「江戸っ子1号COEDO」は、深海に設置して海底環境を観測する無人探査機です。

そして2026年1月9日。

岡本硝子は、南鳥島沖で行われるレアアース泥の採泥試験において、江戸っ子1号が海洋環境影響評価のモニタリングシステムとして使用される予定だと発表しました。

今回の試験に向けて新規製作されたのが、

COEDO 13インチ 6,000m仕様機 × 4台。

これらが地球深部探査船「ちきゅう」に搭載されました。(岡本硝子)

🐰「4台も水深6,000mまで行ってるの!?」

そう。

つまり岡本硝子は、

「レアアース関連ということにされている会社」

ではなく、

実際に国家プロジェクトの試験現場へ機器を投入している会社

なんです。

ここはかなり印象が変わりました。


ただし岡本硝子は「レアアースを掘っている会社」ではない

ここは記事タイトルだけ見て誤解しないように、しっかり整理しておきます。

岡本硝子が担当しているのは、

❌ レアアース泥を掘る
❌ レアアース泥を船まで吸い上げる
❌ レアアースを精製する

という工程ではありません。

岡本硝子の役割は、

「レアアースを採鉱したとき、海底環境に何が起きているのかを監視する」

ことです。

🐰「なるほど。“採る側”じゃなくて“見張る側”なんだ。」

これが一番分かりやすいと思います。


2026年、実際に「江戸っ子1号」が海底へ

そして2026年1月から2月。

南鳥島周辺の日本EEZで、JAMSTECの「ちきゅう」を使った採鉱システム接続試験が行われました。

結果はかなり大きなものでした。

水深5,569mの海底からレアアース泥を連続的に船上へ揚げることに成功。

回収されたレアアース泥は、海水分を除いた重量で約50トン。

さらに分析すると、レアアース総量の約54%がイットリウム、ガドリニウム、ジスプロシウムなどの中重レアアースでした。(JAMSTEC)

ここまでは南鳥島の記事でも紹介しました。

では岡本硝子はどこにいたのか。

ちゃんと海底にいました。


海底6,000mで「江戸っ子1号」は何をしていた?

採鉱試験と同時に行われたのが、

環境モニタリング試験です。

海底には、

江戸っ子1号COEDO
+環境DNA自動採取装置
+ハイドロフォン

などが設置されました。

目的は、採鉱システムを動かしたときに発生する懸濁物などを連続観測すること。

さらにCOEDOに搭載されたビデオカメラを使って、魚類や海底の底生動物の生息状況も記録しています。(JAMSTEC)

🐰「これ、思っていたより重要な役割じゃない?」

まろぴーもここで印象が変わりました。

ただカメラを海に沈めているわけじゃない。

深海資源開発による環境変化を監視するための装置なんです。


なぜレアアース採鉱に「環境監視」が必要なの?

ここが岡本硝子を見るうえで一番重要だと思います。

南鳥島のレアアースが大量に存在するとしても、

「よし、全部掘ろう!」

とはなりません。

水深約6,000mの海底を大規模に採鉱するわけですから、

「泥はどこまで拡散する?」

「生物への影響は?」

「海洋環境への負荷は?」

といった問題も同時に検証する必要があります。

今回使用された採鉱システム自体も、採鉱時に発生する懸濁物の漏洩や拡散を抑えることを目的とした閉鎖型循環方式です。(JAMSTEC)

つまり国産レアアースを産業化するには、

採る技術だけでは足りない。

安全に採れていることを確認する技術も必要。

🐰「そこで江戸っ子1号が出てくるわけね!」

という構図です。


東洋エンジニアリングと比較するとめちゃくちゃ分かりやすい

前回取り上げた**東洋エンジニアリング(6330)**と比較すると、両社の違いがかなり見えます。

東洋エンジニアリングは、海底約6,000mからレアアース泥を回収するシステムの技術開発に関わり、解泥・採泥機器の設計・製作を担当しています。

つまり、

東洋エンジニアリング
→「どうやって採る?」

一方、

岡本硝子
→「採ったとき海底環境はどうなる?」

という違い。

同じ「南鳥島レアアース関連株」でも、まったく役割が違うんです。

東洋エンジニアリングがなぜレアアース関連で注目されたのかはこちら👇

👉 【関連記事】「レアアース本命」で急騰した東洋エンジニアリング!南鳥島の現在と2027年に再び注目される理由
東洋エンジニアリングと南鳥島の関係を見る

🐰「こうやって工程ごとに見ると、“レアアース関連株”って一括りにできないね。」

まさにそこです。


実は「江戸っ子1号」は突然出てきた技術じゃない

さらに調べると面白いことが分かります。

岡本硝子が2026年になって突然、

「レアアースが話題だから深海やります!」

と始めたわけではありません。

JAMSTECのSIP関連ページを見ると、江戸っ子1号は以前から海底調査や海洋ロボティクス関連の技術開発で使用されており、2024年にはAUVとの水中光通信試験も行われています。(JAMSTEC)

つまり今回の南鳥島プロジェクトは、

以前から開発してきた深海技術が、国産レアアースという巨大テーマにつながった

と考えた方が近い。

🐰「テーマに乗っかったというより、持っていた技術の出番が来た感じか。」

これ、まろぴー的には結構好きなパターンです👀


でも、ここで一つ大きな疑問

さて。

ここまで読むと、

「岡本硝子すごいじゃん!」

となりそうなんですが……

🐰「ちょっと待って。」

投資で一番大事なのはここから。

それ、業績にどれくらい効くの?

ですよね。


「江戸っ子1号=業績急拡大」と考えるのはまだ早い

2026年の試験で投入されたのは、6,000m仕様のCOEDO 4台です。(岡本硝子)

ただし現時点では、

南鳥島レアアース関連で将来どの程度の売上や利益が発生するのか

という具体的な事業規模は示されていません。

ここはかなり重要。

南鳥島レアアースが注目される
↓
江戸っ子1号が使われる
↓
岡本硝子の売上が急増する

と一直線に考えるのはまだ早いです。

🐰「“使われた”と“儲かる”の間には、かなり距離がある。」

これですね。


ただし2027年はかなり重要になる

では、なぜ今から追っておきたいのか。

理由は2027年2月です。

JAMSTECは今回の試験結果を踏まえ、2027年2月から同じ海域で約1カ月間の本格的な採鉱試験を予定しています。

さらに今回は、

採鉱
↓
南鳥島へ輸送
↓
脱水
↓
本土へ輸送
↓
分離・精製・製錬

まで行い、より産業化に近いプロセスを検証する計画です。

そして2028年3月までに、経済性を含めた国産レアアース産業化の総合評価を行う予定です。(JAMSTEC)

🐰「……ということは?」

ここでまろぴーが気になるのが、

2027年の試験でも江戸っ子1号は使われるのか?

ということ。


「4台」で終わるのか、それとも事業になるのか

2026年は4台でした。

では2027年は?

さらに産業化されたら?

採鉱する海域が広がった場合、環境モニタリング設備は何台必要になる?

定期的な観測は必要?

機器の交換需要は?

保守は?

データ解析まで事業化できる?

🐰「……ここまで来ると、4台売った話だけじゃなくなってくるかもしれない。」

もちろん、現時点ではまだ仮説です。

だからこそ今後、

COEDOの追加受注や投入台数

が出てくるかは重要なチェックポイントになりそうです。


岡本硝子を見るなら「レアアースだけ」も危険

もう一つ忘れてはいけません。

岡本硝子は、

レアアース専業企業ではありません。

同社の中期経営計画では特殊ガラス、機能性材料、薄膜技術など複数のコア技術を掲げており、「江戸っ子1号」はその一つという位置付けです。(岡本硝子)

つまり株を見るなら、

「南鳥島レアアースがどうなるか」

だけではなく、

本業そのものが成長しているか

も一緒に見ないといけません。

🐰「レアアースだけ見て岡本硝子を買うと、会社の大部分を見落としちゃうね。」

ここはかなり大事です。


まろぴーが今後チェックしたいポイント🔍

ここまで調べたうえで、まろぴーが追いかけたいのはこの5つ。

① 2027年の本格採鉱試験でもCOEDOが採用されるか

まずはこれ。

② COEDOの投入台数が増えるか

4台から増えるなら、事業規模を見るヒントになります。

③ 南鳥島関連の受注額が開示されるか

ここが出てくると一気に業績との距離が縮まります。

④ 環境モニタリングが継続需要になるか

実証実験だけなのか、商業化後も必要なのか。

⑤ 2028年の産業化総合評価

そもそも南鳥島レアアースプロジェクト自体が経済的に成立するのか。

この5つは今後も追っていきたいです。


まとめ|岡本硝子は「掘る会社」じゃなく「深海を見張る会社」だった

今回、まろぴーも最初は、

🐰「なんで岡本硝子がレアアース関連なの?」

というところから調べ始めました。

でも答えはかなり明確でした。

岡本硝子の**「江戸っ子1号COEDO」**は、2026年の南鳥島レアアース泥採鉱試験で実際に海底へ設置され、採鉱に伴う環境モニタリングに使われています。(JAMSTEC)

つまり、

東洋エンジニアリングが「採る技術」。

岡本硝子が「見張る技術」。

そして南鳥島全体を見ると、

探す → 採る → 揚げる → 運ぶ → 環境を監視する → 分離・精製する

という巨大なサプライチェーンが少しずつ見えてきます。

これこそ、まろぴーが今回レアアース関連を掘っていて一番面白いと感じているところです🐰✨

単純に、

「レアアース関連だから上がる!」

ではなく、

「その会社は、この巨大プロジェクトのどこを担当しているの?」

まで調べる。

そうすると、同じテーマ株でも見え方が全然変わってきます。

そして岡本硝子について次に注目したいのは、やっぱり2027年2月の本格採鉱試験。

🐰「江戸っ子1号、次も海底6,000mへ行くのか?」

ここはまろぴーも追いかけます🔍🌊

南鳥島レアアース全体を最初から読みたい方はこちら👇

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採鉱システム側の企業も合わせて読むと、全体像がかなり分かりやすくなります👇

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※本記事は公開情報をもとに企業・テーマを分析したもので、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身でお願いいたします。

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