こんにちは、まろぴーです🐰✨
最近、SNSやYouTube、テレビを見ていて思うことがあります。
「ゆとりくん、めちゃくちゃ出てこない?」
yutori(5892)の代表取締役社長、片石貴展さんです。
2026年に入ってからもテレビ朝日系Podcastへの出演などメディア露出が続き、「株式会社yutoriの社長」というより、“ゆとりくん”という一人のコンテンツとして存在感がかなり大きくなってきました。(テレ朝ポスト)
しかも、これを単なる「目立ちたがり社長」で片付けると、この会社の本質を見誤るかもしれません。
なぜならyutoriという会社そのものが、
SNSで人を集める → ファンを作る → ブランドを作る → 商品を売る
という流れから生まれた会社だからです。
🐰「もしかして社長本人までブランドにしようとしてる……?」
今回は、急成長するアパレル企業yutoriと、存在感を増している「ゆとりくん」をセットで深掘りしてみます🔍✨
そもそもyutoriって何の会社?
yutoriは2018年設立。
2023年12月27日に東証グロース市場へ上場した、かなり若いアパレル企業です。
証券コードは5892。
代表取締役社長は片石貴展氏で、事業内容はアパレルブランドの企画・運営。2026年3月末時点の連結従業員数は261人となっています。(Yutori)
ただし、普通のアパレル企業とは少し違います。
yutoriの原点は服ではなく、
Instagramメディア「古着女子」
でした。
🐰「最初から洋服を作ってた会社じゃないんだ!」
これがyutoriを理解するうえでかなり重要です。
「古着女子」から始まったyutori
片石氏は2018年ごろ、Instagramで古着を着た女性を紹介する「古着女子」というアカウントをスタート。
本人が2026年のテレビ朝日系Podcastで語った内容によると、広告費をかけず、開設から約1カ月でフォロワー3万人まで成長したといいます。(テレ朝ポスト)
つまり、
商品を作る
↓
広告を出す
↓
お客さんを集める
ではなく、
人を集める
↓
コミュニティを作る
↓
その後に商品を作る
という順番。
🐰「普通のアパレルと順番が逆だ……。」
このSNSマーケティング能力が、その後のyutoriのブランド展開につながっていきます。
9090だけじゃない。ブランドを次々と増やす会社
yutoriを知っている人なら、
9090
を思い浮かべる人も多いはず。
でもyutoriは一つのブランドを巨大化させる会社というより、
複数のブランドを生み出し、育てていく会社
に近いです。
会社自身も、デジタルネイティブな感覚を活用したSNSマーケティングと、ストリートブランドが持つ物語性を組み合わせたブランド作りを強みとして説明しています。(Yutori)
さらに自社でブランドを作るだけではありません。
2022年には「F-LAGSTUF-F」を事業譲受し、「Younger Song」などを展開していたA.Z.Rを完全子会社化。その後吸収合併しています。(Yutori)
🐰「ブランドを作るだけじゃなく、買って育てることもやるのね。」
ここまで見ると、yutoriは単なる洋服メーカーというより、
ブランドを作るプラットフォーム
として見た方が分かりやすくなってきます。
そして今、「社長本人」がブランドになり始めている
ここからが今回一番面白かったところ。
片石社長は現在、
「ゆとりくん」
としてYouTubeなどで積極的に情報発信しています。
個人YouTube「ゆとりくんチャンネル」は2025年2月にスタートし、2026年4月時点で登録者数は約6.5万人。
さらに会社公式YouTube「ゆとらない日々」も展開しています。(プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES)
🐰「社長YouTubeって、よくある採用広報じゃないの?」
と思いますよね。
ところが目的を調べると、かなり戦略的でした。
「会社に興味を持ってもらうフック」を社長自身が作る
片石氏はYouTubeを始めた理由について、上場後に会社として大型ニュースが少なくなることを想定し、
個人の影響力を獲得して、会社へ興味を持ってもらうためのフックを自ら作る必要があった
という趣旨の説明をしています。(プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES)
🐰「……やっぱり狙ってやってた😂」
ここ、まろぴーはかなり面白いと思いました。
普通は、
会社 → 社長が有名になる
ですよね。
yutoriの場合、
ゆとりくんを知る
↓
yutoriを知る
↓
9090などのブランドを知る
↓
商品・採用・コラボにつながる
という逆方向の導線も作れる。
つまり、
社長本人がyutoriへの入り口になっている
わけです。
実際に「採用」には数字が出ている
そして、これは単なる仮説ではありません。
YouTube制作を支援するアカツキメディアスタジオの2026年4月の発表によると、yutoriの採用エントリー数は、
年間約1,000件 → 2,291件
へ増加。
約2.3倍になったとされています。(プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES)
もちろん、すべてがYouTubeだけの効果だと断定することはできません。
ただ、
社長・会社のメディア化 → 認知拡大 → 採用
という部分では、すでに目に見える成果が出始めています。
🐰「広告だけじゃなく、人まで集められるのは強いな……。」
「ゆとりくん」の知名度は人脈にも変わっている
もう一つ面白い効果があります。
人脈です。
片石氏自身、YouTubeによって自分が会いたいクリエイターや起業家とつながりやすくなったと説明しています。
DMを送ったときにも、
「ゆとりくんだ」
と認知してもらえるようになったというのです。(プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES)
これ、ファッション企業では結構重要なんですよね。
ファッションは、
クリエイター
インフルエンサー
芸能人
アーティスト
ブランド
IP
とのコラボが非常に重要。
つまり社長自身の知名度が上がることで、
新しいブランドやコラボを作るためのネットワークまで広がる可能性がある。
🐰「社長のフォロワー数が会社の無形資産みたいになってきた……。」
でも一番大事なのは「本業が伸びているのか」
ここで株ブログに戻ります📈
いくら社長が人気になっても、
服が売れなかったら意味がありません。
そこで業績を確認してみます。
2026年3月期のyutoriは、
| 2026年3月期 | 前年比 | |
|---|---|---|
| 売上高 | 142.34億円 | +71.4% |
| 営業利益 | 10.84億円 | +61.4% |
| 経常利益 | 10.15億円 | +57.2% |
| 純利益 | 3.10億円 | -1.4% |
売上高は前年比71.4%増。
営業利益も61.4%増です。(開示情報データベース)
🐰「え、普通にめちゃくちゃ伸びてる。」
そうなんです。
「社長が目立っている会社」ではなく、
本業が急成長しているタイミングで、社長の発信力まで強くなっている
というのが現在のyutoriです。
ただし最新1Qを見ると「利益」は少し気になる
ここはちゃんと見ておきたいところ。
2027年3月期第1四半期は、
売上高43.08億円、前年同期比+33.1%
と引き続き高成長。
一方で営業利益は、
2.28億円、前年同期比-21.4%
でした。(開示情報データベース)
つまり、
売上は伸びている。でも利益成長は一直線ではない。
🐰「ここは“ゆとりくん人気!”だけ見てたらダメだね。」
ブランド拡大に伴う投資や費用、利益率などを今後確認していく必要があります。
まろぴーが面白いと思う「社長IP × ブランドIP」
ここまで調べて、まろぴーがyutoriで一番面白いと思ったのはこれ。
ブランドだけじゃなく、会社そのものをIP化しようとしているように見えること。
9090を知っている人。
Younger Songを知っている人。
YouTube「ゆとらない日々」が好きな人。
そして、
ゆとりくんが好きな人。
入口がどんどん増えている。
従来のアパレル企業なら、
ブランド → 商品 → 顧客
だったものが、yutoriでは、
SNS・YouTube・社長・ブランド・コミュニティ・商品
がぐるぐる回る構造になっている。
🐰「会社全体が一つのメディアみたい。」
これがyutoriの面白さなのかもしれません。
もちろん「社長IP」にはリスクもある
一方で、社長の知名度が高くなりすぎることにはリスクもあります。
社長本人のイメージが、
会社のイメージに直結しやすくなる
からです。
また、YouTube登録者やSNSフォロワーが増えても、それだけで売上や利益が増えるわけではありません。
重要なのは、
認知 → ブランドへの送客 → 購入 → リピート
までつながるか。
さらに、
採用力やコラボ、人脈の拡大が企業価値へどう変換されるか
です。
🐰「フォロワー数じゃなく、その先を見るってことね。」

yutoriでこれから追いたい5つの数字
今後まろぴーが特に見たいのは、
① 売上成長率
現在の30〜70%級の成長をどこまで維持できるのか。
② 営業利益率
売上だけではなく利益を伴って成長できるか。
③ ブランド別の成長
9090以外から次の大型ブランドが生まれるか。
④ 海外展開
国内の若者向けブランド群を海外でも育てられるか。
⑤ ゆとりくんの発信力が事業にどう還元されるか
採用だけでなく、ブランド認知、コラボ、売上などへ波及するのか。
ここが見えてくると、
「人気社長がいる会社」
なのか、
「社長自身を成長装置にできる会社」
なのかが分かってきそうです。
まとめ|yutoriは「服を売る会社」だけで見ると面白さを見落とす?
最初は、
🐰「最近ゆとりくん、めっちゃメディア出てない?」
というところから調べ始めました。
でも会社の歴史を遡ると、むしろ納得でした。
yutoriの原点は「古着女子」というSNSメディア。
人を集める → コミュニティを作る → ブランドを作る
という会社です。(Yutori)
その会社が今、
社長本人までメディア化している。
しかもYouTubeを通じて採用エントリー増加など、すでに具体的な成果も報告されています。(プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES)
一方、本業では2026年3月期に売上高142.34億円まで成長したものの、最新1Qでは増収・営業減益。
ここから重要なのは、
「ゆとりくん人気」が、どこまでyutoriの利益成長に変換されるのか。
だと思います。
🐰「社長までIPになる上場企業……これはちょっと追いかけたくなる。」
yutoriはアパレル企業としてだけではなく、
SNS × ブランド × M&A × コミュニティ × 社長IP
という視点で追ってみると、かなり面白い会社です👀✨
※本記事は公開情報をもとに企業を分析したもので、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身でお願いいたします。



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