アストロスケールホールディングス(186A)が、2027年4月期第1四半期決算を発表しました🚀✨
発表された数字を見ると、売上収益は減少し、営業赤字も拡大……。
🐣まろぴー
「赤字が増えてる〜💦 これは株価も厳しいかも……!」
実際、決算後最初の取引となった9月14日の株価は、一時971円まで下落しました📉
ところが、その後はじわじわと買い戻され、終値は1,020円!
なんと、前営業日比10円高のプラスで取引を終えています📈✨
🐣まろぴー
「赤字拡大なのに、結局買われた!?いったい何が評価されたの〜?🤔」
今回の記事では、アストロスケールの最新決算について、
✅ 何が悪かったのか
✅ なぜ株価が崩れなかったのか
✅ 受注残363億円をどう見るのか
✅ 黒字化へ向けて何を確認すべきか
まろぴーと一緒に、分かりやすく見ていきます🔍✨
🚀まずは1Q決算をサクッと確認!
アストロスケールの第1四半期決算における主な数字は、次のとおりです。
📌 プロジェクト収益:20.24億円(前年同期比14.5%減)
📌 売上収益:11.95億円(前年同期比4.4%減)
📌 売上総利益:0.72億円
📌 営業損益:27.50億円の赤字
📌 親会社の所有者に帰属する四半期損益:30.71億円の赤字
📌 現預金:約349億円
📌 受注済み案件:約258億円
📌 受注内定済み案件:約105億円
📌 受注済みと内定済みを合わせた案件残高:約363億円
🐣まろぴー
「赤字は大きいけど、受注や内定済みの案件は363億円もあるんだね!✨」
なお、「プロジェクト収益」は、会計上の売上収益に補助金収入などを加えた、アストロスケール独自の指標です。
会計上の売上収益とは金額が異なるので、混同しないように注意しましょう💡
😨ここは厳しい!営業赤字が約27.5億円へ拡大
今回の決算で最も気になるのは、やはり赤字の大きさです💦
営業損失は、前年同期の約23.8億円から約27.5億円へ拡大。
親会社の所有者に帰属する四半期損失も、約30.7億円となりました。
🐣まろぴー
「30億円を超える赤字……!宇宙へ飛び立つ前に、お金がなくならないか心配だよ〜😵💫」
アストロスケールは、人工衛星への接近・捕獲やスペースデブリ除去など、まだ市場形成の途中にある事業へ先行投資しています🛰️
研究開発や人員、衛星の製造には大きな費用が必要です。
その一方で、契約を獲得しても、すぐに全額が売上になるわけではありません。
プロジェクトの進捗に応じて、数年かけて売上を計上していく案件もあります。
つまり現在は、
「受注は積み上がっているけれど、利益がなかなか追いつかない」
という状態が続いているんですね。
🐣まろぴー
「宇宙のお仕事は、受注したらすぐ売上!とはいかないのか〜💦」
📉プロジェクト収益も14.5%減少
会社が重視するプロジェクト収益は20.24億円で、前年同期比14.5%減となりました。
会社によると、複数のプロジェクトで収益認識が後ろ倒しになったことが主な理由です。
🐣まろぴー
「仕事がなくなったわけじゃなくて、売上になる時期が後ろへずれたってこと?🤔」
そのとおりです💡
ただし、「一時的なずれ」なら今後の四半期で売上が計上されるはずですが、遅れがさらに長引く可能性もあります。
宇宙事業では、技術開発だけでなく、顧客側の都合やロケットの打ち上げ日程によっても計画が変わります🚀
「受注残が多い=予定どおり売上になる」
とは限らない点には、注意が必要です⚠️
今後は、遅れているプロジェクトが第2四半期以降にきちんと収益へ変わるかを確認したいところです。
📈赤字拡大なのに株価が買い戻された!
決算後最初の取引となった9月14日、アストロスケールの株価は986円で始まり、一時971円まで下落しました。
やはり、赤字拡大を嫌気した売りが先行したと考えられます📉
しかし、そのまま下落は続きませんでした!
株価は安値から切り返し、
・安値:971円
・高値:1,034円
・終値:1,020円
前営業日の終値1,010円を上回り、最終的にはプラスで取引を終えました🎉
🐣まろぴー
「朝は売られたのに、結局プラス!悪い決算でも株価が下がるとは限らないんだね😳」
では、なぜ株価は買い戻されたのでしょうか。
🐣理由① 株価がすでに底値圏だった
アストロスケールの株価は、決算発表前から上場後の高値を大きく下回る水準で推移していました。
同社が赤字企業であり、黒字化まで時間がかかることは、多くの投資家がすでに知っていた材料です。
そのため、赤字拡大の決算が出ても、
「今の株価なら、ある程度は織り込み済みでは?」
と考えた投資家がいた可能性があります。
🐣まろぴー
「悪い決算が出たかどうかだけじゃなくて、悪さが今の株価にどこまで入っているかも大切なんだね!💡」
今回の決算は厳しい内容でした。
しかし、現在の株価からさらに売り込むほどの、新しい失望材料ではなかったのかもしれません。
💰理由② 受注・内定済み案件が約363億円ある
今回の決算で注目されたのが、約363億円の案件残高です✨
内訳は、
✅ 正式に受注している案件:約258億円
✅ 受注内定済みの案件:約105億円
となっています。
足元の売上規模と比較すると、将来の収益源となる案件をかなり抱えていることが分かります。
🐣まろぴー
「363億円もあるなら安心だね!全部売上になるんでしょ?😍」
……と考えたくなりますが、ここには注意が必要です⚠️
約105億円は「受注内定済み」であり、まだ正式契約前の案件です。
また、正式に受注している約258億円についても、すぐに全額が売上や利益になるわけではありません。
プロジェクトの進行が遅れれば、売上計上の時期も後ろへずれます。
そのため、大切なのは363億円という金額だけではなく、
✅ 受注した案件を予定どおり進められるか
✅ 売上だけでなく利益も残せるか
という点です。
🐣まろぴー
「受注残は未来のごはん🍚 でも、ちゃんと料理して利益にしないとダメなんだね!」
💵理由③ 現預金が約349億円まで増加
赤字企業を見るうえで、もうひとつ大切なのが手元資金です。
アストロスケールは2026年6月に約306億円を調達し、第1四半期末の現預金は約349億円となりました💰
年間で大きな赤字が続く企業の場合、
「黒字化する前に現金が足りなくならないか」
という点が、株価の大きな不安材料になります。
今回の大型資金調達によって、研究開発や衛星製造を続けるための資金は大きく増えました。
🐣まろぴー
「349億円あれば、すぐに燃料切れという状況ではなさそうだね⛽🚀」
ただし、今回の資金調達には株式価値の希薄化というデメリットもあります。
また、今後も大幅な営業赤字が続けば、現金は少しずつ減っていきます。
「現預金が多いから安心!」と決めつけず、今後の現金減少ペースもしっかり確認しましょう🔍
🇫🇷理由④ フランス子会社が初の軌道上ミッションを受注
決算と同時に、フランス子会社による新規契約も発表されました🎉
フランス子会社は、Exotrailのサブコントラクターとして、Eutelsat OneWeb衛星の軌道離脱実証ミッションへ参加します。
契約金額は1,320万ユーロ。
実施予定時期は2029年から2030年で、フランス子会社にとって初めての軌道上ミッションとなります🛰️✨
🐣まろぴー
「日本だけじゃなくて、ヨーロッパでも宇宙のお仕事を獲得したんだ!すごい〜👏」
すぐに大きな利益を生む案件ではありませんが、日本、英国、米国に加えて、フランスでも受注実績を作れたことは中長期の期待材料です。
宇宙ゴミの除去や衛星の軌道離脱は、世界各国で必要になる可能性があります🌍
各地域の政府や企業から継続して案件を獲得できるかが、今後の成長を左右しそうです。
🔭通期予想は据え置き!でも今期も大幅赤字
会社は、2027年4月期の通期業績予想を変更していません。
📌 プロジェクト収益:125億円~170億円
📌 売上収益:70億円~90億円
📌 営業損益:90億円~99億円の赤字
📌 親会社の所有者に帰属する当期損益:96億円~106億円の赤字
🐣まろぴー
「売上はこれから増える計画だけど、今期に黒字化するわけではないんだね〜😅」
そうなんです。
通期では売上拡大を計画していますが、今期も大幅な赤字が続く見通しです。
なお、会社の通期予想は原則として受注済み案件を基に作られています。
新しい大型案件を獲得できれば上振れ要因になりますが、既存プロジェクトの遅延が続けば下振れ要因になります。
🔍次の決算までに確認したい3つのポイント
今回の決算だけで、アストロスケールの成長ストーリーが崩れたとは言い切れません。
ただし、まだ安心できる段階でもありません。
次の決算までに、特に確認したいのは次の3点です👇
① 遅れた収益が本当に計上されるか🗓️
会社の説明どおり一時的なずれなら、第2四半期以降にプロジェクト収益が伸びるはずです。
反対に、遅延が続けば、通期計画への不安が強まります。
🐣まろぴー
「次の決算では、“遅れていた分が入りました!”となるかが大切だね✨」
② 受注残が利益へ変わるか💰
受注残が増えても、案件を進めるための費用が大きければ利益は残りません。
今後は受注額だけでなく、売上総利益と利益率が改善するかにも注目です。
アストロスケールが本当に評価されるには、
「大きな契約を取れる会社」
から、
「取った契約で利益を出せる会社」
へ変わる必要があります。
🐣まろぴー
「受注のロケットは発射済み🚀 あとは利益の宇宙まで届くかだね!」
③ 現金がどのくらいのペースで減るか⛽
現預金約349億円は大きな安心材料です。
しかし、会社は今期も90億円を超える営業赤字を予想しています。
今後は各四半期の営業キャッシュフローを確認し、現金が想定以上のペースで減っていないかを見る必要があります。
🐣まろぴー
「宇宙へ行くにはお金がかかる!残りの燃料もしっかり確認しよう〜⛽🚀」
🐣まろぴーのまとめ
アストロスケールの2027年4月期第1四半期決算は、
📉 売上収益が前年同期比4.4%減
📉 営業損失が約27.5億円へ拡大
📉 最終赤字は約30.7億円
数字だけを見れば、厳しい内容でした。
それでも株価が一時971円まで下落したあとに切り返し、1,020円のプラス引けとなったのは、
✨ 赤字継続がある程度織り込まれていた
✨ 受注済みと内定済みを合わせて約363億円の案件がある
✨ 現預金が約349億円まで増えた
✨ フランス子会社が新規契約を獲得した
✨ 通期業績予想が据え置かれた
といった点が意識されたためだと考えられます。
🐣まろぴー
「赤字拡大でびっくりしたけど、受注も現金もある!だから市場も“すぐに夢が終わるわけではない”と判断したのかも🌟」
ただし、受注が多いだけでは黒字化できません。
約363億円の案件を予定どおり進め、売上と利益へ変えられるか。
ここが、今後のアストロスケールを見るうえで最大のポイントです。
現在はまだ「夢枠」の宇宙銘柄🌙
それでも、世界各地で実績を積み重ね、利益を出せる宇宙企業へ変われるのか。
🐣まろぴー
「夢枠のまま終わるのか、本物の成長企業になるのか……!次の決算も追いかけるよ〜🚀✨」
アストロスケールの黒字化までの道筋や、受注残363億円の見方については、こちらの記事で詳しく解説しています👇
👉 アストロスケールはいつ黒字化する?受注残363億円でも赤字が続く理由|10年後も「夢枠」なのか

SpaceXの成長と宇宙ゴミ市場の関係については、こちらの記事をご覧ください👇
👉 SpaceXが伸びるほどアストロスケールに追い風?2社の違いと宇宙ゴミ市場

参考資料:アストロスケールホールディングス「2027年4月期第1四半期 決算短信・決算説明資料」「フランス連結子会社における軌道離脱実証ミッションに係る契約獲得に関するお知らせ」
※本記事は公開情報を基にした情報提供を目的としており、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。



コメント